2019年5月17日金曜日

オークス展望(ラップ傾向)2019



まとめ
  • 前半ある程度速く、道中も高い水準から→しっかりと加速する展開。
  • 高い持久力が問われる。
  • 切れ&末脚の持続力が必要。

オークス過去10年のラップタイム

過去のラップタイムを見てこのレースの傾向を探ってみたい。

2018(アーモンドアイ:2.23.8)
12.6-11.1-12.0-11.9-12.0-12.2-12.4-12.3-12.4-12.2-11.1-11.6

天候:晴 芝:良
上り4F:47.3 3F:34.9
前半1000m:59.6
勝ち馬コーナー通過:06-06-06-05
勝ち馬上り3F:33.2


2017(ソウルスターリング:2.24.1)
12.7-11.6-12.8-12.6-12.0-12.3-12.3-12.1-11.6-11.3-11.2-11.6

天候:晴 芝:良
上り4F:45.7 3F:34.1
前半1000m:61.7
勝ち馬コーナー通過:03-04-02-02
勝ち馬上り3F:34.1


2016(シンハライト:2.25.0)
12.3-10.7-12.1-12.3-12.4-12.5-12.9-12.6-12.7-11.4-11.5-11.6

天候:晴 芝:良
上り4F:47.2 3F:34.5
前半1000m:59.8
勝ち馬コーナー通過:15-14-13-14
勝ち馬上り3F:33.5


2015(ミッキークイーン:2.25.0)
12.5-10.6-12.5-13.0-12.7-12.6-12.5-11.9-11.9-11.3-11.6-11.9

天候:晴 芝:良
上り4F:46.7 3F:34.8
前半1000m:61.3
勝ち馬コーナー通過:12-12-09-09
勝ち馬上り3F:34.0


2014(ヌーヴォレコルト:2.25.8)
12.4-10.6-12.2-12.8-12.7-12.7-12.8-12.5-12.0-12.0-11.3-11.8

天候:晴 芝:良
上り4F:47.1 3F:35.1
前半1000m:60.7
勝ち馬コーナー通過:07-09-09-08
勝ち馬上り3F:34.2


2013(メイショウマンボ:2.25.2)
12.5-11.1-12.1-12.0-11.9-11.8-12.4-12.9-12.8-12.0-11.8-11.9

天候:晴 芝:良
上り4F:48.5 3F:35.7
前半1000m:59.6
勝ち馬コーナー通過:09-09-07-07
勝ち馬上り3F:34.6


2012(ジェンティルドンナ:2.23.6)
12.6-10.9-11.6-12.0-12.0-11.9-12.4-12.3-12.2-12.1-11.8-11.8

天候:晴 芝:良
上り4F:47.9 3F:35.7
前半1000m:59.1
勝ち馬コーナー通過:13-14-14-15
勝ち馬上り3F:34.2


2011(エリンコート:2.25.7)
12.9-11.2-11.8-12.4-12.4-12.2-12.8-12.2-12.5-11.8-11.5-12.0

天候:雨 芝:良
上り4F:47.8 3F:35.3
前半1000m:60.7
勝ち馬コーナー通過:09-09-07-06
勝ち馬上り3F:34.5


2010(アパパネ&サンテミリオン:2.29.9)
12.2-10.9-12.3-12.4-12.8-13.1-13.3-13.5-13.5-12.0-11.5-12.4

天候:雨 芝:稍重
上り4F:49.4 3F:35.9
前半1000m:60.6
勝ち馬コーナー通過:09-13-13-11&07-10-10-08
勝ち馬上り3F:35.2&35.3


2009(ブエナビスタ:2.26.1)
12.4-11.3-12.3-12.5-12.5-12.5-12.6-12.6-12.6-11.7-11.1-12.0

天候:晴 芝:良
上り4F:47.4 3F:34.8
前半1000m:61.0
勝ち馬コーナー通過:15-16-15-14
勝ち馬上り3F:33.6


過去10年の平均ラップタイム
12.51-11.00-12.17-12.39-12.34-12.38-12.64-12.49-12.42-11.78-11.44-11.86
2.25.42




ラップ傾向

(過去記事の転載)

ラップタイムを見ると、前半はミドル~やや速いくらいのペースで流れ、道中は
一旦落ち着く格好にはなるものの水準の高い展開。そこから上がりはラスト3Fで
一気に加速して→最後だけ少し落ちる形。

この時期の牝馬の2400m戦だけに、緩むパターンは当然あるのだが、前半は
ある程度引っ張られる形が多いし、全体としても道中水準が上がってきている。
⇒受け流す入り方をしても、結局は後半、高い水準のラップを踏むことになる。

さらに(改修後の)この舞台では、仕掛けの早さという共通の特徴があるため、
「長い道中を進めてから→早い段階で一気に脚を使う展開」…という部分で、
最後まで脚を残すことは相当に難しいイメージ。

したがってここで重要なのは、道中を如何に無駄脚を使わないで追走出来るか
…ということ。ゆったりとした走行フォームもプラスになるだろうし、とにかく
"高い持久力"を備えていなければ話にならない。

そしてその点をクリアしていることを前提として、勝ち切れるかどうか?という
部分まで考えると、勝負所で機動力を発揮しつつ→終いの3Fを最後までしっかり
伸び切れる、上がりの性能の高さがやはり物を言う。

結局のところこのレースは、一言で言えば地力勝負。
(折り合いさえ問題がなければ)完成度が高くて、G1の厳しい流れを浮上した
経験を持つ桜花賞上位が優勢になるのは当然で、脚質的にも(無駄脚を使わない
観点から)中心はやはり差し馬だと言える。


好走の条件
・高い持久力を備えていること
・切れ&末脚の持続力があること(勝ち切る条件)




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