2019年5月11日土曜日

ヴィクトリアマイル展望(予想)2019



予想

土曜の京王杯SCがレコード決着になったように、とりあえず馬場は速い。
そして、明確な逃げ馬というと微妙だが、積極的な競馬になりそうな馬が多い
メンバー構成。

有力なところでも、前走の結果を受けて→今回期するものがある…的な状況の
石橋脩Jが騎乗するラッキーライラック。馬の気のまま…という騎乗をしていた
横山典Jに戻るアエロリット。強気な騎乗をする川田Jのミッキーチャーム。

絶対的に速いスピード水準の(おそらく締まった展開の)中で、それらが勝ちに
行く激しい競馬になるのなら、じっくりと進める馬の、漁夫の利…ということに
なりはしないか(当然スピード耐性は必須だが)。
⇒今回は展開を決め打ちしての選択。全くの見当違いなら、潔く散りたい。

◎プリモシーン
まずは、(絶対的に速い)スピード持続力ならば、アエロリットかこの馬か。
31秒台決着&締まった展開のレースで、2回好走している事実はやはり重い。
この舞台に対しては、(一応はバランスタイプではあるものの)もう少しだけ
"切れ"が欲しい印象にはなるのだが、今回は激しい展開を想定したので、細かな
適性には目を瞑る。
今の状況では、もう少しだけ内枠の方が本来はいいのだろうが、少し不器用な
ところがあるこの馬の場合は、最後落ちてくる馬を捌きやすいこのくらいの枠で
ちょうどいいのでは。

○レッドオルガ
前々走・東京新聞杯は、スタート直後に少し脚を使って、締まった展開の中で、
自身も道中~上がりで高いパフォーマンスを発揮しての2着。
1つ前にいたタワーオブロンドンは、しっかり巻き返して土曜の京王杯SCを
制したし、この馬も当然高い評価にはなる。
基本的には、"持続"というよりも"惰性"的な強さで、勝ち味に遅いところはある
ため、勝ち切れるかどうか?は微妙だが、内枠も確保したし、ロスなく進めつつ
→確実に浮上はしてきそう。注目したい。

▲フロンテアクイーン
一昨年のヴィクトリアマイルでは8着だったが、その時は近年の中では例外的に
道中が緩んだ展開。タイプ的には度外視でいいはず。
2走前ターコイズSは、前半~道中がかなり締まった展開の中で、番手から圧を
掛け続ける強気過ぎる競馬をしての→粘り込み。当然その地力は認められる馬。
前走でも、額面以上に厳しい展開になった中で重賞を制覇して、状態は良さそう
だし、大外枠はマイナス材料ではあるが、今回の展開に対しては、位置取り的に
ピッタリはまる可能性も十分考えられる。やはり上位には扱っておきたい。

注ラッキーライラック
前々走・中山記念では、飛ばした相手に唯一ついて行く形で、自身もレースを
通して高い水準で走り切った内容。勝負所も積極的に攻めていたし、直線でも
しっかりと踏ん張って、地の強さを十分に感じさせた。
そこからの直行&距離短縮なら、印象としてはかなり良かったのだが…、前走で
スロー戦を挟んで、尚且つ鞍上を背水に追い込むような敗戦を喫しての→ここ。
パワー寄りのオルフェーヴル産駒で、時計的な壁を突破できるか?というのも
あるし、ちょっと心配…。もちろんこの状況で勝つようなら、相当強い。

△ワントゥワン
現時点で31秒台に到達している、数少ない馬の中の1頭。
その時計を記録した関屋記念では、前半は例のごとく受け流しているものの、
道中~上がりでとてつもないパフォーマンスを発揮している。
富士Sでも、ロジクライには完封されたものの、エアスピネルなどの骨っぽい
メンバーを好時計でまとめて差し切っているし、前がそれなりに止まるくらいの
展開になれば、浮上も十分に考えられる。一応注目してみたい。

△ミッキーチャーム
現状マイルでは、締まった展開の経験がないのだが、極端に厳しい展開を演出
しつつ→押し切った藻岩山特別は、もう少しでアエロリットのクイーンSでの
パフォーマンスに迫ろうか…という水準。時計面に関しても、あっさり超えて
くるのがディープ産駒だし、対応出来る可能性はあっていい。
厳しい展開を想定して、位置取り的に逆境の立場になるかも…という点で評価は
控えたが、8Fなら結構末も伸びそうだし、少しでも控える選択になるのなら。

△アエロリット
地力では当然上位の馬だし、スピード方向に寄ったタイプ的にも、今の状況は
持って来いとも言える。
しかし今回、自身よりも内からある程度主張してきそうな馬もいる中で、外目の
好位で折り合うかor行き切るかはともかく、楽な競馬にはなりそうもない。
それに加えて海外帰りの休み明け。中山記念で最高に近いスタートを切った、
昨年のような状態はさすがに期待しづらいし、ここは相手まで。



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