2019年10月26日土曜日

スワンステークス展望(ラップ傾向&予想)2019



まとめ
  • 基本はフラットな展開だが、近年は一旦落ち着く形が増えつつある。
  • 持続力&一定の切れが問われる。
  • 今年はある程度締まった展開を想定。
  • 予想◎マイスタイル

過去のラップタイム

2018 12.4-11.1-11.2-11.3-11.9-11.5-12.1 34.7-35.5
2017 12.2-11.0-11.7-11.7-11.7-11.9-12.2 34.9-35.8
2016 12.3-10.6-11.5-11.8-11.3-11.4-11.8 34.4-34.5
2015 12.1-11.0-11.5-11.5-11.4-11.3-11.4 34.6-34.1
2014 12.4-11.2-11.5-11.3-11.2-11.0-11.7 35.1-33.9
2013 12.3-11.3-11.7-11.5-11.2-11.1-11.7 35.3-34.0
2012 12.4-11.2-11.6-11.5-11.0-11.2-11.6 35.2-33.8
2011 12.3-10.8-11.3-10.9-10.4-11.9-11.8 34.4-34.1
2010 12.3-11.0-11.3-11.7-11.6-11.6-11.5 34.6-34.7
2009 12.4-10.8-11.5-11.4-11.1-11.4-11.7 34.7-34.2

過去10年の平均ラップタイム
12.31-11.00-11.48-11.46-11.28-11.43-11.75
1.20.71 34.79-34.46




ラップ傾向

(過去記事の転載)

ラップタイムを見れば、前半ミドルペースで入り、道中は極端に緩むことは
ないものの一旦落ち着く展開、その後勝負所で加速して→ラストは右肩下がり
という形。

元々このレースは、コースの形状から4F目が下り坂に当たることから、道中が
かなり締まり、その結果、どちらかと言うと(しっかりギアチェンジしたい)
マイラーよりも(一気に押し通せる)スプリンターに向く舞台だった。

しかし近年は、4F目が(具体的には)11秒台半ば程度に落ち着くことが増え、
マイラーが喜ぶ性質のレースに変化しつつあって、実際に上位がその後マイル
G1で活躍する確率が高くなっている印象。
(加速→惰性という形から、つながるのは安田記念だったりもするが)

そうなれば問われる適性に関しても、当然一定の持続力は引き続き必要だが、
"切れ"という要素が全くない馬では難しくなり、それらをバランス良く備えて
いることが重要になる。

脚質的には、一息入る展開から、基本は好位の馬が有利とは言えるが、一方で
差し馬も、思う存分速い脚が使えるため、「両者が並んだところがゴール」と
なる可能性も十分にある。その選択は以前より少し難しくなっているのかも。


好走の条件
・持続力&一定の切れを持っていること



予想

頭数が揃い、速い馬もいる。ある程度厳しく地力を問いたい。

◎マイスタイル
ダービー卿CTは、超ハイペースの中で、ある程度引っ張られるポジションから
進めつつ、直線は持ち前の粘りを発揮して、ジワジワ詰めての僅差の3着。
今回のライバルの1頭であるダイアトニックに対しても、2kgの斤量差があり
ながら先着しているし、その時の内容なら、初の7F戦も十分こなせて良さそう。
経歴的にも、中距離よりもマイルの方が安定しているくらいだし、もしかしたら
更なる短縮で前進する可能性もある。相手も強いが、ここは推し切ってみる。

○グァンチャーレ
安田記念は、最内を回ってきた形ではあるが、道中締まった展開の中で、直線
一旦はアエロリットに並び掛けつつ、しっかりと粘り込んだ強い内容。
昨年もここでは3着。元々京都の持続的な脚の使い方は合っているし、今年は
頭数もメンバーも揃った印象だが、それでも前走の周りのレベルを考えれば、
随分とマシに思える。
相手が面白そうなので、評価は1つ控えたが、頭の可能性も当然考えたい。

▲ロードクエスト
前走は、圧倒的なスピードレースの中で、4角外を最速で回して→終了。無理。
どちらにしても現状は7F戦でこそのイメージで、実際に昨年はここを勝利。
京王杯SCは崩れているが、その時は速い馬場の中での後傾戦。後方でウロウロ
…という微妙な内容だったし、はっきり度外視できる。
評価としてはここまでだが、鞍上も乗り替わって心機一転。巻き返しに期待。

注モズアスコット
安田記念は6着ではあるものの、前とはそれ程差はなかったし、道中~上がりの
パフォーマンスは十分高く、やはり地力では上位の存在。
昨年ここでは2着で、その時は58kgだったが、今回はG1馬の足枷は取れる。
以前の圧倒的な持続力(筋持久力)のイメージからすると、現状そこまででは
ないのかも…というのはあって、評価はここまでだが、可能性は当然考えたい。

△アマルフィコースト
前走は、前半~道中が締まった展開を好位からの粘り込み。地力を示した。
この舞台でも京都牝馬Sで高いパフォーマンスを示しているし、アエロリットに
全力で引っ張られたヴィクトリアマイルを除けば、充実と言っていい現状。
相手は揃ったイメージだが、多頭数の中でロスなく回ってくれば、ある程度粘り
込める可能性は十分ありそう。注目はしておきたい。

△ダイアトニック
前走は、かなり厳しい展開で、前が総崩れになったレース。その点、この馬は
直線までじっくりという内容だったので、展開的には恵まれた方だが、自身の
パフォーマンスとしては十分。それとダービー卿CTの道中~上がりで示した
内容と合わせて考えれば、ここでもやはり上位扱いにはなる。
他に面白そうな馬もたくさんいるので、結局この位置だが、可能性は考えたい。

△トゥザクラウン
前走は、ハイペースで、圧倒的に差し…というレース。とりあえずは度外視。
1000万下など、7Fでは普通に重賞級のパフォーマンスを示している馬だし、一応
ここは、巻き返しに期待してみたいタイミング。
今回も速い馬がいて、また難しい立場になってしまう可能性はあるが、そこは
鞍上の工夫があれば…といったところ。



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