2020年9月16日水曜日

紫苑ステークス回顧(ラップ分析)2020


まとめ
  • 道中一旦しっかりと落ち着いて→後半は長い脚を使う展開。
  • 末脚の持続力が問われた。

紫苑S結果

マルターズディオサ2.02.1 35.8 02-02-02-01
パラスアテナ2.02.3 35.6 08-08-06-04
シーズンズギフト2.02.3 35.8 04-04-04-04
マジックキャッスル2.02.3 35.2 08-08-09-09
ミスニューヨーク2.02.4 35.7 07-06-06-07
ウインマイティー2.02.4 35.0 16-15-14-12

天候:曇 芝:稍重
上り4F:47.9 3F:35.9
前半1000m:61.8
12.4-11.4-12.5-12.8-12.7-12.4-12.0-11.8-12.0-12.1



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、スタートはミドルペースくらいの入り方だが、道中は
落ち着くのが早く、一旦しっかりと溜める展開。そこから後半徐々に加速して、
早めの仕掛けになりつつ→(一応は右肩下がりだが)長い脚を使う形。

雨の影響もあったが、(それを考慮しても)今年は例年と比べて掛かる馬場。
なので(平均ラップから大きく乖離した)額面ほど…という訳ではないのだが、
やはり展開としては落ち着いた扱い。
適性的には、シンプルに末の持続力…というレースだった。

脚質的には、(各馬に余力が残るような)ゆったりとした流れから→後半が一応
締まった中で、特にコーナーで押し上げるのは難しくなった。その点で、基本的
には中団まで&比較的ロスの少ない競馬をした馬に向いたイメージ。

(前傾が基本の)本番に向けては、ペースの差がさすがに大きくなりそうだし、
やはり他のレースによる地力の裏付けは必要になりそう。
もちろん、それがあるのなら、(後半の)脚の使い方の部分で、適性的な裏付け
にはなる…といった扱いにしておきたい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

マルターズディオサ
番手からじっくりと進めて、後半ジワっとハナに立ちつつ→押し通しての勝利。
無駄な動きが一切なく、スムーズな競馬が出来たことは大きいが、最後まで全く
詰め寄らせなかった持続力は、当然認めておきたいところ。
ペースが上がる本番で同じ競馬が出来るか?というのは微妙だが(そこは鞍上が
臨機応変に対応出来れば…)、元々地力は示している馬。
好走の可能性はもちろん考えたい。

パラスアテナ
中団外から、ペースが上がり切る前に少しだけ押し上げつつ→コーナー部分は
じっくり、4角からもう1度攻めての2着。
ラップに対する動き…という部分では、間違いなく鞍上の好騎乗だったが、他の
上位馬が道中馬群の中でじっくりと進めたのとは対照的に、終始外からの浮上。
最後少し続かなかったことは仕方がないし、その実力は当然認めたい。
(今回個人的にちょっと迷った)前走ラジオNIKKEI賞の扱いを少し見直して、
そこで一定の地力は示している…とするならば、可能性はあってもいいのかも。



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