2014年11月8日土曜日

アルゼンチン共和国杯展望 2014


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2013 7.5-11.0-11.4-12.5-12.6-12.1-12.4-12.2-12.1-11.9-11.8-11.6-11.8
2012 6.8-11.2-11.0-12.1-12.3-12.3-12.9-12.6-12.1-12.1-11.5-11.2-11.8
2011 7.3-11.1-11.7-12.2-12.6-12.6-12.5-11.9-11.9-12.0-11.5-11.7-12.5
2010 7.0-11.1-10.8-12.2-12.2-12.1-12.2-12.3-12.1-12.2-11.8-11.6-12.4
2009 7.3-11.4-12.1-12.5-12.5-12.3-12.1-11.7-12.0-12.3-11.0-11.8-11.9
2008 7.3-11.3-11.4-11.9-12.2-12.0-12.1-12.3-12.2-12.0-11.6-12.3-12.2
2007 7.3-11.2-11.3-11.6-12.4-12.1-12.3-12.7-12.6-12.2-11.5-11.4-12.3
2006 7.1-10.7-10.7-12.1-12.0-12.3-12.5-12.9-12.4-12.6-11.8-11.8-12.1
2005 7.2-11.4-11.7-12.8-12.5-12.3-12.5-12.5-12.2-11.9-11.7-11.4-12.3
2004 7.7-11.5-12.0-12.3-13.4-13.2-12.8-12.6-12.0-12.0-11.3-11.3-11.7

過去10年の平均ラップタイム
7.25-11.19-11.41-12.22-12.47-12.33-12.43-12.37-12.16-12.12-11.55-11.61-12.10
2.31.21




傾向(過去記事の一部修正)
過去の平均ラップタイムを見ると、スタート直後はミドルペースくらいで入り、
道中はこの距離だけに一旦は落ち着くものの極端には緩まない展開で、3~4
コーナーで徐々にペースが上がりつつ、ラスト3Fで一気に加速して、直線はやや
右肩下がり…という形。

ここの特徴は、まずは道中の水準がある程度高いということで、追走で無駄な
脚を使わずにしっかりした決め手を発揮するためにも、やはり一定以上の持久力
(有酸素運動能力)がなければ好走は難しいと言えそう。

またこのコースなので、勝負所での加速について行けることももちろん重要には
なるのだが、終いの部分が少し落ち込む形になっているために、脚を使い切って
から→最後惰性を効かして踏ん張り通す力(結局は持久力、体幹の強さ)が強く
問われることになる。

したがってこのレースでは、(ハンデ戦ではあるが)厳しい展開によって地力で
劣る馬は振るい落とされて、しっかりと実力が反映される…と考えておきたい。


好走の条件
・高い持久力を備えていること
・(勝負所での切れが必要)


予想
土曜の競馬からは、先週と比べて少しだけスピードの方に傾いた印象もあるが、
それでも現状の馬場であれば、昨年、一昨年のようなラスト1Fが11秒台…という
競馬になるとは思えない。やはり真っ当な持久力勝負として考えたい。

◎ラブリーデイ
目黒記念は、結果的には最後交わされて5着だったが、深い芝で、道中の水準が
ある程度高く、上がりも長い脚が問われる展開…という前には厳しい条件の中で
番手から良く粘った格好なので、むしろ地力の高さを証明した内容だった。
元々最後の惰性は効くタイプで、ここの適性自体には嵌っていいし、少し間隔が
空いた状態は気になるものの、鞍上強化で相殺される思えば、推す価値は十分。

○マイネルメダリスト
春にはサンシャインS~目黒記念で高い持久力&持続力を示していた訳なので、
とりあえずここは、前走の負けが巻き返せるような内容なのかどうか?だけ。
その点、前走は小回り&ギリギリまで溜める展開で、元々コーナリングが少し
怪しく、地力勝負でこそ…というこの馬に合っていたとは言えず、勝負所以降の
場面場面で"乗り遅れた"ようなイメージだった。⇒普通に度外視していいはず。

▲ホッコーブレーヴ
宝塚記念は、内から止まらない気配は見せていたが、直線半ばで外から蓋をされ
→結果的に前が完全に詰まって終わり…という、ほぼ度外視できる内容。
それを除けば、持久力は春に証明した通りだし、馬体的にもブレない強みがある
ため、ここでは最後の粘り勝負に参加してさえいれば普通に浮上しそう。
休み明けの状態次第だが、とりあえず大きく下げる要素はない。

注フェイムゲーム
馬体的な特徴からも、前走のようなギリギリまで溜めて→しっかり加速する形は
合わないので、そこでの負けは普通に度外視していいだろうし、春のレースで、
持久力≒惰性力の高さは十分に示しているのだから、ここでは当然の上位扱い。
ただしタイプ的に、本来長い直線が良い…という馬ではないため、評価としては
とりあえずこのあたりに止めたい。

△クリールカイザー
昨年のステイヤーズSで掲示板に乗って、今年に入ってからも何だか良く分から
ない逃げを打った迎春Sも含め、常に崩れない競馬をしていて、一定の持久力は
とりあえず認められる。
この馬の場合、時計が掛かる条件の方が明らかに結果を出しているだけに、雨が
降って馬場の助けがあるようなら、もっと上位の可能性もありそう。







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