葵ステークス回顧（ラップ分析）2025

まとめ

• 厳しい流れから→大きく減速していく展開。
• 前は持久力、中団は持続力が問われた。（後方はノーチャンス）

葵Ｓ結果

１	アブキールベイ	1.08.3	33.6	06-06
２	クラスペディア	1.08.4	34.9	01-01
３	レイピア	1.08.5	33.6	08-08
４	サウスバンク	1.08.5	34.9	02-02
５	モジャーリオ	1.08.5	33.8	06-06
６	ダンツエラン	1.08.5	33.3	09-09

天候：曇　芝：良
上り4F：45.7　3F：34.8
前半3F：33.5
12.0-10.6-10.9-10.9-11.5-12.4

レースラップ分析＆雑感

ラップタイムを見ると、スタートから速くなり、その後も高い水準を保つ展開で、上がりは大減速という形。

とりあえずレースラップだけで言えば、厳しい流れからの→持久力勝負。流れに乗っていた馬にとっては額面通りの"耐える"戦いだった。

一方で今回は、かなり縦長の隊列になっていて、並び的には真ん中よりも前にいた勝ち馬でも1.1秒の後傾というバランス。最後に脚を伸ばした馬にとっては、どちらかと言うと持続力という方向性で、評価としては前後で分けて考える必要がありそう。

当然、勝ち馬よりも後ろに位置していた馬は…さぼり過ぎ感が否めない。そのあたりの上げ下げはこの先必要にはなりそう。

各馬について

出走各馬の詳細＆次戦に向けての考察

アブキールベイ
程々の入り方から→最後しっかりと脚を伸ばしての勝利。その方向性の脚の使い方でも、これまでと比べて大きく更新してきた内容で、力は認めておきたい。
この先は、より厳しいラップを踏む形でどこまでできるか？に注目したい。

クラスペディア
厳しいラップで逃げつつ→しっかりと粘り込んだ格好。地力を示した。
近走はもっと長い距離を走っていたし、デビュー２戦の6Fでも後傾の内容だった馬なので、（脚の使い方的には）完全に新境地を開いた…という雰囲気ではある。

サウスバンク
番手から厳しいラップを踏みつつ→しっかりと粘り込んだ格好。
この馬の場合は黒松賞でも前傾の強い内容があったので、改めて地力を示した扱いだが、前走の後傾の内容との比較からは、タイプ的にはやはり"耐える"という方向性…か。