2022年6月26日日曜日

宝塚記念展望(ラップ傾向)2022


まとめ
  • 前半がかなり速くなり、後半も基本的には淀みなく流れる展開。
  • 高い持久力&持続力が問われる。

宝塚記念過去10年のラップタイム

過去のラップタイムから傾向を探ってみる。

2021(クロノジェネシス:2.10.9)
12.3-11.2-11.6-12.4-12.5-12.4-12.3-11.5-11.5-11.5-11.7

天候:晴 芝:良
上り4F:46.2 3F:34.7
前半1000m:60.0
勝ち馬コーナー通過:04-04-03-04
勝ち馬上り3F:34.4


2020(クロノジェネシス:2.13.5)
12.3-10.9-11.4-12.7-12.7-12.4-12.4-12.4-11.9-12.1-12.3

天候:曇 芝:稍重
上り4F:48.7 3F:36.3
前半1000m:60.0
勝ち馬コーナー通過:07-08-07-01
勝ち馬上り3F:36.3


2019(リスグラシュー:2.10.8)
12.6-11.4-11.5-12.4-12.1-11.9-12.0-11.6-11.5-11.4-12.4

天候:曇 芝:良
上り4F:46.9 3F:35.3
前半1000m:60.0
勝ち馬コーナー通過:02-02-02-02
勝ち馬上り3F:35.2


2018(ミッキーロケット:2.11.6)
12.2-10.8-11.4-12.7-12.3-12.0-11.8-12.1-12.2-11.7-12.4

天候:晴 芝:稍重
上り4F:48.4 3F:36.3
前半1000m:59.4
勝ち馬コーナー通過:07-05-03-02
勝ち馬上り3F:35.8


2017(サトノクラウン:2.11.4)
12.5-11.1-11.6-13.1-12.3-11.7-11.6-11.8-11.7-11.8-12.2

天候:曇 芝:稍重
上り4F:47.5 3F:35.7
前半1000m:60.6
勝ち馬コーナー通過:07-06-06-06
勝ち馬上り3F:35.4


2016(マリアライト:2.12.8)
12.6-11.0-11.1-12.3-12.1-12.4-12.3-12.2-11.9-12.2-12.7

天候:晴 芝:稍重
上り4F:49.0 3F:36.8
前半1000m:59.1
勝ち馬コーナー通過:11-11-10-06
勝ち馬上り3F:36.3


2015(ラブリーデイ:2.14.4)
12.2-11.6-12.2-13.4-13.1-12.7-12.5-11.7-11.0-11.6-12.4

天候:晴 芝:良
上り4F:46.7 3F:35.0
前半1000m:62.5
勝ち馬コーナー通過:02-02-02-02
勝ち馬上り3F:34.8


2014(ゴールドシップ:2.13.9)
12.9-11.6-11.9-13.2-12.8-12.1-12.0-11.8-11.7-11.8-12.1

天候:曇 芝:良
上り4F:47.4 3F:35.6
前半1000m:62.4
勝ち馬コーナー通過:04-03-04-04
勝ち馬上り3F:35.2


2013(ゴールドシップ:2.13.2)
12.7-11.0-11.0-11.9-11.9-12.0-12.3-12.4-12.7-12.7-12.6

天候:曇 芝:良
上り4F:50.4 3F:38.0
前半1000m:58.5
勝ち馬コーナー通過:04-04-03-04
勝ち馬上り3F:35.2


2012(オルフェーヴル:2.10.9)
12.2-10.9-11.2-11.9-12.2-12.1-12.5-12.6-11.6-11.6-12.1

天候:晴 芝:良
上り4F:47.9 3F:35.3
前半1000m:58.4
勝ち馬コーナー通過:11-11-12-12
勝ち馬上り3F:34.7


過去10年の平均ラップタイム
12.45-11.15-11.49-12.60-12.40-12.17-12.17-12.01-11.77-11.84-12.29
2.12.34



ラップ傾向

(過去記事の転載)

過去のラップタイムを見ると、前半がかなり速くなり、道中もコーナーで一旦
落ち着くものの、基本的には淀みなく流れて、勝負所で少しだけ加速しつつ→
最後はやや落ちる…という形。

ここの特徴は、まずは前半の速さだと言えて、最低でも勝ち負けの意思を持った
(位置取りにつける)馬は、その部分で引っ張られ、しっかり脚を使わされる。
その結果、掲示板に載るような馬であっても、上がり3Fはそれほど速くならず、
つまり基本的に切れ味勝負にはならない。

したがってレース後半に余力を残し、勝負所で主張するためには、当然のように
高い持久力を備えていることが重要で、さらに勝ち負けまで考えれば、終いまで
一定以上のスピードを維持するための、相当な持続力(筋持久力)が必要。

もちろんメンバー次第では前半のペースが落ち着く可能性もある訳だが、過去の
ケースではその場合、仕掛けが早まってロングスパートになるかor道中が余計に
厳しい流れになるかしていて、前半の分が道中の方に転換される形から→結局は
地力の高い馬が浮上してくる。とにかくハイレベルな一戦と言える。


好走の条件
・相当な持久力が必要(大前提)
・高い持続力を持っていること(勝ち負けの条件)




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