2014年12月7日日曜日

チャンピオンズC展望 2014


新設G1で当然データがないので、とりあえずは同舞台のG2東海Sのラップを
確認しておきたい。

2014 12.6-11.2-12.4-12.1-12.1-12.1-12.7-12.2-13.0
2013 12.6-11.0-12.4-12.2-12.2-12.4-13.0-12.5-12.7

参考:東海Sのラップタイム



傾向(東海S展望の一部修正)
このコースの基本は、前半ミドルペースから、道中は徐々に加速していくような
展開になり、4コーナー~直線で一旦溜めて→しっかりと加速する形で、レース
全体としては前傾で上がりが掛かる格好。

この舞台は、スタート直後&上がりで2度坂を上り、向こう正面からはジワジワ
脚を使う展開になることで、額面以上に負荷が掛かる構造だと言えて、ラスト1F
までには全ての力を使い切るような、完全な持久力&持続力勝負になる。

また上級クラスになると、下級クラスと比較して前半&道中(特に後者)が速く
流れる傾向があって、実際に東海Sでは、両年ともに前掛かりでかなり締まった
展開になっており、その水準で追走しても直線(坂)でしっかりした脚を使える
…というくらいの高い地力が問われる。

当然今回はG1で、メンバーレベルもグンと上がるので、コースの傾向から考慮
すれば勝負所までの厳しさが更に増すはずだし、ハイペースの追走という部分を
まずはしっかり重視して、そこから勝負所での脚(切れ)、ラストの惰性力…と
いったあたりの要素を上乗せできるタイプを選びたいところ。


好走の条件…かも知れない
・高い持久力&持続力を備えていること
・(切れがあること)


予想

◎ワンダーアキュート
ハイペース戦に対するの裏付けとしては、スマートファルコンの2着だった時の
東京大賞典の内容が、全馬の中でも最高峰の扱いになるし、元々スピードよりも
持久力勝負でこそというタイプなだけに、厳しい展開から→最後粘り勝負になる
ここは持って来い!とも言える舞台。
JCダートは届きそうで届かなかったが、舞台を(阪神で間に合わなかった馬が
前進する)中京に移して戴冠…というイメージは十分描ける。期待してみたい。

○ローマンレジェンド
同舞台のジュライSの内容は相当に強くて、そのレースの(個人的な)メモにも
「天下獲る!」と書いてあったりするし、実際にそのパフォーマンスを考えると
ここ2年の東海Sよりも普通に上の扱いなので、当然評価はしておきたい存在。
あとは状態面で、エルムSからの直行というのがどうか…という部分もあるが、
休み明けの方がむしろ好成績の経歴ではあるし、一応問題なしとしておきたい。

▲インカンテーション
同舞台の濃尾特別で、道中締まった流れから→上り坂でしっかり脚を使うことが
出来ていて、適性面では問題なさそうだし、BSN賞の超ハイペースを積極的に
追い掛けて完勝した内容は相当強く、厳しい展開も十分にこなせる。
走法的な問題で、最後の惰性の部分がこのメンバー相手にどこまで通用するか?
というのはあるが、今の状態ならやはり好走はしてきそうな印象。

注ニホンピロアワーズ
前走に関しては、みやこSとしてはそこまでスピードに寄った訳ではないので、
結局物足りないことには変わりないのだが、一応休み明けという言い訳は立つ。
それを度外視すれば、この1年の成績に関しては切れ負けしていることが多く、
東海Sのような厳しい展開では完勝しているように、地の強さがしっかりと問わ
れてこそ…という見方はできる。ならばここで何か出来る可能性もありそう。

△グレープブランデー
前走は相当厳しい展開を好位から進めて、最後もジワジワ浮上してきていたし、
一応は復調とみなしていいのかも知れない。
状態面での問題がないのであれば、元々惰性が効くタイプで、この舞台では当然
東海Sのパフォーマンスがあるので、やはり上位扱いにはなるし、浮上の可能性
としては考えておきたい1頭。

△コパノリッキー
前走は、時計自体は凄いし、(そのタイムが出るのだから)それなりの水準では
流れているのだろうが、終いから4F目のラップが12.8秒で上がりが35秒台なので
当然勝負所で大きな加速が入ったはず。
ここ4戦の他のレースに関しても、基本的に切れ(or上がり)勝負ばかりだし、
本当の地の強さが問われてどうなのか?という感覚。⇒あと1回疑ってみたい。

☆ナムラビクター
同舞台では御嶽特別で締まった展開から力強い脚を見せた経験があるので、適性
的にはとりあえず問題ないし、浮上の可能性もなくはない。
それでもこのメンバー相手だと、単純に示しているパフォーマンスで少し見劣る
部分があるし、結局強くは推し切れない印象にはなる。

☆ホッコータルマエ
昨年の同舞台東海Sでは、3着なので一応格好はつけているものの、道中かなり
脚を使う形から→最後の部分が少し物足りない内容だった。
そのパフォーマンスから言えば、もう少し純粋に切れやスピードが問われた方が
いいイメージだし、重厚過ぎるこの舞台にピッタリという訳にはいかなさそう。





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