2011年6月1日水曜日

金鯱賞@京都競馬場回顧 2011


レース総括
■ミドルペースからのロングスパート戦
■末の持続力(&持久力)が問われた


金鯱賞結果
ルーラーシップ2.02.4 35.8 16-15-06-04
キャプテントゥーレ2.02.5 36.4 01-01-01-01
アーネストリー2.02.9 36.7 02-02-02-02
ホワイトピルグリム2.03.4 36.1 14-13-14-13
アンライバルド2.03.6 37.3 03-03-02-03
フミノイマージン2.03.6 36.3 14-15-14-13

天候:雨 芝:不良
上り4F:48.1 3F:36.3
前半1000m:61.8
12.6-11.4-12.6-12.8-12.4-12.5-11.8-11.8-11.7-12.8




レース詳細
馬場を考慮しつつラップタイムを見ると、前半ミドルペースくらいで、道中は
一旦落ち着く展開、ラスト4Fで一気にペースが上がって速いラップを刻んだ後、
最後はかなり落ちる形。

今回の場合、不良ということを考えても道中の水準はそこまで高くないので、
やはり特徴としてはロングスパートという部分になり、当然適性面では末脚の
持続力(&終いの持久力)を持っていることが重要になった。

脚質的には、早仕掛けで各馬が同じように脚を使って、同じように脚が上がる
という形で、最後は惰性で(基本的に前から順番に)なだれ込んだイメージで、
そこへ前半後方で脚を溜めた馬が突っ込んだという格好。

どちらにしてもその辺りは4着以下の話で、前からだろうと後ろからだろうと
しっかり地力を見せつけて先着した上位3頭に関しては、(適性面による上げ
下げは必要だが)当然宝塚記念でも注目したい感覚。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ルーラーシップ
キャプテントゥーレが仕掛けるずっと前から動き出した格好で、速いラップを
刻んでいる区間でも、自身はそれ以上のラップを刻んで捲くり、最後は当然の
ように差し切ったのだから、どう見ても1枚上の持続力ということになる。
この馬の場合、前半引っ張られる展開での浮上というのは日経新春杯で示して
いるし、持続力に関しては鳴尾記念と今回で十分示した形で、宝塚記念で問わ
れる適性は十分備えていると言えそう。
当然期待できる。

キャプテントゥーレ
持続力も前走などで示しているので今回のロングスパートも一応頷けるのだが、
この馬は溜め→切れが使えるタイプ、つまりスローの上がり勝負でも切れ負けは
あまりしないタイプなので、もう少し待っても良かったという印象は受ける。
どちらにしても中距離で持久力の方が問われだすと、正直G1の上位争いという
ところまでは厳しいタイプなので、(大阪杯の内容などからも)この先は距離
短縮の方が期待できそう。
(安田記念という選択肢はなかったのだろうか?とは思ってしまう…)

アーネストリー
長い休み明けの状態だったので、最後浮上しきれなかったことは仕方ないし、
宝塚記念では叩いた上積みも期待できて、当然有力な1頭にはなりそう。
ただし昨年とは違って、今年は終いの脚だけでこの馬を上回れそうな馬が結構
いるので、どこまで残れるか…というのは微妙なところではある。


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