2014年2月8日土曜日

きさらぎ賞展望 2014


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2013 12.8-11.6-12.2-13.0-12.6-12.2-11.7-10.9-11.9
2012 13.1-11.5-11.9-12.5-12.7-11.6-11.3-11.3-11.1
2011 12.4-11.3-11.6-12.4-12.5-12.0-11.3-11.8-12.3
2010 12.8-11.1-11.4-12.3-12.8-12.4-12.0-11.7-12.1
2009 13.0-11.5-11.9-12.7-12.6-12.2-11.8-11.1-12.1
2008 12.8-11.0-12.3-12.5-12.2-12.1-12.1-11.8-12.0
2007 12.8-11.3-12.3-12.9-12.4-12.1-11.3-11.4-12.3
2006 12.8-11.0-11.5-12.2-12.5-12.5-11.9-11.3-11.7
2005 12.9-11.8-11.9-12.5-12.4-12.0-11.6-11.4-12.0
2004 12.9-11.3-11.5-12.1-12.5-12.5-11.8-11.7-11.7

過去10年の平均ラップタイム
12.83-11.34-11.85-12.51-12.52-12.16-11.68-11.44-11.92
1.48.25




傾向(過去記事の一部修正)
ラップタイムを見れば、前半はミドルペースで流れて、道中は一旦落ち着く展開
となり、3~4コーナーで徐々に加速しつつ、上がりはある程度速くなる形。

このレースは、形としては緩む展開になっているのだが、この時期の馬にしては
低くない水準で流れるため、ゆったりとした道中で無駄脚を使わずに、しっかり
余力(脚)を残す…という意味で、純粋な持久力が反映されやすい。

恐らくそのことが、このレースが距離の近い皐月賞よりも、ダービー&菊花賞へ
つながりやすい要因だと言えそうで、イメージとしては3歳秋の2400mくらいに
捉えておきたい。

そしてその"持久力"という部分をクリアできることを大前提として、やはりこの
コースなので、上がりでトップスピードを持続できる…という点を、適性面では
重視したいところ。


好走する条件
・高い持久力を備えていること
・末脚の持続力があること


予想

◎バンドワゴン
走法からは、前肢が浮いて見えるくらいに、後肢の圧倒的な推進力を感じさせる
馬で、直線も単に粘るだけではなく、しっかりとした決め手を発揮できる。
前走のエリカ賞に関しても、前半はともかく、道中は2歳戦としては十分に高い
水準で圧勝した訳だし、今回もマイペースで行かせたら全く止まりそうにない。
とにかくこれは、なかなか見たことがないタイプ。単純に強そう。

○トーセンスターダム
かなりゆったりした走りをするタイプで、純粋な持久力は十分に備えていそう。
したがって上記したように、このレースを中~長距離戦くらいに捉えるならば、
当然方向性としては合っているはずだし、印象としても器用そうには見えない
あたり、外回りに替わる(戻る)ことはプラスに働きそう。
この少頭数でバンドワゴンを交わすのは難しそうだが、確実に浮上はしそう。

▲サトノルパン
前走は、前半は完全に受け流した格好だが、道中~上がりではかなりの持続力を
発揮していて、とりあえず距離延長にはしっかりつながりそうな内容。
タイプ的にそこまで馬格がある訳ではないので、実際の2400mとかはともかく、
京都1800mに嵌る可能性は十分にありそう。

注ピークトラム
これまで1600mを中心に使われているが、ある程度ゆったりしているタイプで、
完全なマイラーという訳ではないし、トーセンスターダムにしっかりと負けた
京都2歳Sにしても+20kgという状態で、内容的にも切れ負けした格好。
そして前走も+14kgでの切れ負け。今回絞れていれば巻き返していいはず。

△ブラックカイト
前走は道中なかなかの水準で進めて勝ち切っているし、単純に持久力という点で
そこまで劣っているとは思わない。
タイプ的に、勝負所~直線でのしっかりとした脚…という部分が微妙で、上がり
勝負になった場合の不安はありそうだが、浮上の可能性は一応考えておきたい。






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