2019年5月15日水曜日

ヴィクトリアマイル回顧(ラップ分析)2019


まとめ
  • 前半~道中が極端に速くなり、直線は完全に右肩下がりの展開。
  • 高い持久力&持続力が問われた。
  • 前過ぎず&後ろ過ぎないポジションから進めた馬が有利になった。

ヴィクトリアマイル結果

ノームコア1.30.5 33.2 07-07
プリモシーン1.30.5 33.0 10-10
クロコスミア1.30.6 33.5 05-05
ラッキーライラック1.30.6 33.5 05-05
アエロリット1.30.9 34.8 01-01

天候:晴 芝:良
上り4F:45.7 3F:34.4
前半4F:44.8
12.3-10.6-10.8-11.1-11.3-11.2-11.5-11.7




レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半~道中が極端に速くなり、勝負所で少しだけ加速を
示しつつも→直線は完全に右肩下がりの形。

今回はもう、アエロリット鞍上の横山典Jが作った展開に尽きる。
勝ちタイムが8Fの日本レコードを更新した中で、7Fの通過も1.18.8という数字。
マグナーテンが作った7Fの日本レコード:1.19.0を上回っている。

その結果、ラスト1Fも11秒台には収まっているものの、最後は完全な粘り勝負の
様相になり、適性的には当然、高い持久力&持続力が問われた格好。

脚質的には、かなり速い馬場の中で、後ろ過ぎてはさすがに難しかった…という
のは間違いないが、これだけの展開、前の馬には当然厳しかったはず。

前半で脚を使い過ぎず、尚且つ道中~上がりで高いパフォーマンスを発揮する
…というのが、レコードの出し方の基本動作。

クロコスミア&ラッキーライラックあたりが、(3F通過時点で)ちょうど1秒
くらい離れていて、それらのパフォーマンスが、全体としては後傾の形で、道中
~上がりを一定に近い(高い)水準で持続させた内容になっている。

最終的には、それらのもう1つ後ろから進めた馬が上回った訳だが、2頭辺りの
ポジションが、今回の展開で好走出来る境界線だった…という雰囲気。

この先に向けては、(馬場差を大きめに見積もっても)水準はやはり高くなって
いるので、上位の実力はシンプルに認めておきたいところだし、期待はしたい。
その一方で、前過ぎるor後ろ過ぎるポジションから負けた馬の巻き返し…という
点にも、当然注目はしておきたい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ノームコア
ラッキーライラックをじっくり眺めるポジションから、直線は進路が開くのを
待って、満を持して追い出しつつ→キッチリ差し切った内容。
展開に対してはピッタリの位置取りではあったが、この日の鞍上には、前半戦で
かなり強気な競馬をしつつ→(おそらく傾向を掴んで)徐々に落ち着いた騎乗に
なった…という流れがあり、そこにいたのは偶然という訳でもなさそう。
直線での迷いのなさ&追い出しのタイミングなども含めて、好騎乗だった。
もちろん馬自身も、これまでマイル水準での厳しい展開の経験がなかった中で、
いきなりこの展開に対応したことは大収穫。素直にその地力は認めておきたい
ところだし、先の選択肢がとても広がった雰囲気。しっかり注目していきたい。

プリモシーン
展開的には、この馬もやはりピッタリの位置取りではあったが、道中~上がりで
高いパフォーマンスを発揮しつつ→しっかり浮上しての2着。
改めて、超絶スピードレースへの適性の高さを示すとともに、その高い持続力を
見せつけた格好。
あと1つ勝ち切れなかったのは、所謂G1馬の切れ…といったところだろうが、
その点、マイルCSあたりの方が舞台としては合いそうな雰囲気ではある。
ゆくゆくは…ではあるが、(出走も含め)期待はしておきたい。

クロコスミア
好位で、ある程度は引っ張られる形ではあったが、前述のように、脚の使い方
としては道中~上がりという内容。その点、極端に難しいポジションという訳
ではないが、示したパフォーマンスは高く、地力&持続力は当然認められる。
ラッキーライラックに対しては、直線、一瞬の加速で完全に置かれたものの、
最後は差し返した格好。負けているレースでも、ラスト1Fを見れば常にジワジワ
伸びている馬で、今回も持ち前の粘り(惰性力)を発揮した。
(この馬の場合は馬格がある訳ではないので、おそらく純粋な持久力の高さ)
もし仮に、宝塚記念の頭数が落ち着き、そこへの出走があったら、面白いかも。

ラッキーライラック
大きな括りでの内容としてはクロコスミアと同様、前半で一応ある程度脚を使い
つつ→道中~上がりで高いパフォーマンスを発揮した格好。
そして直線では、周りとは一線を画すような"加速力"で主張したものの、最後の
最後が少し垂れての→4着。
持久力&持続力の方に寄り切った展開になり、この馬の場合はむしろ"G1馬の
切れ"が邪魔をした雰囲気ではある。
その点、もう少しイーブンに近いバランスの(ある程度の切れも問われる)展開
ならば、勝ち切っていても…とは思わせる。(タラレバ)
内容&タイプ的には、安田記念での前進はありそうだし、当然次戦も注目。

アエロリット
スタート直後少し押してハナを取り切って、その後は例のごとく馬の気のまま
…という騎乗。前半で促したことはもちろん大きい訳だが、速い馬が"気のまま"
走るとどうなるのか?ということを、改めて教えられた…という雰囲気。
このペースで進めつつ→粘り込んだ馬は相当強いし、当然、1度(思いっきり)
叩いての次戦に期待…ということにはなるが、この競馬をした後、本当に落ち
着いた走りが出来るのか?という不安は少しある。
クイーンS→秋華賞の例もあるし…、しばらく冷静に考えたい気持ち。





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