2010年8月1日日曜日

小倉記念展望 2010


過去のラップタイムは以下の通り。

2009 12.2-10.9-11.6-12.4-12.1-11.6-11.7-11.6-11.8-12.4
2008 12.4-11.2-11.2-12.6-11.9-11.8-11.8-11.5-11.6-11.9
2007 12.4-11.2-11.3-12.6-12.1-12.0-11.8-11.6-11.6-12.1
2006 12.4-10.9-11.4-12.4-11.9-11.7-11.8-11.8-11.7-11.8
2005 12.2-10.6-11.5-12.3-11.8-11.7-12.0-12.2-12.2-11.5
2004 12.2-10.8-11.5-12.5-12.2-11.9-11.7-11.6-11.7-12.4
2003 12.5-11.0-12.3-12.6-12.4-12.0-11.8-11.7-12.3-12.1
2002 12.3-10.9-11.2-12.1-11.5-11.9-12.3-12.2-12.5-12.8
2001 12.6-11.2-11.7-12.4-12.3-11.8-12.0-12.0-12.1-12.1
2000 12.4-11.0-11.2-12.2-12.0-11.8-12.2-12.4-12.5-12.0

過去10年の平均ラップタイム
12.36-10.97-11.49-12.41-12.02-11.82-11.91-11.86-12.00-12.11
1.58.95




傾向
ラップタイムを見ると、前半やや速く、コーナー部分で一旦落ち着くものの
道中は淀みなく流れて、そのまま終いまで一定に近いスピードを維持する形。

このレースは、前半からある程度引っ張られて、その後もあまり息を抜けない
展開が基本となるため、当然のように持久力&持続力が必要になる。

ただし近年に関しては、上がりのスピードが少し速くなる傾向があって、実際に
勝ち馬の上がり3Fの平均タイムを見てみると、2000~2004年の35.86秒に対して、
2005~2009年は34.78秒となっているように、終いの部分を持久力で粘るという
よりも、最後までトップスピードを持続するというイメージに近くなっている。

したがって一定の持久力があって、長い脚を使えることが大前提ではあるが、
地が強く他力本願で差してくるようなタイプよりも、ある程度の決め手も備えて
いるタイプを中心に見ておきたい。


好走する条件
・一定の持久力は必要
・スピード持続力があること


予想
先行馬が多いという訳ではないが、メイショウレガーロとオースミスパークが
ハナを争えばある程度は速くなるだろうし、さらにオースミスパークが基本的に
道中を締めつけたいタイプなので、淀みのない流れから、隊列も長くなりそう。
そうなると、前半のスピードに対応出来て、早めに前を追い掛けても止まらない
ような長い脚を使えることが重要になる。

◎スマートギア
決め手はもちろんだが、道中からの持続力に関してもこのメンバー相手なら
十分主張できて、ある程度引っ張られる展開は歓迎。
あとは休み明けの鞍上次第。

○ニホンピロレガーロ
道中~上がりに掛けての持続力とそこから伸び切る力に関しては屈指の存在で、
長い直線での好走が目立つ馬ではあるが、意外とここの展開は合っていそう。
問題は前半のスピードへの対応という部分だが、昨年の新潟大賞典くらいの
追走が出来れば何とか届いてもいいはず。

▲ナリタクリスタル
小倉大賞典でもオースミスパークの作る展開にある程度対応していたし、前走
でも道中でかなり脚を使う展開を勝ち切っていて、流れ自体は向きそう。
ただしトップスピードの持続という点で勝ち切るには少し足りない印象。

注バトルバニヤン
前走の積極的に押し上げて行く形で3着まで粘った内容も評価できるし、
出世レースになったニューイヤーSの厳しい道中にも対応しているように、
スピード持続力に関してはかなりのものを持っている。
今回の流れなら多少なりとも控える選択が出来れば上位に食い込んできそう。

△ホワイトピルグリム
終いの部分の持続力だけを考えたらかなり有力に思える馬だが、どうしても
前半のスピードへの対応という部分で信頼まではしづらい。
少しでも溜めが入るような展開であれば。

△サンライズベガ
基本的には道中で少し溜めが欲しいタイプなので、前走のように控える形に
なるようであれば別だが、おそらく好位につけそうな今回は、前半~道中で脚が
削られて、最後まで続かないという可能性はありそう。

☆オースミスパーク
スピード持続力は相当なものを持っていて、小倉大賞典のように上手く後続の
脚を削る方向に持っていければ、相対的に残る可能性もあるのかも知れない。
ただし距離延長というのはどうしてもプラスに働くとは思えない。





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