2019年3月31日日曜日

大阪杯展望(予想)2019



「祝!アーモンドアイ・ドバイターフ勝利」記念投稿
(↑見ててUP遅れたので後付け)


予想

ぶっつけの有力馬が多く、100%での扱いはさすがに難しいとして、8掛けか、
9掛けか、どの程度で考えればいいのか?というのが大問題。
そして尚且つ、ここで他を圧倒してしまうかも知れないパフォーマンスを示して
いる馬が、それらの中にいる…というのがとても厄介なところ。

仕上げの過程が変わっているので、昔の休み明けとは当然意味が違っているし
(その点8掛けは言い過ぎかも知れない)、それなりに力は出せるのだろうが、
馬体や調教から、特に中身の部分を判断する…というのには限界がある。
(所謂AT値とか、心拍数などが公表されているのなら、また別だが…)

G1初年度には、ぶっつけで臨んだキタサンブラックが勝ち切っているが、その
時と比べるとメンバーが揃いに揃っている雰囲気だし(当然キタサンの強さも
あったが)、小波乱くらいは普通に起こってもおかしくない。

最初はシンプルに、キセキ→ブラストワンピースという序列を考えていて、好き
かも知れないアルアイン(→金鯱賞展望を参照)の欄は「ついに▲に落として
しまった…」的な書き出しになる予定だったのだが、「いやむしろここだろう」
と思い直した。


◎アルアイン
元々地力は高いものを示しているし、(切れとのバランスタイプではあるが)
後半の持続力も確かな馬。
前走・金鯱賞は、終始外を回す形で、展開もこの馬にとっては切れ方向に寄り
過ぎていた雰囲気。とりあえずは度外視できる。
天皇賞秋では、キセキに完封される形にはなったものの、終始相手の斜め後ろを
進んだ内容で、広いコースで大きな走りをする馬よりも距離を走ってしまったら
…という微妙な騎乗。
その点今回は内回りコースで、内枠も確保。インピタから→渾身の交わすだけ…
ならば、逆転もあっていいはず。
高松宮記念は外で涙をのんだ鞍上にも、先週かと思いきや今週!を期待したい。

○キセキ
ジャパンCは、後半ほぼマイル戦という展開を作って→粘り込んだ相当に強い
内容。その時の道中~上がり…という脚の使い方はここにつながっていいし、
スピード水準&持続力の部分で、当然大きな裏付けになる。
また有馬記念は、(道中~上がりではなく)前半~道中でかなり脚を使った格好
なので、最後少し苦しくなったことは仕方ないし、大きなフットワークをする
タイプ的にも中山からの前進は見込める。(より広いコースの方が当然いいが)
メンバー的に自分の作りたい展開を作れそうだし、あとは休み明けの状態次第。

▲ペルシアンナイト
昨年ここでは2着。特殊な展開ではあったが、道中~上がりのパフォーマンスは
十分に高いものになっていて、とりあえず裏付けとしては普通に機能する。
前走・金鯱賞は、中から→直線は一応外寄りに出した内容で、内が優勢の状況
だったことを考えれば、最後伸び切れなかったのは仕方のないところ。
このコースでは鬼!のデムーロJが引き続き跨るし(ドバイに行ってないのは
謎だが)、この馬はしっかり叩き2走目。昨年も中山記念5着から巻き返した
ように、ここで前進を見せる可能性はあっていいはず。注目したい。

注ブラストワンピース
有馬記念は、キセキが作った展開に引っ張られつつ、道中~上がりでかなり高い
パフォーマンスを発揮しての勝利。
少し馬場が掛かる状態ではあったし、マイル~中距離に特化したスピード持続力
…という部分では微妙な印象にもなるが、脚の使い方的には普通につながっても
良さそうな内容(&水準)と言える。
今回は休み明けだし、同じレベルの走りが出来るのか?という問題もあるが、
少しくらい落としても好走は出来る…くらいの高い所にはいる馬。やはり上位。

△サングレーザー
札幌記念は、超ハイペースに引っ張られつつ(仕掛けは待つ形になったものの)
→押し通した強い内容。天皇賞秋も、締まった展開の中、道中~上がりで高い
パフォーマンスを発揮しての2着。
元々は短い距離を主戦場にしていた馬だし、スピード水準への問題は当然なく、
本来は頭候補に考えたいくらいの存在だが、惜しむらくは、やはり海外帰りの
休み明け…という部分。状態はさすがに気になるし、結局ここは相手まで。

△スティッフェリオ
厳しい展開の札幌記念では、ある程度好位から→まずまず粘り込んで、一定の
地力を示したし、福島記念も、道中高い水準のラップを踏んで勝利。
前走・小倉大賞典は、(後傾の展開だが)軽斤量馬が粘る中で、斤量を背負い
つつもキッチリ勝利して格を示したし、条件&展開が一応好転しそうなここで、
前進する可能性はあっていい。
さすがに相手が強過ぎ…という部分はあるが、注目はしてみたい存在。

△エアウィンザー
前走・金鯱賞は、1コーナーではペルシアンナイトの外にいつつも→2コーナー
までに内に入れて、いつの間にか両者の立場が逆転。そこから勝負所~直線も
ロスなく進めて→しっかりと浮上した内容。(上記相手は伸びあぐねたように)
内優勢の状況で、なかなかの好騎乗による部分はあった。
そのパフォーマンス自体は高く出ているし、性能はG1級とは思うが、あとは
地の強さの部分でどこまで?という問題。とにかく1つ裏付けが欲しい…。

△ステルヴィオ
暫定マイル王者で、前哨戦でも、(後続には実質)道中~上がりで長くいい脚を
使う…という展開でしっかりと浮上。
条件的には一応はまっている存在なのだが、ここの基準で見ると、道中水準や
全体的なパフォーマンスの部分で、これという裏付けがない。(特に前者)
昨年のペルシアンナイトやアルアインには一応それがあったし、本当はもっと
高い評価をしてみたい馬ではあるのだが、今回は断念…。




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2 件のコメント:

  1. ひまんたい2019年3月31日 16:03

    ◎アルアイン快勝、おめでとうございます!長く見ている馬を最高のタイミングで推し切れたのではないでしょうか。戦法も期待通りの好位インから絶好のタイミングでの抜け出しでしたね。

    北村騎手は先週罰金10万で済んだのが幸運でしたねえ。そしてその幸運を逃がさない素晴らしい騎乗でした

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    返信
    1. いつもありがとうございます。

      アルアインに関しては、毎回評価している馬が、今回たまたま来た…と言えなくもないですが(笑)
      ジョッキーの方は、やらかした次週に好条件が重なる…というのも不思議なものですが(確かに幸運)、「ステッキをあえて入れないように…」という発言もあったようですし、工夫がしっかりとあってこその勝利だったのかも知れないですね。
      (そういった部分、個人的につい軽く考えてしまいがちなんですが…)
      人馬ともに、今後の更なる活躍に期待したいところです。

      またよろしくお願いします。

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