フィリーズレビュー展望（ラップ傾向＆予想）2023

まとめ

• 前半が速くなり、その後淀みなく流れつつ→最後は落ちる展開。
• 持久力＆持続力が問われる。
• 予想◎ルーフ

過去のラップタイム

2022　12.0-10.5-11.0-11.4-11.5-11.7-11.8　33.5-35.0
2021　12.1-10.5-11.1-11.5-11.5-11.8-12.2　33.7-35.5
2020　12.0-10.4-11.0-11.6-11.5-12.0-12.5　33.4-36.0
2019　12.2-10.8-11.9-11.9-11.7-11.3-12.2　34.9-35.2
2018　12.3-10.3-11.1-11.7-12.0-11.9-12.2　33.7-36.1
2017　12.0-10.2-11.3-12.0-11.8-11.7-12.0　33.5-35.5
2016　12.2-11.2-11.6-12.2-11.7-11.5-11.7　35.0-34.9
2015　12.2-11.0-11.5-12.0-11.7-11.8-12.3　34.7-35.8
2014　11.9-10.9-11.8-12.1-11.7-11.4-12.5　34.6-35.6
2013　12.3-10.9-11.7-11.8-11.3-11.9-12.2　34.9-35.4

過去10年の平均ラップタイム
12.12-10.67-11.40-11.82-11.64-11.70-12.16
1.21.51　34.19-35.50

ラップ傾向

（過去記事の転載）

ラップタイムを見ると、前半が速くなって、その後はある程度速いスピードを維持しつつ淀みなく流れて、最後少し落ちる形。

とにかくここは、この時期の牝馬としてはかなりのハイペースから→上がりの時計が掛かる、スプリントに近いイメージのレースになり、そうなれば当然持久力＆持続力という要素が大きなウェイトを占める。

したがって桜花賞トライアルとして考えた場合、ここの展開にぴったり嵌ってしまうような馬だと、気性的な問題や勝負所での切れなどの問題で、本番では適性的に微妙…ということにもなりかねない。

つまりこのレースは、確実に地力の高さが測られるレースではあるが、桜花賞に向けては、届かないはずの位置から差し切ったとか、適性が合わないにも関わらず結果を出した…など、他とは明確に区別できる"スケールの大きさ"のようなものが見たいところ。

もちろんそのような形でＦレビューを制するような馬は、本番でもかなり有力だと、逆説的には言えるのかもしれない…。


好走する条件
・持久力＆持続力があること

予想

◎ルーフ
前走のような6F戦の速い流れにもしっかり対応しつつ、東京7Fの少し溜める形の競馬（水準は高い）もこなしている。それらの合わせ技で、この舞台にはハマって良さそう。
距離延長で勝ち切るのは少し難しさがあるレースだが、個人的な指数では一応１つ上という扱いになっているし、ここは期待も込めて推し切っておきたい。

○ブトンドール
ファンタジーＳは、後方から外を回しつつ→最後しっかり詰める形での２着。改めて一定の地力＆持続力を示した。
キビキビとした脚の使い方で、前走のマイルは少し適性外という雰囲気だったし、今回は積極的な競馬をしそうな馬が結構いて、展開的にもハマる可能性が十分。当然注目。

▲リバーラ
同舞台ファンタジーＳは、途中少し溜めた部分はあったものの、スタートで脚を使いつつ→直線もしっかり持続させる形での押し切り。その時の内容で考えれば、やはり上位。
前走・阪神ＪＦに関しては、かなりのハイペースを好位から進めた内容なので度外視でいいだろうし、ここで巻き返してくる可能性は考えたい。

注イコノスタシス
フェアリーＳは、速く＆締まった展開の中で、好位から→積極的に捕まえに行った格好。最後は続かずに８着に終わったものの、ラスト1Fまでの内容を考えれば、距離短縮に対しては十分つながって良さそう。
内枠を引いて、ロスなく＆少しでも溜めるような競馬をすれば、面白そうではある。

△ポリーフォリア
前走は、道中まずまずの水準で進めつつ→上がりをしっかりまとめての勝利。キタサンブラック産駒らしく、最後の惰性部分でもう一伸び…という姿も見せていたし、一定の力は十分に感じさせる内容だった。
東京とは違う、ここの一貫した流れへの対応は未知数だが、注目はしておきたい。

△サラサハウプリティ
前走は、道中まずまずの水準から→上がりをしっかりとまとめた内容。結果は６着ではあったが、パフォーマンス的には十分上位に扱える。
同舞台のファンタジーＳでも、とりあえず掲示板は確保できているし、ここでも浮上してくる可能性は考えておきたい。