2014年2月5日水曜日

シルクロードS回顧 2014


レース総括
■道中がかなり引き締まった上がり勝負
■高いスピード持続力が問われた


シルクロードS結果
ストレイトガール1.07.4 33.0 05-02
レディオブオペラ1.07.8 33.7 01-01
リトルゲルダ1.07.8 33.3 07-06
マジンプロスパー1.08.2 34.0 02-02
ワキノブレイブ1.08.2 33.7 07-08

天候:晴 芝:良
上り4F:44.2 3F:33.3
前半3F:34.1
12.2-11.0-10.9-10.8-11.0-11.5




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半はゆったりとミドルペースで入ったが、3~4角が
かなり速く流れて、直線は速いスピードを維持しつつも右肩下がり…という形。

今回は前後半3Fのラップが34.1-33.3というようにかなりの後傾で、上がり勝負
と言えば上がり勝負なのだが、道中が(このレースでもあまり見られない)10秒
台を2つ並べるラップになっていて、各馬ともその区間でかなり脚を使わされ、
(絶対的な)スピード耐性(持続力)が厳しく問われた印象。

この形では、10秒台で流れるコーナーを外から(遅れずに)追走しようとすれば
当然ラップの額面以上の脚が必要になるので、外から浮上しようとした差し馬が
そこの速いスピードに削られて、直線で伸びない…という事態に陥った。
その結果、脚質的には、内先行有利だったと言える。

したがって今回負けた馬に関しては、それぞれの挙動に合わせて、次戦以降での
巻き返しの可能性を考えたいところだが、展開的に恵まれた格好で上位に入った
馬に関しても、勝負所で脚を使い切ってからの粘り…という部分は示している訳
なので、この先、少なくとも適性的な裏付けにはなっていきそう。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ストレイトガール
このレースが、他の上位馬にとって、地力の面での大きな裏付けになるかは正直
微妙だが、この馬にとっては、適性面で唯一確認が取れていなかった、絶対的な
スピードへの耐性(持続力)という部分をしっかりと示した格好で、その点での
大きな裏付けになったという雰囲気。
元々ハイペースを浮上…ということも出来ているし、勝負所でしっかりした脚を
使う…ということも出来ている馬だけに、適性の幅、つまり底辺の高さは相当。
前走では、中京独特の上がりへの対応も示しているし、最早ハクサンムーンか
この馬か…というところまで来ているのでは。
当然次戦も大いに期待したい。

レディオブオペラ
鞍上が意識したかどうかはともかくとして、対ストレイトガールという観点から
(後付けで)考えれば、自分の持ち味である"持続力"という1点で真っ向勝負を
挑んで相手の脚を消そうとしたが、見事に対応された…という扱いになりそう。
当然そこは相手を褒めるべきだが、この馬自身にしても、(結果的に)無理して
脚を使い切ってから2着に粘り込んでいる訳なので、やはり実力は認められて、
リトルゲルダに際どいところまで迫られた点も、特に気にする必要はないはず。
それに加えて今回、-14kgという馬体重が示すように、状態面がどうだったのか
…というのもあるので、次戦以降、持続力以外の適性面も含めて、当然しっかり
注目はしていきたい。



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