目黒記念展望（ラップ傾向＆予想）2025

まとめ

• 道中高い水準の流れから→上がりは長い脚を使う展開。
• 高い持久力＆末脚の持続力が問われる。
• 予想◎サンライズソレイユ

過去のラップタイム

2024　7.4-11.0-11.5-12.6-13.0-12.6-12.7-12.8-12.6-12.3-11.2-11.2-11.4
2023　7.3-11.0-11.4-13.1-13.0-12.5-12.6-12.0-11.7-11.7-11.2-11.3-12.0
2022　7.2-11.4-11.7-12.9-13.1-12.4-12.8-12.3-11.9-11.7-11.3-11.2-12.2
2021　7.3-11.4-12.5-13.3-13.2-12.4-11.9-12.8-12.7-12.5-11.1-10.6-11.1
2020　7.4-11.1-11.4-12.3-12.0-11.7-11.8-12.0-12.0-12.0-12.0-11.8-12.1
2019　7.4-11.0-11.0-12.2-12.0-11.7-11.8-12.0-11.6-11.7-12.0-12.0-11.8
2018　7.3-11.4-11.5-12.7-12.4-12.0-12.0-12.1-12.0-11.8-11.4-11.3-11.8
2017　7.2-11.0-11.2-12.7-12.4-12.3-12.1-12.3-12.4-12.2-11.3-12.0-11.8
2016　7.3-11.2-11.2-12.8-12.6-12.2-12.3-12.4-12.0-11.7-11.5-11.5-11.9
2015　7.1-11.5-11.7-12.3-11.9-11.8-12.0-12.5-12.2-11.7-11.6-11.4-12.0

過去10年の平均ラップタイム
7.29-11.20-11.51-12.69-12.56-12.16-12.20-12.32-12.11-11.93-11.46-11.43-11.81
2.30.67

ラップ傾向

（過去記事に一部加筆）

ラップタイムを見ると、前半はミドルペースくらいの流れで、道中は極端に緩む場面がなくある程度締まった展開になり、上がりはロングスパート気味に徐々に加速していく…という形。

このレースの特徴は、とにかくこの距離としては道中水準が高いということで、何よりもまずは持久力が重視されるため、それによって地力の低い馬が自然と振るい落とされる格好になる。（その点が、ハンデ戦ながら実績馬の好走も目立つ結果につながっている）

また後半に関しては、早い段階から徐々にペースアップしていく中で長い脚を使う必要があり、適性的には当然、末脚の持続力が問われる。（大きく加速したケースもあるが、以前より持続的な展開が多くなっている）

道中の厳しさに加えて、上がりの部分に関してもごまかしが利かないイメージのレース。まずはしっかりと地力を問いたいところ。

※近年は道中が落ち着く傾向も見られるので、切れ要素も少し加味して考えた方がいいのかも知れない。


好走する条件
・高い持久力＆末脚の持続力があること

予想

◎サンライズソレイユ
烏丸Ｓは、厳しい前半はある程度受け流した格好だが、早めにポジションを上げていく競馬をして道中を高い水準で進めつつ→上がりをまとめての勝利。その時示したパフォーマンスは単純に高く、ここでも普通に上位に扱える。
東京では１つ短い2400ｍで、４着が２回という経歴だが、コンスタントに使われている中で現状は（数字的に）大きく前進しているし、改めて…という期待をしてみたい。

○アドマイヤテラ
大阪―ハンブルクＣは、道中まずまず高い水準から→上がりをしっかりとまとめての完勝。額面よりも負荷が掛かっていそうな馬場だったし、貫録を示した。
菊花賞では、その時どころではない（高い）水準で道中を進めつつ→３着していて、地力は上位の存在だし、（相手に期待という意味でこの位置だが）当然可能性は考えたい。

▲マイネルカンパーナ
メトロポリタンＳは、後半長い脚を使う展開の中で、自身も道中を高い水準で進めつつ→上がりをまとめた格好。その前の早春Ｓでは、もう少しメリハリがついた展開を勝ち切っているし、それらを合わせて、この舞台にはハマって良さそう。
ある程度流れに乗りつつ（＆できればロスなく）→食い込む可能性は考えたい。

注マイネルクリソーラ
メトロポリタンＳは、ラスト7Fから11秒台を刻む展開の中で、道中～上がりという形で高いパフォーマンスを発揮しての勝利。持久力＆持続力を示した。
速い上がりも使えている馬だが、どちらかと言うと（スタミナ寄りの）目黒記念らしい目黒記念向き…というイメージなので、評価はここまでだが、注目はしておきたい。

△ニシノレヴナント
大阪―ハンブルクＣは、道中をまずまず高い水準で進めつつ→上がりをしっかりとまとめた格好。着のバラつきは大きくなっているが、経歴の中で同じような脚の使い方をしての好内容が複数あり、ここにハマる可能性はありそう。
大外枠の難しさはあるだろうが、とりあえず相手にはしっかり考えておきたい。