2009年6月14日日曜日

エプソムC展望 2009


過去(改修後)のラップタイムは以下の通り。

2008 12.8-10.8-11.6-11.9-11.8-11.7-11.1-11.6-12.6(良)
2007 12.7-11.1-11.7-12.8-12.4-11.8-11.4-11.3-13.1(稍)
2006 12.6-11.1-11.4-11.8-12.5-12.7-12.0-11.9-13.2(重)
2005 13.1-11.2-11.3-11.7-11.9-12.3-11.1-11.7-12.3(良)
2004 12.8-10.9-12.1-12.8-12.4-12.2-11.3-11.6-11.8(稍)
2003 12.3-10.4-11.5-12.0-12.3-12.5-12.0-12.1-12.6(稍)

過去6年の平均ラップタイム
12.72-10.92-11.60-12.17-12.22-12.20-11.48-11.70-12.60
1.47.60(35.23-36.58-35.78)




傾向
この時期の開催だけに馬場悪化となることも多く、展開を読みづらい面は
あるが、それでもラップタイムを見ればいくつかの傾向が読み取れる。

まずレース全体のラップを見渡せば、前後半がイーブンに近い流れとなって
いることが多く、道中もそれほど極端には緩まずにある程度締まった流れに
なっている。

また勝負所では仕掛けが満を持してという形にはならなくて、各馬がある程度
積極的に動いていくようなイメージで、その結果ラスト1Fのラップがかなり
落ちるような形になることも多い。

つまりこのレースでは、このコースにありがちな緩んだ末の切れ味勝負という
展開ではなく、地力(持久力)の低い馬は振り落とされるくらいの道中から
(切れよりも)止まらない者勝ちの持続力勝負となる。

脚質的にはこの展開なので好位から押し切ろうとする馬よりも、前半で多少
なりとも楽が出来る差し馬に有利だと言えるが、脚の使い所、溜め所が非常に
重要なレースなので、馬以上にジョッキーに掛かってくる部分も大きく、
ケースバイケースで動かす選択も控える選択もできる騎手が鞍上だと心強い。


好走の条件
・持久力&持続力を持っていること


予想
ショウナンラノビアあたりが逃げると思われ、おそらく例年くらいの
ミドルペースで前半は流れるはず。
問題は道中でメイショウレガーロ、ヒカルオオゾラあたりがどのくらい
前に突っ掛かって行くかということだが、今回は他にも好位につけたい
有力馬が存在し、その中の1頭でも動けば他も動かざるを得ない状況が
考えられるために、あまり緩むような展開は考えづらい。
したがってここでは道中で一旦息を入れたいようなタイプは割り引いて、
レース全体を通しての持続力に優れたタイプを狙いたいところ。

◎シンゲン
とにかく前走のパフォーマンスは圧倒的でここでは頭1つ抜けた感がある。
道中~上がりで相当に長い脚が使えるために流れが緩めば自ら押し上げて
いくこともできるし、鞍上もその選択ができる藤田というのも心強い。

○アーネストリー
今までのパフォーマンスを見れば上がりには明らかに限界があるので
前走は単純に切れ負けしたと考えることができて、同じような経緯の
ミヤビランベリがその後目黒記念を圧勝しているように、新潟大賞典で
先行して切れ負けした格好の馬の巻き返しは大いに期待していいはず。
この馬自身は道中で少しは楽をしたいタイプで、距離短縮も好材料とは
言えないが、今回は敢えて期待してみたい。

▲ダイシングロウ
道中~上がりの持続力はかなり高く、問題は控えたがりの鞍上がどのくらいの
位置取りにつけるかという点だけ。
そう考えると前半がある程度速くなるこの舞台なら少なくとも脚を余したような
負けは考えづらく、ある程度良い結果が得られる可能性が高そう。

注ヒカルオオゾラ
前走は少し控えた競馬だったが、本来は持続力がかなり高い馬なので溜めて
得するタイプでもないので、やはり今回はある程度好位につけるはず。
昨年の内容は確かに強いが、今年はある程度粒が揃った感があり、この馬を
超えられそうな馬も何頭か考えられるので、すんなり連確保という訳には
いかないような気がする。

△マストビートゥルー
前走のパフォーマンスは高くそれだけならここでも十分できるはずだが、
問題は前走のような積極策をここでも出来るかどうか。
仮に中団くらいからになってしまった場合、速い脚はほとんど期待
できないので周ってくるだけという可能性もなくはないが…。

△ホッコーパドゥシャ
前走のパフォーマンスは高かったが、この馬自身は道中が多少なりとも
緩んだ方が良いタイプで、道中だけを考えると勝ち負けには少しだけ
足りない印象。
今回は積極策よりも少し控えるくらいの方が結果が得やすいだろうが、
それでも掲示板くらいが妥当だろう。

△キャプテンベガ
道中~上がりの持続力はかなりのものだが、スパっとは切れる馬ではないので
いつもくらいの位置取りだと伸びてきても届かない可能性が高い。
ただし鞍上が横山典なので積極策を選択すれば馬券圏内もなくはない。

△トウショウウェイヴ
上がりの性能はある程度高く、かなり長い脚も使えてこの舞台には合っている
存在だが、それを最大限に発揮するためには前半の位置取りがどうしても後方
からになってしまい、馬券圏内まで届くのはなかなか難しいかもしれない。




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