2017年10月8日日曜日

毎日王冠展望(ラップ傾向&予想)2017



過去のラップタイム


2016 12.5-11.3-12.0-12.5-12.0-11.8-11.4-11.5-11.6
2015 13.0-11.2-11.7-12.0-12.0-11.7-11.0-11.3-11.7
2014 12.9-11.0-11.5-11.7-12.0-11.8-11.2-11.3-11.8
2013 13.0-11.0-11.5-12.7-12.6-12.6-11.1-10.9-11.3
2012 12.7-10.8-11.0-11.5-11.8-11.8-11.5-11.7-12.2
2011 12.8-11.5-11.8-12.6-12.4-12.0-10.9-11.1-11.6
2010 12.9-11.2-11.4-11.5-11.9-12.0-11.1-12.1-12.3
2009 13.0-11.3-11.5-12.2-12.0-11.7-10.9-11.1-11.6
2008 12.7-11.5-11.6-11.9-11.6-11.5-10.5-11.3-12.0
2007 12.9-10.6-10.9-11.5-11.6-11.9-11.4-11.6-11.8

過去10年の平均ラップタイム
12.84-11.14-11.49-12.01-11.99-11.88-11.10-11.39-11.79
1.45.63




ラップ傾向

(過去記事の転載)

ラップタイムを見れば、前半はミドルペース、道中は極端に速くも遅くもならず
一定のスピードを保って流れて、ラスト3Fで一気に加速する形の上がり勝負。

基本的には毎年上がりが速くなっているように、(実質)前半~道中がそれほど
厳しくなる訳ではないのだが、開幕週の速い馬場で行われることで、レースを
通して11秒台を刻み続けるような(実際に)速いラップ…になりがち。

したがってここでは、スピード領域の問題で純粋な持久力(有酸素運動能力)の
高さで勝負したいタイプでは少し忙しくなる可能性があって、まずはスピードや
持続力などのマイラー的な資質を備えていることを重視したいイメージ。

脚質に関しては、速い馬場で一応一旦落ち着く展開なので、当然前が有利だが、
このコースで逃げ切るのはなかなか難しいので、少し控えた好位の馬あたりが
最も勝ちに近いイメージ。


好走する条件
・スピード(先行力)があること
・持続力(&切れ)が必要



予想

昨年は差し馬がわんさか浮上した訳だが、今年も土曜のレースを見る限り、
地力があれば前からでも残るが、基本的には差し馬優勢に思える。
(シャタリングで)切り刻まれた馬場はまぁ偉大。
これが来年以降も続くようなら、↑で示した(10年単位での)傾向も変えて
いく必要があるかも知れないし、その見極めという意味でも注目したい。

◎サトノアラジン
元々この舞台では、地力&しっかりとした決め手を示していて、ラップ的に、
勝負所で一気に加速しての→右肩下がり…という形になる部分でも、惰性力の
高いこの馬には、本質的に向いている。
大外枠だが、スムーズに運べるという点では安田記念と同様にプラスだし、
(そもそもデータ的に、東京1800mの8枠は悪くないが)
差しが決まる馬場ならば、とりあえず問題はないはず。
ダービー馬よりも斤量を背負わされるのは微妙だが、ここでは展開に依らない
強みがあるし、強く推してみたい。

○ソウルスターリング
オークスのパフォーマンスはかなり高く、今回のかなり揃ったメンバーの中に
入っても、とりあえず地力で見劣りすることはない。
それでいて斤量は53kgなのだから、ここは当然有力。
ただし、突き抜けるような切れを発揮したことがないので、イメージとしては
展開に圧を掛けるかor仕掛けを早めれば勝ち切って、逆に溜めれば差されそう
…というような雰囲気で、結局はルメールJの考え方次第。
(どちらに転んでも軸としては十分機能するだろうが)

▲グレーターロンドン
安田記念では、スタートで後手を踏んだことで、前半でかなり脚を使う格好に
なり、そこから道中~上がりも高い水準でまとめての好走。
(特に前半の部分で)これまでとは一線を画した内容と言えるし、とりあえず
地力では、他のG1馬たちと同列で扱える。
その時と比べて、ここは比較的ゆったり入るので、元々示していた突き抜ける
ような脚を使えてもいいだろうし、ソウルスターリングが半端な競馬をした
場合、(スタート次第だが)ベストポジションにいる可能性もある。頭も。

注マカヒキ
とりあえず切れ方向の舞台自体、(超スローのニエル賞はともかく)ダービー
以来の久々で、しばらく合わない舞台を転戦していた…という点で、昨年の
ルージュバックに近いイメージがある。
マイル寄りのスピードレースになるとさすがに難しいが、差し馬に向く馬場で
シンプルに切れを発揮出来る展開になれば、頭まで十分可能性はありそう。
内枠なので、一旦下げて→外を回して…というロスはあり得るが、ワンテンポ
遅れた仕掛けからの突き抜け…というのもまたあり得る。

△リアルスティール
中山記念は、スローから→勝負所のコーナーが高速になって、内の馬が有利に
なったレース。その中でこの馬は、中を進み、元々大きなフットワークをする
タイプ的にも、速いコーナリングに対応し切れなかった印象。度外視。
それを除けば、昨年の天皇賞でしっかり決め手を発揮した内容は、ここの脚の
使い方に近いものがあるし、本来の実力も考慮すれば当然上位の扱い。
ただし今回は、スピードに寄った展開になればマイルG1馬がいて、ゆったり
流れて切れ勝負になればダービー馬がいる。勝ち切るまではどうか。




- PR -

0 件のコメント:

コメントを投稿

- PR -