2011年4月2日土曜日

日経賞@阪神競馬場展望 2011


ともあれ問題は阪神2400mでの開催という部分。
コース改修後に新設された条件ではあるが、気がつけばそこそこのサンプル数が
集められるまでになっている。
クラス別の平均ラップを見て、その傾向を考えてみたい。

阪神2400mクラス別平均ラップタイム




傾向
ラップタイムを見ると、基本的にはスタート直後(直線部分)がやや速く流れ、
道中は落ち着く展開になり、上がりでしっかり加速するという形。

この展開では、まずは前半で引っ張られても後半までしっかり余力を残すための
高い持久力(有酸素運動能力)が問われて、それを前提に勝負所での加速に対応
できる切れを備えていることが重要になる…といったところ。

クラス別に見れば、500万クラスは少し暴走気味に入り、落ち着いた道中からの
切れ味勝負、それに対して1000万クラスは、落ち着いたペースで入り、道中~
上がりでその分を取り返すというイメージ。
勝ちタイム的には逆転していて、これがレベル別の傾向とは言いづらい。

それでも1600万クラスでは、上がりは下のクラスとそれほど変わらないものの、
前半~道中が明らかに厳しくなっていて、この考え方の方がレベルが上がった
場合の傾向には相応しい…という雰囲気。
ここは「1:持久力、2:決め手」で考えたい。


好走する条件
・一定の持久力を持っていること
・切れがあること


予想

◎ローズキングダム
前走の敗因の1つだと思われる斤量が更に増えるというのは、ここで問われる
一瞬の加速という部分ではやはりマイナス。
それでも純粋な持久力で考えれば上の存在に思えるし、元々切れ味という点では
1枚以上は上の内容を示していて、ここへの適性ではやはり推したくなる。
人気の面でも3番手くらいに止まるようなら尚更。

○トゥザグローリー
前走で一定の持久力を示した格好だし、決め手もここの水準なら問題はない。
ただしタイプ的にもう少し持続力で勝負したいイメージで、適性面でここでは
相手に譲るという印象。
普通にやってもさすがに勝ち負けを争うだろうが、展開次第では仕掛けなどの
面での工夫は欲しくなるかも知れない。

▲ペルーサ
持久力は高く、終いを伸び切るという部分に関してもしっかりとした裏付けを
示していて、前半で引っ張られる&真っ直ぐ走れる舞台ということで、条件は
整ったという印象。
休み明けという分3番手までとしたが、感覚的には頭まであってもいい。

注ミヤビランベリ
持久力は高いものを示している馬だが、3000m級というイメージではないので、
前走の敗戦は度外視できるし、ここは巻き返しを期待出来そうな場面。
タイプ的にこの舞台では切れ負けの可能性もあるかもしれないし、相手はやはり
強いが、注目はしておきたい。

☆マイネルキッツ
持久力は当然高い馬だが、さすがにここでは決め手負けしそうな雰囲気。
休み明けの状態も気になる。

☆ビッグウィーク
同じ3000m級のG1馬でも、完全な地力勝負を制した天皇賞馬よりも重い
斤量…というのはさすがに背負い過ぎの雰囲気。素直に静観。





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