2011年3月21日月曜日

フィリーズレビュー展望 2011


過去のラップタイムは以下の通り。

2010 12.2-11.0-11.8-12.1-11.8-12.0-11.9(35.0-35.7)
2009 12.3-10.5-11.5-12.0-12.2-12.0-11.9(34.3-36.1)
2008 12.1-11.0-11.7-11.9-11.6-11.8-12.4(34.8-35.8)
2007 12.5-10.9-11.4-11.7-11.4-11.7-12.2(34.8-35.3)
2006 12.6-10.9-11.3-11.7-11.8-12.2-12.6(34.8-36.6)
2005 12.1-11.0-11.3-11.7-11.5-11.3-12.3(34.4-35.1)
2004 12.2-10.7-11.3-11.9-12.0-11.6-11.6(34.2-35.2)
2003 12.1-11.1-11.4-11.6-11.7-12.0-12.8(34.6-36.5)
2002 12.0-10.4-11.6-11.7-11.8-11.3-12.8(34.0-35.9)
2001 12.1-10.6-10.9-11.3-12.3-12.3-12.2(33.6-36.8)

過去10年の平均ラップタイム
12.22-10.81-11.42-11.76-11.81-11.82-12.27
1.22.11(34.45-35.90)




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、前半が速くなり、その後はそのままある程度速い
スピードを維持する淀みのない展開で、ラスト1Fだけ少し落ちる形。

とにかくここではこの時期の牝馬としてはかなりのハイペースからラストの
時計が掛かる、スプリントに近いイメージのレースになり、そうなれば当然
持久力&持続力という要素が大きなウェイトを占める。

したがって桜花賞トライアルとして考えた場合、ここの展開にぴったり嵌って
しまうようだと、気性的な問題や勝負所での切れなどの問題で、本番では
適性的に微妙…ということにもなりかねない。

つまりこのレースは確実に地力の高さが測られるレースではあるが、桜花賞に
向けては、届かないはずの位置から差し切った…など、「適性が合わないにも
関わらず結果を出した」というような、何かしら他とは違うスケールの大きさ
みたいなものが欲しいところ。

もちろんそんな形でFレビューを制するような馬は、本番でもかなり有力だと、
逆説的には言えるのかもしれないが…。


好走する条件
・持久力&持続力があること


予想

◎スピードリッパー
前走はマイルとは言ってもかなり厳しい展開で、勝負所でも積極的に押し上げて
行く形だったので、内容的には距離短縮のここにはピッタリ嵌りそうな雰囲気。
最後の部分でも、前走でアドマイヤセプターに競り勝った地力を活かせそう。

○フォーエバーマーク
タイプ的にハイペースからの粘りという部分は微妙なところではあるが、前走の
パフォーマンスはかなり高く、ここでは当然のように上位に扱えるレベル。
控える選択が出来れば更に良いとは思うが、期待は十分できる。

▲フレンチカクタス
前走は溜め→切れを発揮した内容だが、前々走ではまずまずの持続力を示して
いるし、タイプ的にここの展開もこなせていい雰囲気はある。
単純に前半のスピードに対応できるかどうか…の問題だけ。

注エーシンハーバー
前走ではなかなかの持続力を発揮していて、単純なパフォーマンスの比較では
十分上位に扱える。
ただし終いを伸び切る(決め手)という部分では少しだけ物足りなさがあって、
前走からの伸びしろという点でこれ以上の評価にはしづらい。

△モアグレイス
前走の内容を、馬単体で見ればまずまず評価できるパフォーマンスで、ここでも
上位の扱いはしてもいいとは思う。
ただ適性的に同じような形を示したフォーエバーマークとの比較では負けるし、
もう少し展開が厳しくなった場合に対応できるかは未知数のところがある。

△ツルマルワンピース
1400mでは厳しい展開を粘り切った経験は持っている馬だし、そのときの内容でも
上位に扱っていいとは思うが、例年のここのレベルを考えると、もう少し終いを
伸び切るという部分がどうしても欲しい印象。

☆ドナウブルー
基本は中身で勝負するタイプという考えなので、前走の敗戦によって人気同様に
個人的にもそこまで評価を落とした訳ではない。
ただしシンザン記念の回顧でも書いたのだが、道中で削られたというところに
敗因を求めるのであれば、好転を期待するには距離延長のイメージにはなって、
よりによってこの舞台…というのはどうしても疑問を感じる。





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