レース総括 |
■前半ミドルから淀みない道中、ラストはロングスパートの形 |
■末脚の持続力が問われた |
ラジオNIKKEI賞結果
1 | ストロングガルーダ | 1.48.3 | 35.8 | 08-08-07-09 |
2 | サニーサンデー | 1.48.3 | 36.0 | 04-04-04-04 |
3 | ストロングリターン | 1.48.5 | 35.6 | 11-12-13-12 |
4 | イコピコ | 1.48.5 | 36.0 | 07-08-07-07 |
5 | ミッキーペトラ | 1.48.6 | 36.1 | 08-07-07-04 |
天候:曇 芝:良
上り4F:48.2 3F:36.3
前半1000m:60.1
12.4-11.3-12.0-12.3-12.1-11.9-11.9-12.0-12.4
レース詳細
ラップタイムを見れば、前半が例年と比べるとやや遅いくらいの流れとなり、
その後はそれ程緩まない道中からのロングスパート持続力勝負という展開。
今回の特徴はやはり前半が少し遅くなった点で、その分上がりの(絶対的な)
スピードが速くなった。
例年のように前半速くラストの持久力勝負という展開では、前半~道中で
差し馬の脚も削られて、結果先行馬も残ることが多い。(上がり不問の形)
しかし今年の場合はそれとは少し性質が違い、例年よりも前半で楽が出来た分
差し馬はラストでしっかりと末脚を繰り出せた一方で、前半で少しは無理を
していることと、何よりも相当に長い脚を使わされる展開となったために
先行馬には厳しくなった。
(もちろん内が荒れて外が伸びる馬場だったことも大きいが…)
レースレベルに関しては、展開こそ例年とは多少異なるが、馬場も考慮すれば
道中~ラストのラップは例年以上のものがあって、ある程度評価できる内容。
しかしこの展開を先行して前から押し切るような馬がいたわけでもなく、
(サニーサンデーは斤量面で少しケチがつくので省いたとして…)
好走した馬も展開に恵まれた感があるので、この結果が例えばG1に直接
つながるかと言ったらどうしても疑問が残る。
(もちろん今年の3歳世代のレベルを考えたら将来的に一定の活躍は
できると思うが…)
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ストロングガルーダ
一定のスピードの持続という意味ではプリンシパルSで発揮していたし、
56kgの斤量を跳ね返しての勝利は価値があるが、それでも他力本願的な
要素があって、展開面で恵まれた感は否めない。
走法を見てもこれ以上の距離延長は良い方向には働かないだろうし、
もう少し切れを発揮するにはおそらくマイルあたりの方が合いそう。
もう1戦見守りたい。
サニーサンデー
今までにも一定の持続力は発揮しているが、上がりの性能にハッキリと
限界が見てとれて、斤量面で恵まれていたことも考慮すると、この先の
活躍には多少疑問を感じる。
ストロングリターン
この馬の持続力はやはり相当なものだが、今回の展開で届かないのは
結局距離的な(持久力の)問題があるように感じる。
一方でマイルでは既にハイレベルな履歴を残していて、脚質的にも
この馬の真価が発揮されるのは厳しい流れになるマイルの舞台だと思う。
狙いは中山(京成杯AH、ダービー卿CT)あたりか…。
イコピコ
57kgを背負い、今までにないくらい積極的に進めて掲示板を確保したのは
評価できる。
それでもラストは少し止まっていたので、巻き返しに期待するなら前半で
もう少し楽ができて、切れ&持続力が発揮できる舞台がいい。
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