2018年9月22日土曜日

神戸新聞杯展望(ラップ傾向&予想)2018



まとめ
  • 道中ある程度高い水準から→上がりが速くなる。
  • 持久力&決め手が問われる。
  • 予想◎ステイフーリッシュ(イレギュラーな選択)

過去のラップタイム

2017 12.9-11.8-12.2-12.4-12.1-12.3-12.3-12.2-11.9-11.3-11.4-11.8
2016 12.7-11.4-12.2-12.8-12.3-12.7-12.8-12.6-11.6-11.5-11.4-11.7
2015 12.6-11.1-12.8-12.9-13.0-13.1-12.7-12.4-12.0-11.0-11.4-11.7
2014 12.9-11.2-12.5-12.4-11.8-12.4-12.2-11.9-11.8-11.3-11.6-12.4
2013 12.5-10.5-12.3-12.3-12.2-12.5-13.0-13.0-12.0-11.1-10.8-12.6
2012 12.6-10.7-12.7-12.4-12.3-12.5-12.6-12.0-11.6-11.7-11.6-12.5
2011 12.9-11.9-12.4-12.9-13.4-13.7-12.9-12.7-11.9-11.2-10.6-11.8
2010 13.0-11.5-13.2-12.9-12.5-12.2-12.7-12.1-12.0-11.6-10.6-11.6
2009 12.6-10.8-12.1-12.5-12.3-12.2-12.7-12.4-12.1-11.3-11.5-11.7
2008 12.9-11.4-12.3-12.5-12.2-12.4-12.4-11.9-11.6-11.2-11.9-12.6

過去10年の平均ラップタイム
12.76-11.23-12.47-12.60-12.41-12.60-12.63-12.32-11.85-11.32-11.28-12.04
2.25.51




ラップ傾向

(過去記事の転載)

過去の平均ラップタイムを見てみると、前半はミドルペースくらいで入って、
道中は一旦落ち着く形になっているものの極端には緩まない展開で、その後は
コーナー部分~直線でしっかりと加速して、上がりが速くなる。

この距離なので、道中じっくりと進める形からの上がり勝負…ではあるのだが、
基本的には一線級がしっかり勝つレースだけあって、その水準自体は低くない。
つまりこの舞台で、勝負所までしっかり余力を残すためには、長い道中で如何に
無駄脚を使わないかが重要で、結果的に高い持久力が問われることになる。

また上がりの部分では、展開的にしっかりとした加速が入るので、そこで置かれ
ないための切れは当然必要で、さらにラスト3Fから全開…という形になっている
ために、そこから長い直線を最後まで伸び切れるかどうか…という点も、勝敗を
分ける要素にはなりそう。


好走する条件
・高い持久力が必要
・切れ&(トップスピードの)持続力があること



予想

適性的な方向性が近いため、例年通りならダービー上位馬がやはり強い。
しかし今年の場合、ダービーの展開が少し特殊で(もちろん力は問われたが)、
馬格があってフットワークの大きなタイプが苦労した一方で、馬格がそれほど
なくて回転力のあるタイプの好走が目立った。この点は例年とは逆。

そして秋。これから菊花賞を目指そうかという場面。セントライト記念では
ダービー上位が沈み、下位が巻き返しているし、(馬格は絶対ではないものの)
それなりに大きなフットワークをするタイプの方が好感が持てる…のも事実。

どちらを選んでも「そっちか~」という未来が見える、非情な選択ではあるが、
逆らうなら、むしろ今年しかない。

◎ステイフーリッシュ
京都新聞杯は、速い流れに番手で引っ張られつつ→直線も最後までしっかりした
脚で押し通す強い競馬。ダービーに関しては、内容的に全く別物で、中団の外を
回して自身の良さがほぼ消えた形で、共同通信杯と同じ負け方。これは度外視。
切れ方向とは言えないので、適性は少しズレるが、前を射程に捉える位置取りで
あれば対応は出来ていいし、馬格よりもゆったりとした走りをするタイプ。
やはりダービーからの巻き返しに期待してみたいところ。
もちろん、1コーナーで後ろの方に居たら、黙ってお茶でもすすりたい。

○メイショウテッコン
前半で脚を使いつつ、道中で一旦溜めて→後半しっかりと上げられるタイプの
逃げ(先行)馬。
京都新聞杯は、なかなかペースを落とせず、少しやり過ぎた格好だが、それでも
崩れずに掲示板は確保しているし、地力も十分に示している。
そこと比べるとコースの形状的に、この舞台の方が早い段階でペースダウン
しやすいし、押し切る可能性まであって良さそう。あとは相手の攻め方次第。

▲エポカドーロ
ダービーは、馬格のあるタイプが苦戦した中で、490kgの馬体で2着。
大きいというよりも重いタイプだし、回転力が問われる展開に対してキビキビ
した走りが向いた…という部分もあるだろうが、この馬に関しては、かなり
強気なペースアップで自らそれを作った訳だし、素直にその地力は認めたい。
本質的には長いところがいい…という訳ではないので、ここが再度の試金石
といったところだが、可能性はやはり考えたい。

注ワグネリアン
何だかんだここでは、ダービー馬は強い。…という中で2番人気は騎手か。
切れはもちろん、(純粋な)持久力も一定のものは示している扱いで、当然推し
切る選択肢もある。
しかし基本的に中~大型のタイプの好走が多い舞台で、問題は(ダービーでは
むしろプラスに働いたが)やはりスケール的な部分。
そろそろ気にしなければいけない頃合い。ここで見極めたい。

△ゴーフォザサミット
前走は、かなり厳しい展開の中で勝ち馬とほぼ同じポジションから進めて、
相手が勝負所で(結果的に)溜めたのに対して、この馬は外寄りを積極的に
攻めた内容。最後は苦しくなったが、崩れ切ってはおらず、悪くはない。
ダービーも、大きなフットワークをするタイプなだけに、展開不向き。
青葉賞の内容だけだと、結局上位とまでは言えないものの、ここで巻き返す
可能性はあっても良さそう。注目はしたい。

△エタリオウ
ダービーでは、全コーナーで2桁の通過順というポジションから唯一浮上。
脚捌きが少しキビキビしている点で向いた方だとは思うが、道中~上がりでの
パフォーマンスは高く、やはり評価はしたい。
持久力と後半の持続力を示していて、一応菊花賞向きかも…と思えるタイプ。
そこへ向けてということで考えると、今回必要なのは、ダービーのような後方
からの競馬ではなく、中団までで受ける競馬。和田Jに戻って欲しかった…。

△アドマイヤアルバ
ダービーでは、スタートは出ているものの、(何もせず)最後方に下げる競馬。
そこから内容的には、道中をまずまず高い水準で進めつつ→しっかりと決め手を
発揮した格好で、パフォーマンス的には4着のエタリオウとも特に変わらない。
大きなフットワークというよりも、少しまとまっているタイプで、ここで必ず
巻き返し…とまでは言えないが、力は足りているし、少なくともダービーより
浮上はしやすいはず。



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