2011年3月25日金曜日

高松宮記念の傾向 2011


高松宮記念過去10年のラップタイム
過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2010(キンシャサノキセキ:1.08.6)
11.9-10.5-10.7-11.4-11.8-12.3

天候:曇 芝:良
前後半:33.5-35.1
勝ち馬コーナー通過:07-06
勝ち馬前後半:34.0-34.6


2009(ローレルゲレイロ:1.08.0)
11.9-10.3-10.9-11.5-11.4-12.0

天候:晴 芝:良
前後半:33.1-34.9
勝ち馬コーナー通過:01-01
勝ち馬前後半:33.1-34.9


2008(ファイングレイン:1.07.1)
12.0-10.4-11.0-11.0-10.9-11.8

天候:小雨 芝:良
前後半:33.4-33.7
勝ち馬コーナー通過:07-07
勝ち馬前後半:33.9-33.2


2007(スズカフェニックス:1.08.9)
12.0-10.6-11.2-11.4-11.8-11.9

天候:晴 芝:重
前後半:33.8-35.1
勝ち馬コーナー通過:07-05
勝ち馬前後半:34.3-34.6


2006(オレハマッテルゼ:1.08.0)
11.9-10.5-11.3-11.3-11.3-11.7

天候:晴 芝:良
前後半:33.7-34.3
勝ち馬コーナー通過:05-05
勝ち馬前後半:34.1-33.9


2005(アドマイヤマックス:1.08.4)
11.8-10.3-11.2-11.4-11.6-12.1

天候:晴 芝:良
前後半:33.3-35.1
勝ち馬コーナー通過:07-07
勝ち馬前後半:33.8-34.6


2004(サニングデール:1.07.9)
11.8-10.3-10.8-11.2-11.6-12.2

天候:晴 芝:良
前後半:32.9-35.0
勝ち馬コーナー通過:11-11
勝ち馬前後半:33.7-34.2


2003(ビリーヴ:1.08.1)
11.9-10.3-10.7-11.2-11.9-12.1

天候:晴 芝:良
前後半:32.9-35.2
勝ち馬コーナー通過:03-02
勝ち馬前後半:33.2-34.9


2002(ショウナンカンプ:1.08.4)
11.8-10.2-10.9-11.5-11.7-12.3

天候:晴 芝:良
前後半:32.9-35.5
勝ち馬コーナー通過:01-01
勝ち馬前後半:32.9-35.5


2001(トロットスター:1.08.4)
11.8-10.5-11.2-11.2-11.9-11.8

天候:小雨 芝:良
前後半:33.5-34.9
勝ち馬コーナー通過:09-09
勝ち馬前後半:34.2-34.2


阪神1200m平均ラップタイム(コース改修後)
12.19-10.71-11.13-11.32-11.51-12.13
1.08.99 34.04-34.95(前後半タイム差:0.91)



阪神1200mクラス別平均ラップタイム(コース改修後)
500万:12.12-10.72-11.18-11.35-11.61-12.19 1.09.18 34.02-35.16(1.14)
1000万:12.25-10.79-11.21-11.41-11.58-12.10 1.09.34 34.26-35.09(0.83)
1600万:12.26-10.59-11.03-11.21-11.40-12.27 1.08.76 33.87-34.89(1.01)
G2:12.15-10.63-10.88-11.08-11.08-11.75 1.07.55 33.65-33.90(0.25)




傾向
何はともあれ問題は阪神開催という点。
とりあえずはコースの特徴を把握するために、阪神1200mの平均ラップタイムと
クラス別の平均ラップタイムを見ておきたいところ。

それでまずはコース全体の平均ラップを見ると、前半がそこまで速くはならず、
その後は徐々に減速していく展開ではあるが、前後半のタイム差が1秒未満の
フラットに近い形になっている。

この展開からは(舞台が阪神なだけに直線の坂による減速も考慮すれば余計に)
スピード持続力勝負という印象の強いコース設定ということが分かり、厳しい
流れから粘れることよりも、ある程度速いラップを刻み続けられるということが
重要になってきそう。


クラス別では、500万クラスと1000万クラスの平均を比較すると、極端に少ない
サンプル数でもないのに逆転が起きている点は謎だが、それらと1600万クラスの
平均を比較すると、前半のみとかではなく、全体的に水準が上がる(前後半の
差があまり変わらない)形になっている。

またOPクラスに関しては、前半よりも後半の速さが目立つ形になっているが、
これはこのクラスがG2のセントウルSのみの施行で、時期的にかなり馬場の
速い状態で行われるために(実際ではなく)実質的に速い流れにはなりにくく、
よりフラットな展開になりやすいということが影響していそう。

つまり今の馬場状態を考えると、レベルの高いクラスにおいても、後半ばかりが
速くなるというよりも、全体的に押し上げられる形で、恐らくは前後半のタイム
差が1秒に近いような展開になるのではないか…と想像できる。

したがってここでは、セントウルSのイメージから決め手のみを重視するという
よりも(もちろんG1の水準で)レースを通しての持続力を発揮できるタイプを
中心に考えておきたいところ。


好走の条件
・レースを通して速いスピードを持続できること
(一定の持久力はさすがに欲しい)





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