2021年9月12日日曜日

京成杯オータムハンデキャップ展望(ラップ傾向&予想)2021


まとめ
  • 前半から速くなって、道中も全く淀みのない展開。
  • 高いスピード持続力が問われる。
  • 予想◎カラテ

過去のラップタイム

2020 12.4-11.1-11.5-11.7-11.6-11.7-11.7-12.2
2019 12.3-10.6-10.4-10.9-11.2-11.4-11.5-12.0
2018 12.5-10.7-11.5-12.2-11.2-11.4-11.5-11.4
2017 12.5-10.9-11.2-11.2-11.3-11.5-11.6-11.4
2016 12.5-11.2-11.4-11.3-11.6-11.7-11.5-11.8
2015 12.7-11.3-11.4-11.6-11.7-11.5-11.3-11.8
2014 12.8-10.9-12.2-12.1-11.9-11.1-10.7-11.6 新潟開催
2013 12.6-10.6-10.8-11.2-11.5-11.5-11.9-11.7
2012 12.2-10.9-10.9-11.1-11.1-11.2-11.5-11.8
2011 12.0-11.0-11.0-11.1-11.5-11.7-11.8-11.8

過去10年の平均ラップタイム(2014年は除く)
12.41-10.92-11.12-11.37-11.41-11.51-11.59-11.77
1.32.10



ラップ傾向

(過去記事に一部加筆)

ラップタイムを見ると、前半から相当に速くなることも多く、道中もほとんど
緩まずに淀みのない流れとなって、ラストはそのままスピードを維持するか、
やや落ちるという形。

とにかくここは、向正面の下りに差し掛かる3F目が止まらないことに由来する、
前半~道中の速さが大きな特徴となっていて、ほぼ確実に最初から最後まで速い
スピードを維持する展開となって、相当な持続力が必要とされる。
(まともな上がり勝負というのは本当に稀な舞台)

脚質的には開幕週ではあるが、少し緩めに作る今の馬場によって、前から押し
切るのは難しくなっていて、前半少し受け流しつつ→道中~上がりでしっかり
持続出来るタイプを中心に考えたいところ。

※ここ2年は前が押し通しているが、展開や馬場による部分もあるので、それを
傾向に反映させるのは少し待ちたい。


好走する条件
・相当な持続力を持っていること



予想


◎カラテ
東京新聞杯や関屋記念でも、道中が淀みのない流れになってしっかり好走して
いるが、持続方向に特化したタイプ的に、やはりこの手の舞台でこその馬。
実際に若潮Sはかなり強い内容で、パフォーマンス(個人的な指数)的にも、
そこが経歴上ナンバーワンの扱いになる。(斤量を考慮しても)
ここ5年は、出走取消になった2017年を除くと、全て10番枠の馬が勝っている
レース(馬場的にその辺りがハマる?)。条件は揃った。期待しておきたい。

○カテドラル
中京記念は、基本的にロスなく回すことが重要になった中で、4角大外を回して
&煽りを受ける形でかなりの距離ロスをした格好から→しっかりと2着に浮上。
この舞台でもダービー卿CTで、ぶん回しつつも→しっかりと浮上しているし、
道中~上がりの部分での信頼度は高い馬。
内枠からどう捌くか?という問題はあるが、浮上の可能性は当然考えたい。

▲グレナディアガーズ
朝日杯FSでは、完全に一貫したラップを刻みつつ→G1制覇。
NHKマイルCでも、前半~道中で高い水準のラップを踏んでの→粘り込み。
持続力を備えていることに疑いの余地はないし、適性は合っているはず。
3歳馬としては斤量を背負う立場で、現段階ではパフォーマンス的にもう1つ
更新する必要はあるが、それは成長で十分補える範疇。当然可能性は考えたい。

注グランデマーレ
関屋記念は、他も止まらず、そこまで目立った伸びとはならなかったが、道中~
上がりで高いパフォーマンスを発揮して、最後ジワジワと詰めての5着。
元々新馬戦から性能を示しつつ、葉牡丹賞で地力を発揮して(2000mの2歳
レコード)、素質の高さを見せていた馬だが、マイル&古馬の水準でも十分に
戦える…というところまで遂に到達。斤量も軽くなるし、前進に期待したい。

△バスラットレオン
同舞台NZTは、淀みのない流れの中から→後半しっかりと上げる形での圧勝。
数字的に横の比較をすればそこまで高い扱いにはならないのだが、適性は当然
合っているだろうし、そもそも若い馬なので、ここであっさりと更新してくる
可能性は十分に考えられる。
扱いとしてはこの位置に止めるが、しっかりと注目していきたい存在。

△マルターズディオサ
単純に中山では2戦2勝。ともに後傾の内容ではあったが、阪神Cのスピード
水準で、積極的な競馬から→粘ったことを合わせて考えると、とりあえずマイル
ならここの方向性…という雰囲気にはなる。
実際に示している数字の比較から、扱いとしてはこの位置になるが、4歳秋で
更新があれば、勝ち負けに加わる可能性は当然あっても良さそう。

△マイスタイル
ダービー卿CTは、逃げて締まった展開を演出しつつ→粘り込んでの4着。
その時は1年振りのレースだったし、ここへの適性はやはり高そう。
前走も、マイペースから→締めつける逃げで好走。状態も問題ない。
今回は他に前に行く馬もいるため、展開&位置取りがどうなるか?分からない
ところはあるが、残る可能性は考えておきたい。

△カレンシュトラウス
前走は、道中を高い水準で進めつつ→上がりをしっかりとまとめての勝利。
ここは昇級初戦となるが、水準としてはとりあえず戦えても良さそう。
馬体の見た目や、ルーラーシップ&アグネスワルツの名前からは、どうしても
パワー系に思えてしまう部分はあるものの、一応時計への対応は出来ているし、
3連勝の勢いそのままに、浮上する可能性は考えておきたい。



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