2018年5月31日木曜日

日本ダービー回顧(ラップ分析)2018



レース総括
■ゆったり入ったが、後半は徐々に加速していくサバイバル的な展開
■持久力&持続力が問われた


日本ダービー結果


ワグネリアン2.23.6 34.3 04-05-06-04
エポカドーロ2.23.7 34.7 01-01-01-01
コズミックフォース2.23.8 34.7 04-03-02-02
エタリオウ2.23.8 33.5 17-14-13-15
ブラストワンピース2.23.8 34.5 08-05-05-04
ダノンプレミアム2.23.8 34.6 03-03-02-04

天候:晴 芝:良
上り4F:46.3 3F:34.6
前半1000m:60.8
12.7-11.0-12.3-12.4-12.4-12.3-12.2-12.0-11.7-11.2-11.2-12.2




レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、(馬場を考えれば)前半は少しゆったりとした流れ。
しかし後半は、早い段階から徐々に&段階的にペースアップしつつ→ラスト
1Fは大きく落ち込む形。

今回の特徴は、後半の「美しい放物線を描きつつ→粘って→ストンと落ちる」
という展開そのもの。
次第に大きくなっていく加速の中で、なかなか息を入れられず、尚且つ早い
段階で脚を使い切る…という点で、サバイバル的な要素が大きかった。

適性的にも、上がり勝負と言えば上がり勝負だが、どちらかと言えば、切れ
よりも持久力&持続力が問われた印象で、落ち着いた入り方をしたものの、
力はやはり反映されたものとして考えたい。

脚質的には、前半ゆったりした中で、レースラップ自体が(普通であれば)
差し馬が刻むような形になっている訳なので、今回の後ろの馬は後方ポツン
…という競馬をしたようなもの。
となれば、それらは道中で脚を使い過ぎて→直線伸び切れなかった…という
パターン(4コーナーで外を回した馬は特に)。やはり前の馬有利だった。

また今回、個人的に気になったのは走法的な部分。
普通なら一息つける3~4コーナーが速くなったことで、直線ではどの馬も
なかなか鋭さを発揮できない状況。

その中で更にもう1段ペースアップする(特に上り坂)にあたり、キビキビ
とした脚使いが出来るタイプに向き、逆にスケール感のある、大きな走りを
するタイプほど(ギアチェンジが上手くいかず)苦労した印象がある。

実際に上位4頭の内3頭が450~460kg台で、それに当てはまらない2着の
エポカドーロも、馬格の割りには少し刻むような走りをする馬。
この点は、「なるほど!」と思わせられる部分があった(勉強になった)し、
今後の各馬の上げ下げをする上でも1つ気にしておきたいところ。

今回の場合、スローからの→単なる前残りではないので、上位の地力には
一定の信頼は置けるし、この先の活躍は十分期待できそう。
一方で負けた組も、走法や位置取り的に逆境の状況になった馬も多いので、
舞台が替われば、それらの巻き返しも当然あり得る。注目点が多い!!


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ワグネリアン
上記の通り、後半はキツい展開ではあったので、馬の力があってこそだが、
やはり、これまでとは違う高い位置取りにつけた鞍上の勝利でもあるはず。
その点、シンプルに後方からの競馬をしたステルヴィオあたりとは対照的な
内容で、普段ルメールJがしそうな競馬を福永Jがしたイメージ。
これは素直に称えたい。
(藤岡佑Jの初G1制覇に続いて…なので、こういう年なのかも。となれば
次は三浦Jあたりか)
この先に向けては、ピッタリ!と思える舞台があまりないので、考えるのは
少し難しいのだが、やはり1番はJCくらいか。
とりあえず、いずれはスケール的にどうか?という部分も出てくる可能性が
あり、斤量の恩恵がある今年の内に獲れるものなら獲ってしまいたい…かも。

エポカドーロ
前半をマイペースに持ち込めたこともやはり大きいだろうが、後半、戸崎Jの
「ついて来い!」的なペースアップから→しっかりと粘り込んだ格好。
鞍上も馬の短所を消す好騎乗だし、それに応えて馬も力を十分発揮していて、
人馬ともに、拍手を送りたいくらいの素晴らしい内容だったと言える。
この先に関しては、走法的に(オルフェーヴルがそうであったように)これ
以上の距離延長はどうか?という部分があるので、現時点では秋は何とも…。
(菊花賞は地力でこなせる場合も多いのだが)
いずれはやはり海外で見たい気持ちにはなるし、むしろメンバーが薄いかも
知れない今年の宝塚記念に出てしまっても面白そうだが…、それはないか。

エタリオウ
全コーナー2桁の通過順から唯一の浮上。3コーナー手前でインに入れて、
勝負所で外を回さなかった鞍上の好騎乗でもあった。
(他2人の外国人Jが外を回したのとは対照的)
もちろん馬の方も、改めてその持続力の高さを示した格好で、今後菊花賞に
向けても、今回の道中~上がりで示したパフォーマンスは、大きな裏付けに
なっていきそう。
その時期はボウマンJはいないので、オペラオー以来のG1(それも不思議
だが)という部分で、和田Jに戻っていればいいな…というのは勝手な願望。
(適性合っていそうなノストラダムスもいるが…)

ダノンプレミアム
好位インの絶好のポジションにつけながら→直線は変化をつけられず。
息の入らない展開になった点で、中間に一頓挫あったことが影響した可能性も
やはり否定できない。
ただ、上の文脈で「苦労した」と表現したのは、この馬も含めた5~7着馬。
それ程にフットワークの良さは目立っていたし、ポケットの中の窮屈な所で、
それを活かし切れないままレースが終わってしまった…ようにも見えた。
したがって、現時点では(個人的に)その強さは全く疑ってないし、この先
普通に巻き返してくるものと考えたい。
もちろん菊花賞向きとは言えないだろうし、2冠ともに逃した中では、そこに
向かう意味もあまりないので、是非とも天皇賞で見たいところ。




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