2010年5月11日火曜日

新潟大賞典回顧 2010


レース総括
■かなりのハイペースで、前は完全に崩れる展開
■持久力&末脚の持続力が問われた


新潟大賞典結果
ゴールデンダリア1.57.7 33.8 11-10
セイクリッドバレー1.57.9 33.8 12-12
ニホンピロレガーロ1.58.0 33.9 14-12
マイネルスターリー1.58.0 34.2 07-07
デストラメンテ1.58.1 34.2 07-09

天候:晴 芝:良
上り4F:47.1 3F:35.0
前半1000m:58.2
12.3-10.9-11.3-11.3-12.4-12.4-12.1-12.3-11.0-11.7




レース詳細
ラップタイムを見ると、スタートから4F目までが相当に速くなり、その後
道中で一旦落ち着く展開から、ラスト2Fだけが速い形。

もちろんこのラップは先行した数頭が後続をある程度離して作ったもので、
この流れを好位から進めた馬は完全に崩れる形になったが、逆に速い前半を
受け流して、結果的に上位を占めた馬にとっては、ミドルペースくらいの
流れからしっかりと決め手を発揮できる展開だったと言えそう。

ただし展開的には恵まれた格好の上位の馬でも、道中はある程度押し上げて
いるため、結局は一定の持久力が問われたと言えそうで、そこからさらに
長い脚を発揮できた(持続力を持ち合わせた)馬が好走した形。
したがって今回の上位陣の実力は信用できそうで、この先にも十分つながって
いくとは思うが、長い直線での地力勝負という、多少特異な条件の中での好走と
言える部分もあるので、ある程度舞台を選ぶ必要はあるかもしれない。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ゴールデンダリア
前走に引き続き確かな持続力を発揮した内容で、このくらいのメンバー相手なら
地力は上というところを改めて証明した形。復調は間違いなさそう。
当然この先の更なる前進を期待したいところだが、瞬間的な切れや追走スピード
などの点での懸念はあるので、しっかりと適鞍を見極めて狙いたいイメージ。

セイクリッドバレー
伸び切る力は確かで、地力は十分認められる内容だが、タイプ的に一本調子な
面がある馬で、今のところ他に活躍できそうなイメージが湧くのは、一貫した
流れの中距離戦というくらい。
この先、適鞍の見極めが特に重要になりそうな1頭。

ニホンピロレガーロ
位置取りを考えると、レースを通して昨年とほぼ同じようなパフォーマンス
だったと言えそうで、伸び切る力が問われる展開はやはり得意。
それでもこれだけ適性がハッキリしているとなると、常に活躍を期待する
というのは、どうしても難しくなりそう…。

マイネルスターリー
決め手の部分での懸念はあったが、地力が問われる展開になり、極端に速い脚を
問われなかったことが好走につながった。
この馬の場合も切れや追走スピードという適性面の問題があるので、基本的には
フラットな流れで、持久力&持続力を活かせる舞台で狙いたい感覚。


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