2011年6月4日土曜日

安田記念~香港馬(取捨)考察~ 2011



チャンピオンズマイル考察(過去記事の一部修正)
直近に行われ、過去の結果からも安田記念に向けての間違いなく最重要レース。
まずは、今年は香港馬を警戒する必要があるのかどうか…という視点から、この
レースがどのような展開であれば、安田記念へつながるのかを確認しておく。

※以下のラップ表記:LAP1-LAP2-LAP3-LAP4

2010年 24.66-22.34-23.47-23.19(47.00-46.66)
2着フェローシップ 25.22-22.50-23.23-22.85 6-6-5-2
 (好発から一旦下げて直線でしっかり浮上)⇒安田9着
3着ビューティーフラッシュ 25.42-22.46-23.27-22.76 7-7-7-3
 (中団で脚を溜めて直線しっかり伸びる)⇒安田11着
4着サイトウィナー 24.86-22.38-23.43-23.39 3-3-2-4
 (好位から進めて直線まずまず粘った)⇒安田5着

2009年 25.44-22.91-23.41-23.21(48.35-46.62)
1着サイトウィナー(2番手からの押し切り)⇒安田6着
9着アルマダ(好位から徐々にポジションを下げる形)⇒安田8着

2008年 24.40-22.50-23.50-23.10(46.90-46.60)
1着グッドババ(長くない隊列、後方2番手からのごぼう抜き)⇒安田17着
2着アルマダ(好位からLAP2だけ少し溜めて、勝負所は積極浮上)⇒安田2着
3着ブリッシュラック(中団から相対的に浮上)⇒安田14着

2007年 25.10-23.90-22.90-22.60(49.00-45.50)
1着エイブルワン(逃げ切り)⇒安田12着
2着ジョイフルウィナー(後方2番手から直線伸び切った)⇒安田9着
3着ザデューク(2番手から残った)⇒安田15着
5着グッドババ(好位から道中溜めて伸び切れず)⇒安田7着

2006年 24.60-23.20-23.40-22.50(47.80-45.90)
1着ブリッシュラック(後方から直線突き抜けた、決め手違う)⇒安田1着
3着ジョイフルウィナー(後方から最後は狭い所を良く伸びた)⇒安田3着

2005年 24.70-22.60-23.20-23.20(47.30-46.40)
1着ブリッシュラック(後方から押し上げて、直線も伸び切った)⇒安田4着
2着サイレントウィットネス(逃げて最後もしっかり粘った)⇒安田3着
4着ボウマンズクロッシング(最後方から相対的に浮上)⇒安田13着


確実につながったと言えるのが、2005、2006、2008年。
これらの年に共通している点はLAP1が24秒台ということで、そこからさらに
2005、2008年はLAP2もかなり速くなっていて、基本的には前半が速く、地力が
問われる展開というのが安田記念につながる目安になっている。

※2010年に関しては、それらと遜色ない厳しいラップとなりながら馬券圏内を
外したが、それを先行してまずまず残ったサイトウィナーが掲示板を確保して
おり、何とかその傾向を踏襲していると考えたい。

したがってレース自体の流れが厳しくなり、一定の持久力が問われる流れという
ことを前提として、その中で、どのようなタイプが安田記念でも活躍するのかを
考えると、とりあえず以下の2パターンに分けられる。

・前半の厳しい流れを受けて立って、好位から粘った馬
  ⇒サイレントウィットネス・アルマダ(・サイトウィナー)

・速い前半は受け流す格好でも、他とは違う決め手(&持続力)を示した馬
  ⇒ブリッシュラック・ジョイフルウィナー

こうやって見ると、結局はどちらを選べばいいのか?という雰囲気にはなるが、
後者に関しては、グッドババのように、条件は当てはまっても東京のスピードに
対応しきれない…ということにもなりかねないので、基本的には前者の方を重視
した方が確実に思える。
どちらにしてもレース自体の厳しさがあってこそ…という点は変わらないので、
その点だけはまずはしっかりチェックしておきたい。


2011年チャンピオンズマイル
25.30-23.50-23.64-22.27(48.80-45.91)

4着ビューティーフラッシュ 25.30-23.50-23.64-22.41 1-1-1-4
 (LAP2手前でハナに立って上がり勝負で少し差された)
10着サムザップ 26.82-23.46-23.32-21.76 13-14-14-10
 (ほぼ最後方から相対的に最後少し詰めただけ)

今年はかなり後傾の展開になり、このレースだけなら全く香港馬を考える必要は
ない…ということになってしまう。
ただしここまでの上がり勝負だとほとんど参考外とも言えるので、(昨年までの
経験からはチャンピオンズマイルさえ見ておけば!という感覚だったが)今年は
他のレースによる考察がどうしても必要になりそう…。


'11スチュワーズC
24.97-23.39-23.64-22.92(48.36-46.56)

1着ビューティーフラッシュ 25.01-23.51-23.60-22.80 2-2-2-1
 (番手から上がり勝負を押し切り)

LAP1こそ一応基準となる24秒台だが、それもギリギリだし、全体としても後傾の
度合いがそこそこ高く、そこまで強くは推し辛い内容。
このレースを裏付けにするにはさすがに弱い。


'10香港マイル
24.77-22.97-24.03-23.02(47.74-47.05)

1着ビューティーフラッシュ 24.89-23.01-23.95-22.94 2-2-2-1
 (速い部分を番手でしっかり受けて立って、そのまま押し切り)
4着エーシンフォワード 25.21-23.13-23.99-22.68 5-5-9-4
 (好発から道中は一旦溜めて、最後浮上してきたが届かず)
6着サムザップ 25.37-23.13-23.67-22.98 6-8-6-6
 (中団から一応浮上しているが、最後は伸び切れず)

LAP1~LAP2がある程度速く、LAP3が少し緩んだものの、全体としてはまずまず
厳しい展開だったと言えそう。
したがってこの流れを好位から押し切ったビューティーフラッシュについては、
一応評価する必要がありそうだが、道中は溜められた格好なので、安田記念で
馬券になったサイレントウィットネス、アルマダの超絶パフォーマンスには
さすがに及ばない。相手次第だろう。
また、道中控えながら浮上し切れなかったサムザップはさすがに少し厳しそう。


ひとまずの結論
⇒日本馬次第ではビューティーフラッシュを考慮したい




- PR -

0 件のコメント:

コメントを投稿

- PR -