2022年6月12日日曜日

函館スプリントステークス展望(ラップ傾向&予想)2022


まとめ
  • 前半が速くなり、上がりは"耐える"戦いになる。
  • 持久力が問われる。
  • 予想◎ナムラクレア

過去のラップタイム

2021 11.7-10.3-10.8-11.1-11.4-12.3 32.8-34.8 札幌開催
2020 12.0-10.4-11.0-11.2-11.1-11.8 33.4-34.1
2019 12.3-11.0-11.1-11.3-11.0-11.7 34.4-34.0
2018 11.8-10.4-10.9-11.3-11.3-11.9 33.1-34.5
2017 11.7-10.1-10.4-11.0-11.4-12.2 32.2-34.6
2016 11.8-10.6-11.0-11.5-11.3-11.6 33.4-34.4
2015 11.7-10.3-11.0-11.6-11.8-11.9 33.0-35.3
2014 11.9-10.8-11.1-11.4-11.3-12.0 33.8-34.7
2013 12.0-10.7-11.4-11.6-11.0-11.8 34.1-34.4
2012 12.1-10.8-11.4-11.9-11.4-11.8 34.3-35.1

過去10年の平均ラップタイム(2021年は除く)
11.92-10.57-11.03-11.42-11.29-11.86
1.08.09 33.52-34.57



ラップ傾向

(過去記事の一部修正)

過去のラップタイムを見ると、前半が速い流れになって、勝負所では一応加速
する場面はあるものの、最後はある程度落ちる形。

ここの特徴はやはり前半の速さで、コース形状的には前半が上り坂になっている
にも関わらず、直線の短さが意識されるからか、どうしてもペースが上がって、
(額面以上に)厳しい流れになっている。

この展開なので、脚質的にはまずは差し馬の浮上を考えたくなるのだが、過去の
結果を見ると、内容的に前傾のパフォーマンスで好位から押し切る形での勝利が
目立っている。

つまりここでは、ハイペースをしっかり追走できて、終いをしっかり耐え切る
というような、持久力に優れたタイプが中心になると見ておきたい。

※近年は馬場の良化で上がりが速くなり、平均ラップも徐々にフラットな形に
近づきつつあるが、小回り&直線の短さという、真っ直ぐには全力を出しづらい
構造のためか、直線は結局"耐える"戦いになっている印象。
⇒重視すべき適性は特に変える必要がなさそう。


好走する条件 ・持久力があること



予想


◎ナムラクレア
元々6Fの重賞を制している馬が、マイルG1でもしっかりと格好をつけている
…というだけでも、単純に”格”を感じさせるし、実力はやはり上位扱いになる。
経験した6F戦では、前傾の展開をしっかりと勝ち切っていて、適性も問題ない
だろうし、今回はデビュー以来背負ったこともないような軽斤量で、馬も俄然
やる気が出そうな雰囲気。ここは素直に推しておく。

○キルロード
高松宮記念は、速く&締まった展開になり、ロスなく差す形がハマった中で、
好位外から進めつつ→際どく粘り込んでの3着。その力は当然認められる。
今回は斤量を背負う方の立場だし、近走の6F戦の走破タイムが全て1分8秒3
というところで、もう1つ時計を詰めてくる必要はあるが、現状では(前走が)
半信半疑という人気。妙味も十分だし、やはり注目はしておきたい。

▲ヴェントヴォーチェ
前走は、(極端に速いという訳ではないが)それなりに流れた展開の中で、最後
まで全く落とさずに突き抜けての勝利。単純に高いパフォーマンスだった。
その時は自身としては後傾の内容になったが、元々前傾の形から→耐えることも
出来ている馬だし、ここの展開に対しても適性は十分に備えていそう。
評価は3番手としたが、可能性としては頭までしっかりと考えておきたい存在。

注ビアンフェ
昨年は札幌開催のこのレースを勝利した訳だが、その時は厳しい流れからの→
持久力勝負。函館に近いような展開で、裏付けとしては十分に機能しそう。
実際にデビュー直後には、この舞台への適性を示しているし、“続ける”よりも
”耐える”という方向性も合っていて、ここではやはり有力な存在とはなりそう。
あとは単純に何頭が上回ってくるか?という問題。場合によっては頭まで。

△プルパレイ
ファルコンSは、厳しい展開の中で少し控えたポジションだったが、スタートが
悪く→リカバリーの動きをして、前半は額面以上に脚を使った格好。前傾の内容
から→最後踏ん張った地力は認められるし、距離短縮にもつながって良さそう。
スタートのリスクがあるので評価はここまでだが、ポジションを確保して&ロス
なく進められれば、可能性としてはあってもいいはず。注目はしておきたい。



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