2009年4月15日水曜日

桜花賞回顧 2009


レース総括
■前半は速くて道中が緩みラストは上がり勝負
■勝負所での切れと末脚の持続力が問われた


桜花賞結果
ブエナビスタ1.34.033.316-16
レッドディザイア1.34.133.712-12
ジェルミナル1.34.333.814-14
ワンカラット1.34.434.012-12
ルージュバンブー1.34.434.211-10
アイアムカミノマゴ1.34.534.609-08
レディルージュ1.34.734.509-10
ダノンベルベール1.35.035.406-04

天候:晴 芝:良
上り4F:47.1 3F:34.9
前半4F:46.9
12.4-10.8-11.7-12.0-12.2-11.7-11.6-11.6




レース詳細
ラップタイムを見れば前半は昨年並みに速くなったが、道中は逆に一昨年並みに
緩んで、勝負所ではそれほどの加速は示さなかったものの、ラストは速い
スピードを維持したままゴールを迎えるという流れ。
要は過去2年のラップを足し合わせたような形となったわけだが、結果は
ポジションによってその明暗が分かれた形となった。

まず先行馬にとっては前半の速さ故にいくら道中が緩んでもこれだけの上がり
勝負に対応するのは難しく、それで好走できるような馬がいれば高い評価が
できたのだろうが、実際にはほとんどの馬が最後は馬群に沈む形となった。

それに対して差し馬は前半の速さは鞍上次第で受け流すことができたので、
そうなれば緩い道中でしっかりと脚を溜められたはずで、完全な上がり勝負に
徹することができた。
したがって持久力はほとんど問われず、上がりの性能さえ高ければ上位に
食い込めるという内容だった。

また今回差し馬がズラリと上位を占めた理由は、外差しが決まりまくる特殊な
馬場事情も大きく影響したと思われるが、それをかなり意識して控えた競馬を
選択した関西騎手と、敢えて積極的に行った関東騎手(全てではないが)という
構図も窺えなくはない。

このレースが今後につながるかどうかは道中が緩いために持久力が問われず、
その点では基本的に疑って掛かった方がいいとは思うが、上がりの性能だけは
(勝ち馬は別格としても)十分に信用してもいい…といったところ。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ブエナビスタ
道中で一旦下げて外に出して…とか余計な動きをしておいて、他の馬も
軒並み33秒台後半~34秒台前半の脚を使っているところをもう1段階上の
スピードでまとめて交わしているのだから文句のつけようもない。
それでも敢えて言うならば、上がりで34秒台半ばくらいの脚を使う先行馬が
いたとしたら意外と危ない感じもしなくはない。
(現状、周りを見渡してもどこにも存在しないが…)
さらに前半が本当に厳しい流れをまだ経験していないのでその点は今後
克服するまで注意深く見守る必要はありそう。
まあこうやって揚げ足取りのように不安点を挙げるのは簡単だが、それを
ことごとく跳ね返していくのがまた名馬の証明でもある訳なので、この先は
できればそうなることを期待したい。

レッドディザイア
上がりの性能だけなら前2走で証明していた訳でしっかりと脚を溜められる
ようならこれくらいの上がりが使えて当然だが、道中の追走に目を向けると
今回ほんの少し道中の速さを更新したというくらいの扱いで、引き続き
持久力の点での不安は払拭できていない。
もちろん道中でしっかり溜められる展開なら今後も良い結果が得られる
だろうが、オークスでは東京なのに持久力の高い馬が残り、その裏づけの
ない馬が飛ぶという傾向があったりするので、この結果を真正直に受け
入れるのは少し危険を伴う。

ジェルミナル
このくらいの道中ならば切れる脚が使えることは証明済みで、同コースの
阪神JFとチューリップ賞で戦略と流れが裏目に出続けていた同馬だが、
今回はそれがしっかり決まったこともあってこの好走につながった。
この馬もレッドディザイア同様に持久力の面での不安があって、その実力を
信用するのはもう1戦見守ってからという方が良さそうではある。

ワンカラット
いつもある程度積極的に行く馬がかなり控えた競馬をしていて、それが流れに
ピッタリとはまったのだからここは鞍上の差分によるところも大きいとは
思うが、それでも前走で厳しい流れを受けて立って押し切ってその持久力
の高さを証明したのに続いて、今回は緩い流れで折り合って上がり性能も
発揮して見せた。
しかも直線では進路を確保するのに時間が掛かっており、そこがスムーズに
いっていれば、少なくとも外を真っ直ぐ伸びてきた2、3着馬とはもっと
良い勝負が出来ていたはず。
この結果を受けてもブエナビスタを除けば能力では最上位だと言えて、
今後はさすがにマイルの方に行くのかもしれないが、引き続き注目して
おきたい存在であることは間違いない。




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