2018年8月18日土曜日

札幌記念展望(ラップ傾向&予想)2018



過去のラップタイム

2017 12.7-11.0-11.7-13.0-12.3-12.1-11.9-11.9-11.8-12.0
2016 12.7-10.9-12.0-12.2-12.1-12.2-12.7-12.5-12.1-12.3
2015 12.5-10.9-11.7-11.9-11.9-12.0-11.9-12.0-12.1-12.1
2014 12.6-10.7-11.6-11.6-11.9-12.1-12.3-12.3-12.0-12.0
2013 12.6-11.3-12.3-12.8-12.7-12.7-12.4-12.7-13.0-14.0 函館開催
2012 12.8-10.6-11.6-12.2-12.3-12.3-11.7-12.0-11.4-11.8
2011 12.6-11.3-12.0-12.3-12.2-12.7-12.6-11.9-11.3-11.5
2010 12.6-10.8-11.2-12.3-12.4-12.6-11.9-11.8-11.7-12.1
2009 12.5-11.1-12.0-12.4-12.2-12.2-12.1-11.9-11.8-12.5
2008 12.3-10.9-11.5-11.7-12.0-12.2-12.2-12.4-11.6-11.8

過去10年の平均ラップタイム(2013年は除く)
12.59-10.91-11.70-12.18-12.14-12.27-12.14-12.08-11.76-12.01
1.59.78




ラップ傾向

(過去記事の転載)

過去の平均ラップタイムを見てみると、前半はミドルペース~やや速いくらいの
流れで、道中は一旦落ち着くもののあまり緩まない展開、その後勝負所で徐々に
加速して行き、最後まである程度のスピードを維持する形。

このレースでは、緩んだ展開になった年も一応はあるものの、基本的には道中が
締まった流れになることが多くて、さすがに夏随一の格が問われるレースだけに
一定の持久力は必要になる。

その一方で、同じ2000mでも他のローカル競馬場と比べて(カーブ比率が高く)
最初の直線が短い構造になっていることもあって、極端に速い前半→終いの粘り
勝負…という展開は稀。

つまり、ある程度の上がり性能は欲しいところで、適性的には、後半のスピード
アップについて行ける程度の切れと、仕掛け早の展開でも最後まで止まらない、
末脚(トップスピード)の持続力を備えていることが重要になる。
(結局は総合力勝負というイメージが強い)

脚質的には直線の短いコースだけに、ある程度好位からの馬が持続力を発揮して
押し切る形が基本になりそうだが、そこにあまり息を入れられない展開からでも
捲くっていけるような、持続力に優れた差し馬が突っ込むというイメージ。
(とにかく長い脚を使えるという点の裏付けだけは欲しい)


好走の条件
・一定の持久力が必要
・(切れ&)末脚の持続力があること



予想

前に行くタイプが多い。前半から飛ばすタイプ、道中を締め付けるタイプが
ともに存在していて、ビッシリという可能性もありそう。
⇒基本は差しだが、単に末を伸ばすというだけでなく、スピード耐性の部分を
少し強く問いたい。

◎サングレーザー
基本1400~1600mを中心に使われている馬だが、一貫した脚の使い方をする
ゴリゴリのマイラータイプではなく、無理をしない(溜めを効かす)追走から
→決め手を発揮するタイプなので、距離はこなせてもいい。
(元々展開⇔位置取り的に逆境の立場でホープフルSを粘った経験もある)
また今回、厳しい展開の中で、マイラー的な資質が強く問われる可能性も十分
あって、その点では当然威張れるし、内でロスなく速い流れを受け流し→末を
伸ばす理想的な競馬も出来そう。期待してみたい。

○モズカッチャン
秋華賞では、かなり厳しい展開の中で勝負所をしっかり攻めての→3着。
それとオークスや京都記念の道中~上がりで示したパフォーマンスを合わせて
考えると、ここにピッタリはまって良さそう。
2200mのG1を勝ったことで(?)、ドバイではシーマクラシックの方に出走
したが、本来は2000mくらいの一貫した展開で、持ち前の持続力を活かす形の
方がイメージは合う。少しでも控える選択なら当然可能性はあるはず。

▲ネオリアリズム
一昨年ここを勝利。その時は、前半~道中を締め付けつつ、コーナー~直線で
溜め→切れという形の逃げ切りで、ジョッキーの勝利という部分もあったが、
パフォーマンス自体も十分高く、地力&持続力はやはり上位。
今回どのような競馬をするか?だが、この馬に関しては、控えた場合、より
後ろからの馬に決め手で負けそうな雰囲気なので、ある程度厳しいポジション
ながらも→モレイラJが持たせてしまう…という形の方が可能性はありそう。

注ミッキースワロー
大阪杯は、3角から外に持ち出して、極端に速い3~4角で外々をジワジワ
押し上げるような競馬。そこで脚を使い過ぎた分、直線はなだれ込んだだけに
終わったが、内寄りを回すことが重要だった中での5着は十分評価できる。
前半をしっかりと引っ張られる形の裏付けは、正直まだ薄いのだが、元々は
ラスト3F~4Fを伸び切る能力には長けているタイプで、少なくとも後半の
適性は高い。ペース耐性の部分を更新出来るなら、あっさり…まで。

△サクラアンプルール
前走は、勝負所までをロスなく進めた内容で、道中が落ち着いた展開の中で
恵まれた部分は大きい。
それでも今年に入ってからは安定した成績を収めていて、単純に状態面での
問題はないはずだし、昨年のように、前掛かりな展開の中で(位置取り的に
恵まれる形になって)末を伸ばす…という競馬は今年も十分期待できる。
トップレベルの多数参戦で少し人気も甘いし、しっかりと注目はしたい。

△マカヒキ
実力は当然上位…というより1枚上と言ってもいい。ただし基本は切れ方向の
馬で、この舞台向きという訳ではない。
それでも今回の救いは、ハイペースになる可能性が十分にあること。
落ち着いた入り方をして→他(前)も止まらないような持続力勝負だと終いの
部分で分が悪くなるが、速い入り方をして→持久力で一通り淘汰される形に
なれば、元々の地力が活かせる。皐月賞のような"満を持して"の競馬なら。

△スズカデヴィアス
前走は、道中しっかり緩む形からの→切れ勝負で、好位&内寄りを進んだ馬に
向いた展開。その中で後方からの5着は、むしろ評価していい内容。
末を伸ばすタイプ的にも、札幌に替わっての前進は見込めるし、一応ここは
巻き返し…という方向で考えたい場面。
ただ、著しい相手強化、そしてこの馬にとっては厳しくなり過ぎるかも知れ
ない展開と、前進分を相殺しそうな要素もあり…強くは推し切れない。



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