2021年9月9日木曜日

新潟記念回顧(ラップ分析)2021


まとめ
  • (実質)道中まずまずの水準から→徐々に&大きく加速する展開。
  • 一定の持久力&切れ&持続力が問われた。

新潟記念結果

マイネルファンロン1.58.4 33.4 15-15
トーセンスーリヤ1.58.5 33.9 10-10
クラヴェル1.58.5 33.7 13-13
ヤシャマル1.58.5 33.9 10-10
ラインベック1.58.7 34.6 02-02

天候:晴 芝:良
上り4F:46.2 3F:34.4
前後半1000m:60.0-58.4
12.9-10.9-11.5-12.2-12.5-12.2-11.8-11.3-11.0-12.1



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半ある程度速い流れから、道中は早い段階で一旦落ち
着いた展開で、そこから徐々に&大きく加速という形。

今回のラップでは、逃げ馬がつけた緩急が目立っているが、後続は早い段階で
少し溜めた格好で、実際はもう少し平均的に脚を使った扱い。そして(前との
差を詰めるために)道中ではそれなりに高い水準のラップを踏んでいて、やはり
一定以上の持久力は問われた。

後半に関しては、大きくペースアップする形で当然切れが必要になった訳だが、
瞬間的にというよりも、時間を掛けて(上げられない馬を振り落としながら)
加速していくサバイバル的な展開になったため、持続力も併せ持っていることが
重要になったイメージ。

脚質的には、道中以降は(実質)息を入れづらかった…という部分で、前の馬
には難しくなって、それに加えてやはり最終週ということもあり、シンプルに
外を通った馬が優勢になった。

この先に向けては、レース自体はある程度高い水準になっているので、上位の
力をまずは認めつつ、あとは位置取り、コース取り、斤量など、各馬それぞれの
条件を考慮して、細かい上げ下げをしたいところ。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

マイネルファンロン
飛ばした前走から一転、前半は完全に受け流しつつ、道中を高い水準で進めて
→直線大外から決め手を発揮しての差し切り。
普段とは違う競馬ということもあるが、ここへ来て新味を出した格好にはなる。
(以前もっと速い上がりを使ったことも1度だけあるが)
新潟最終週でのこの競馬がどこへつながるのか?は微妙だが、3コーナーからの
サバイバルになりがちな福島で、しっかり控える競馬なら…可能性はあるかも。

トーセンスーリヤ
中団外から、じっくりとした入り方をしつつ、後半徐々に進出して→直線は大外
からしっかり浮上しての…2着。最後は完全に目標にされた格好だし、差された
ことは仕方のないところ。
トップハンデで、他の上位馬と比べて斤量を背負っていたことを考えれば、その
実力は当然認められるし、とりあえずはこの手の競馬が出来た…ということを
シンプルに評価しておきたい。
次走がどこになるのか?分からないが、これまで&今回の内容の合わせ技で→
(積極策なら)東京でも…とは思える。動向に注目したい。

ラインベック
斤量面では恵まれていた方ではあるが、上位は2桁の通過順だった馬がズラリ
という中で、好位から唯一の掲示板確保。力を示した。
これで古馬水準の数字もしっかりと記録した訳だし、この先も当然注目したい
ところだが、あとは適鞍がどこか?という問題。(もちろんこの舞台は○)
個人的には(今回の内容からも)マイルでもう1度見てみたいところだが…。



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