2019年5月31日金曜日

鳴尾記念展望(ラップ傾向&予想)2019



まとめ
  • やや落ち着いた入り方から、後半徐々に加速していく展開。
  • 切れ&持続力をバランス良く備えていることが必要。
  • 予想◎タニノフランケル

過去のラップタイム

2018 12.1-10.5-11.6-12.0-12.0-11.9-11.8-11.7-11.6-12.0
2017 12.6-11.6-12.7-12.5-12.2-12.0-11.7-11.5-11.0-11.6
2016 12.6-11.3-12.0-11.7-11.4-11.8-11.7-11.6-11.3-12.2
2015 12.3-10.9-12.4-11.9-12.0-12.0-11.9-11.8-11.5-12.1
2014 12.4-10.9-12.4-12.9-12.0-11.9-11.6-11.6-11.5-11.9
2013 12.5-11.4-12.5-12.6-11.4-11.9-11.9-11.3-11.4-12.0
2012 12.7-11.3-13.0-12.8-12.5-12.5-11.9-11.2-10.6-11.6

過去7年の平均ラップタイム
12.46-11.13-12.37-12.34-11.93-12.00-11.79-11.53-11.27-11.91
(0.21 -0.38 -0.46 -0.47 -0.40 -0.23 -0.12 -0.21 -0.35 -0.23)←バラつき
1.58.73




ラップ傾向

(過去記事のごく一部修正)

ラップタイムを見ると、前半ミドルペース~ややゆったりしたと流れから、
道中である程度ペースが整えられて→そこから直線に掛けて徐々に加速して
いく…という形。

頭数があまり揃わないケースも多く、(ラップのバラつきが大きくなっている
ように)前半のペースは、正直走ってみなければ分からない。

しかし後半のバラつきは小さく、特に勝負所での、少し早めの仕掛けから→
ある程度加速が入る…という点は各年で共通している。

したがってここでは、まずは開幕馬場なので、絶対的なスピード水準に対応
出来ることを前提として、適性的には、切れと持続力をバランス良く備えて
いるタイプを中心に考えておきたい。


好走の条件
・切れ&持続力をバランス良く備えていること



予想


◎タニノフランケル
前走・金鯱賞は、前半飛ばしつつ→道中をしっかり緩める形での逃げ。自身は
脚を使った状態で勝負所を迎えた一方で、後続は流れが落ち着いてから難なく
詰めていて、切れを引き出してしまった感がある。度外視でいいはず。
それよりもこの馬の良さは、西部スポニチ賞のように、(前半落ち着いた入り方
から)道中を締め付けつつ→そこからもう1段上げられる…という部分。
ここはその強みを活かしやすい舞台だし、今回は「場を支配する」ための鞍上も
しっかりと確保。徐々にペースアップからの→完封に期待してみたい。

○ステイフーリッシュ
前走・大阪杯は、ダッシュ力で負けた形で後方からになり、道中は外々を追走
しつつ、3コーナーからの加速で明確に遅れを取って→終了。展開に対しての
位置取り&コース取り的に全く競馬にならなかった。とりあえずこれは度外視。
馬格の割りに少しゆったりとしたタイプで、自らの意志で(他に先駆けて)動き
出した方がいいので、武豊Jに支配される形は歓迎しないが、今回は頭数も落ち
着いて、それなりのポジションは取れそうだし、なだれ込んでの→好走に期待。

▲メールドグラース
前々走では、後半11秒台がビッシリと並ぶ持続力勝負で快勝しつつ、前走では、
ゆったりとした流れからの→完全な直線勝負で切れを発揮して勝利。それらの
合わせ技で考えれば、ここの展開もこなせて良さそうだし、勢いでは当然上。
あとは鞍上。これまでは、ほぼ東京での騎乗だったこともあり、切れ勝負で特に
結果を残してきた中で(このこと自体は一流ジョッキーの証でもあるのだが)、
阪神内回りでどんな騎乗になるのか?その点だけ気掛かり。

注ノーブルマーズ
地力の部分では、宝塚記念3着はやはり光るし、ハイレベルな日経新春杯での
(ある程度斤量を背負う立場で)4着というのも、ここでは威張れる経歴。
前走・京都記念は、2段スパートの形ではあるが、直線で大きく加速するような
展開で、切れ負けした部分もありそうだし、ここのジワジワ加速していく形で
あれば、巻き返す可能性はあっていいはず。
前がギリギリまで溜める展開を作るようなら終了…だが、とりあえず注目。

△ギベオン
前走・ダービー卿CTは、トップハンデを背負いつつ、厳しい展開にある程度
引っ張られるポジションからの→粘り込み。また中日新聞杯は、締まった展開の
中で、直線早め先頭に立ちつつ、一旦は交わされるも→最後"惰性力"を発揮して
差し返しての勝利。地力では当然上位。
しかしそれらで見せた強さは、基本的に後傾になり&坂上が短い("惰性"よりも
"持続"の)この舞台の適性とは少しズレるかも…。⇒上位の中ではやや静観。



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