2011年6月2日木曜日

日本ダービー回顧 2011


レース総括
■ミドルペースから、上がりは徐々に加速していく展開
■持久力(&末の持続力)が問われた


ダービー結果
オルフェーヴル2.30.5 34.8 14-14-14-12
ウインバリアシオン2.30.8 34.7 15-15-15-15
ベルシャザール2.31.9 36.7 06-05-05-05
ナカヤマナイト2.32.0 36.4 09-10-13-12
クレスコグランド2.32.0 36.7 12-13-11-07
ショウナンパルフェ2.32.6 37.7 03-03-03-02
サダムパテック2.32.8 37.4 08-08-08-10

天候:雨 芝:不良
上り4F:49.1 3F:36.5
前半1000m:62.4
12.7-11.3-12.8-13.1-12.5-13.0-13.2-12.8-12.6-12.3-12.2-12.0




レース詳細
馬場を考慮してラップタイムを見ると、前半がミドルペースくらいで、道中は
落ち着いた場面もあるが全体としては平均くらいの水準で流れ、ラストの6Fを
加速し続ける…という展開。

今回は前半が少し引っ張られる形だったことと、終いの部分が徐々に加速して
いく形で、サバイバル的な要素も強くなったために、やはり高い持久力を備えた
タイプが浮上しやすいレースだったと言えそう。

脚質的には不良馬場のせいか、前半でほんの少しでも脚を使った内容を示して
いる馬が、最後の部分でことごとく止まっていて、上位の中での位置取り的には
ナカヤマナイトとクレスコグランドの間にその境界線がありそう。

つまりその境界線よりも後ろから進めた馬に関しては、展開的に嵌った部分も
あったということになりそうで、逆にそれよりも前から進めて上位に残った馬に
関しては、この先の巻き返しがとりあえずは期待できそうな雰囲気。

ただ、上位2頭に関しては、前者の展開的な恵まれにピッタリ当てはまる…とは
言っても、あれだけ後続を離して突き抜けたのだから、当然その持久力&末脚の
持続力は認められて、負けた馬のパフォーマンスを少しくらい見直したとしても
この先の逆転はなかなか難しそうではある。

今回は雨中のダービーということもあってか、直線ほとんど脚が上がった状態に
なっていた馬はもちろん、レースの瞬間瞬間にジョッキーの本気度も伝わって
きた印象で、その(ダービーに賭ける)強い想いには感動すら覚えた。
昨年のようなスローの上がり勝負もあってもいいが、やはり自分は今回のような
レースを見たくて、競馬を見続けているのだと、改めて思う。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

オルフェーヴル
上記したように展開的に嵌った部分もあるにしても、直線では外から圧力を掛け
られながら最後まで伸び切っていて、さすがの持久力&持続力を示した格好で、
実力的には完全に1つ抜けていた。
当然秋にも期待が高まるところだが、ドリームジャーニーやナカヤマフェスタの
イメージからも、菊花賞よりも凱旋門賞の方が合いそうな印象で、個人的にも
そちらの方が見てみたい。
まあ2冠馬になったからには、その選択をするのは非常に難しいのだろうが…。

ウインバリアシオン
この馬もポジション的には嵌ったとは言えそうだが、やはりこの結果を考えれば
なかなかの持久力と決め手を発揮した形。
勝ち馬に対しては、終いを伸び切るという部分で完全に相手が上回っていたので
現状では逆転は難しそうだが、この馬自身には当然この先の期待は持てそう。
あとは適性的に、小回りなどでレースを通しての持続力が求められた場合に、
今後その展開に対応できるようになるのか…という点に注目しておきたい。

ベルシャザール
馬体重がしっかり戻っていたので、結局は単純に体調面の問題だった…という
可能性もなくはないが、速い前半からの溜め→切れという展開のスプリングS
&ダービーで好走して、道中淀みなく流れた皐月賞で惨敗したことを考えると、
やはり持久力>持続力という適性がイメージできる。
そう考えると、単純に距離が伸びていい可能性はあるが、持続力という点で
京都ではどうか…という気持ちもある。そのあたりはじっくり考えたい。

ナカヤマナイト
前走に引き続き、終いの物足りなさは発揮しているが、今回はオルフェーヴルと
本気でやり合った後なので、仕方のない部分もありそう。
それよりも今回は、とにかく鞍上の気迫を感じるような直線の内容で、それが
勝ち馬のパフォーマンスの価値を押し上げたのは間違いない。
とりあえずこの馬自身に関しては、持久力or持続力のどちらかで、次戦以降で
もう少し前進を見せてから…という印象。

クレスコグランド
3~4コーナーでかなり積極的に上がって、最後の部分も良く伸びているので、
なかなかの持久力&持続力を示したとは言えそうだが、上位の馬には一瞬の内に
交わされていて、これは切れに関して少し問題を抱えていそう。
そう考えると、やはり前2走で結果を残している京都外回りというイメージには
なって、上位2頭にどこまで迫れるかは微妙だが、適性面での条件が好転しての
前進には期待したい感覚。



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