2019年2月21日木曜日

フェブラリーステークス回顧(ラップ分析)2019


まとめ
  • 前半落ち着いた流れから→上がりで大きく加速する展開。
  • 切れが問われた。

フェブラリーS結果

インティ1.35.6 35.4 01-01
ゴールドドリーム1.35.6 34.8 06-06
ユラノト1.36.3 35.5 06-06
モーニン1.36.5 35.9 05-03
コパノキッキング1.36.6 35.2 13-14

天候:晴 ダート:良
上り4F:47.6 3F:35.4
前半4F:48.0 3F:35.8
12.4-11.5-11.9-12.2-12.2-11.6-11.4-12.4




レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半がかなりゆったりと流れて、道中は平均くらいに
落ち着きつつ→上がりで大きく加速する展開。

今回の特徴は、言うまでもなく前半の遅さ。前3F⇔後3Fで後傾の形になったのは
2014年以来のレース史上2回目。一言で、特殊な展開。
適性的には、当然、切れが問われた。

それでも上位2頭が後ろを大きく突き放し、後半をしっかりと上げているため、
レース自体の水準は低くなくて、力はやはり反映されている。
言ってみれば、2頭が「G1馬の切れ」を示したレース…という雰囲気。

もちろん、今回のメンバーには他にもG1馬は複数存在するのだが、単に地の
強さというだけではなく、自ら決め切ってしまえる性能の高さ。それを持って
いるのが、ここではインティ&ゴールドドリームの2頭だった。

例えば、前述2014年の上位は、(交流)G1を勝ちまくったコパノリッキー&
ホッコータルマエ。王者クラスにはその"切れ"は必ず必要になる。
ゴールドドリームは今更言うまでもないが、インティにもその資格は十分にある
ものとして、この先見守っていきたい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

インティ
楽な逃げからの押し切りだが、性能の高さをしっかり示しての勝利。
リズムとして、一本調子になってしまいそうな雰囲気の走り方だが、それでも
後半しっかりと上げられるというのは、運動神経&中身の良さがあってこそ。
この先は、例えば2000mに延長してもしっかりと溜めが効くか?とか、持ち前の
スピード面が殺される可能性のある地方ダートにどこまで対応出来るか?とか、
前半速い流れから→上がりでもう一脚を使えるか?など、まだまだ未知の部分は
多いが、上記のように、王者クラスになれるだけの資格はある馬。
当然しっかりと注目していきたい。

ゴールドドリーム
ロスなくじっくり…というルメールJらしい好騎乗ではあるが、メンバー中で
唯一34秒台の脚を使って→しっかり迫り、さすがの性能の高さを示した格好。
切れ勝負でこの馬が強いことは今更…ではあるので、書くことも特にはないの
だが、その方向性のレースでも、ルヴァンスレーヴとインティの存在によって
安泰では全くなくなった。戦いがいのある1年にはなりそう。

コパノキッキング
何だかんだゴールドドリームの方が速い上がりを使っているのだから、あまり
大きいことは言えないが、コース取りの差はあったし、後方から→良く浮上した
5着ということにはなる。
とりあえずは、ある程度の溜めは効く…ということを今回証明できた訳なので、
次は(マイル以上で)しっかり引っ張られての→持久力&持続力の部分。
まだ4歳。課題を1つずつ克服していけば、G1に手が届く可能性はありそう。



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