2011年4月29日金曜日

皐月賞@東京競馬場回顧 2011


レース総括
■ミドルペースから(後続は)道中~上がりがフラットな展開
■かなりの持続力(&一定の持久力)が問われた


皐月賞結果
オルフェーヴル2.00.6 34.2 12-11-11
サダムパテック2.01.1 34.9 08-08-08
ダノンバラード2.01.3 35.3 05-05-05
デボネア2.01.4 34.4 15-15-16
ナカヤマナイト2.01.5 35.3 08-08-08
ロッカヴェラーノ2.01.5 34.6 15-13-14
トーセンラー2.01.6 34.9 12-13-13

天候:晴 芝:良
上り4F:48.0 3F:35.3
前半1000m:60.3
13.0-11.7-11.7-11.9-12.0-12.3-12.7-11.8-11.7-11.8




レース詳細
馬場差を考慮しつつラップタイムを見ると、前半はミドルペースくらい、道中は
5F~6F目までなかなかスピードの落ちない展開で、ラスト3Fで一気に加速して
直線ではそのまま一定のスピードを維持する形。

今回の場合、ラップの額面上は一旦落ち着く場面も見られるが、実際のところは
1頭飛ばしていた逃げ馬が垂れたというだけで、後続の馬が息を抜ける場面は
ほとんどなかったと言えて、特徴としてはやはり道中の速さということになる。

したがって今回は、切れというよりも持久力&持続力を持っていることが重要に
なったが、後続の馬でも道中からかなり脚を使って上がりでは程々に止まって
いるように、特に後者の持続力(スピード耐性)という部分が大きなウェイトを
占めた印象で、長距離よりマイル~中距離に特化した適性が問われたイメージ。

この内容であれば、上位の地力は当然信頼できるし、ダービーにもつながって
いきそうではあるが、適性的には今回の展開が完璧に嵌まるという訳ではなく、
長くゆったり進めて、純粋に持久力で勝負したいタイプの巻き返し…という目は
まだ残っているようにも感じる。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

オルフェーヴル
前半は完全に受け流した格好ではあるが、道中ではしっかり脚を使う形から、
上がりでは文句のない決め手を発揮した内容。
今回の流れを、ある程度好位から押し切るという勝ち方をすると、ダービーに
向けては適性的に少し違ってきそうなところではあるのだが、この馬の場合は、
筋力に物を言わせてガツガツ行くタイプでもないし、しっかり余力を残した上で
瞬間的な切れを示しており、十分つながっていきそうな雰囲気。
どうやっても期待は高まる。

サダムパテック
最後はしっかり浮上してきて地力は示しているし、進路確保に時間が掛かった
という部分もあるが、結局の所は一瞬の切れが物足りないということは言えて、
適性的には距離が伸びて良い…という気はしない。
イメージ的にはこの馬こそ、今回の展開では勝ち切るべきで、2400mになったら
勝ち馬とは余計に差が拡がりそうな雰囲気ではある…。

ダノンバラード
今回の展開に対しては、位置取り&コース取りともに完璧な騎乗という印象で、
最後も伸びたというよりも止まらなかったという雰囲気。
タイプ的に距離伸びて悪いという気はしないので、ある程度の見直しは必要に
なってきそうではあるが、結局は切れという点でダービーでは微妙なイメージ。

デボネア
一瞬の切れはないが、最後まで伸び切ることに関しては十分なものを示した形。
ダービーに関しては、地力のある馬しか浮上できないような流れであれば上位に
いそうだが、やはり切れの問題があるので勝ち負けまでは微妙なイメージ。
この手の馬は必ずどこかに適鞍があるとは思うのだが、今すぐ思い浮かぶのは
再度ダートに挑戦してしっかり適応出来れば最強かもしれない…というくらい。

ナカヤマナイト
外を回った分もあるが、流れに逆らうことのない内容でも最後は少し止まった
…という印象は否めない。
ただこの馬の場合は、持久力に関する一定の裏付けは持っているし、もう少し
長くゆったり走った方が良さが出そうなタイプなだけに、距離延長しての前進は
期待してもいいのかも知れない。注目したい。

ロッカヴェラーノ
最後は良く伸びて来てはいるが、前半の位置取りを考えたら、相対的に道中は
少し溜めた…という印象は受ける。
タイプ的には距離延長した方がパフォーマンスが上がる可能性はありそうだが、
このメンバー相手に何かするのであれば、何かしら他には負けないストロング
ポイントが1つ欲しいイメージ。

トーセンラー
最後の最後を伸び切るという部分では多少物足りなさも感じるのだが、それでも
直線入り口でブロックされていたり、相対的にはやはり伸びが鈍る大外を通った
ということもあって、結果自体はまずまずといったところ。
タイプ的には、やはり今回のような削られる流れよりかは、長くゆったりの方が
合いそうだし、距離延長しての前進は十分期待が持てそう。注目したい。

ベルシャザール
今回はスタート直後&(真っ先に追い掛ける立場から)道中で脚を使う形で、
最後の止まり方(脚の無くし方)を見ると、淀みなく流れてトコトン持続力が
問われる(脚を使い過ぎる)展開が合わない…という可能性はありそう。
実際にホープフルSやスプリングSでは、厳しい流れながら道中が一旦落ち着く
という展開で強い内容を示しているし、純粋に持久力が問われた方が、力を発揮
出来るのかも知れない。
そう考えれば距離延長というのは1つの解決策にはなり得て、この惨敗で簡単に
見限るのは早計と言えそう。



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