2010年10月9日土曜日

京都大賞典展望 2010


過去のラップタイムは以下の通り。

2009 12.7-10.9-11.0-12.2-12.3-12.1-12.1-12.0-11.9-12.3-12.8-12.0
2008 12.9-10.7-11.7-13.2-13.3-13.1-12.8-12.6-12.1-11.5-11.4-11.6
2007 13.1-11.5-11.7-12.6-12.5-12.4-12.7-12.7-11.6-11.4-11.1-11.5
2006 13.0-11.8-11.8-13.7-13.8-13.7-14.0-13.9-12.5-10.9-11.1-11.3
2005 12.9-11.8-12.4-12.6-12.6-12.3-12.4-12.4-11.8-11.6-10.8-11.8
2004 12.9-11.4-11.5-12.6-12.7-12.8-12.8-12.6-11.6-11.5-11.4-11.4
2003 12.8-12.2-12.3-13.1-13.1-12.8-12.5-12.1-11.7-11.0-11.4-11.6
2002 12.6-11.3-11.4-12.1-12.8-12.8-12.7-12.1-11.5-11.4-11.0-11.9
2001 13.1-12.0-12.0-13.0-12.7-12.5-12.3-12.1-11.2-11.3-11.2-11.6
2000 13.3-12.2-12.2-12.4-12.9-12.7-11.8-11.9-11.9-11.7-11.7-11.3

過去10年の平均ラップタイム
12.93-11.58-11.80-12.75-12.87-12.72-12.61-12.44-11.78-11.46-11.39-11.60
2.25.93




傾向(過去記事からの転載⇒一部修正)
ラップタイムを見れば、スタート直後はミドルペース~ゆったりした流れで、
道中は基本的にかなり緩み、3コーナーの下り坂からレースが動くという
完全な上がり勝負。

道中が淀みなく流れて持久力が問われた年もあるが、やはりスローペースが
基本のレースだと言えて、そうなると普段はあまり速い上がりを使えないような
馬でも、当然それなりの脚を使ってくるので、そこから一歩抜け出すためには、
元々の地脚の強さを持っていることに加えて、前半~道中を如何に脚を使わずに
進められるかが重要になる。

そう考えると脚質的にも、スローなので前の馬が有利になるのは間違いないが、
スタート直後に少しでも脚を使っている先行馬を、勝負所までしっかりと脚を
溜めた差し馬が究極的な切れ味で上回る…という可能性も十分考えられる。

また上がり勝負とは言え、このコースだけにラストは4Fの戦いになることが
多いので、勝ち切るためには速い脚を長く使えるということも当然必要になる。


好走の条件
・末脚の持続力を持っていること


予想
昨年は飛ばすタイプの馬が揃っていて締まった展開になったが、今年はそこまで
速い展開にはおそらくならないので、ある程度上がりの速い展開を、最後まで
伸び切れるようなタイプを中心に考えたい。

◎メイショウベルーガ
一瞬の切れという点では、前走で衝撃的な置いてきぼりを見せたように不安は
あるが、下り坂で徐々に加速して行ける京都ならそれ程問題にはならない。
どちらかと言えば、スローよりも引っ張られる展開の方が都合のいい馬だが、
オウケンブルースリに勝てるかどうかで考えると、完全な地力勝負よりも
むしろ決め手勝負の方が可能性はありそうで、今回はそれを期待したい。

○オウケンブルースリ
とにかく昨年のJCを理由に挙げてしまえば、2000mのような内容で2400mを
走っているのだから、地力では断トツの扱いになってしまう。
ただし今回は昨年のような地力勝負とまではなりそうもなくて、それで8分の
出来というのなら取りこぼしも考えられ、敢えて下げてみた…というだけ。

▲スマートギア
とりあえず昨年2着したここで6番人気というのは違和感を感じる…。
基本的にはもう少し短い距離の方が合うことは確かだが、前半~道中で脚を
使わされることがなければ、距離が長いからという理由だけで道中で消耗して
しまうタイプではなく、持ち前の(末脚の)持続力を発揮できる。
あとは春から使われ続けている状態面の問題だけ。

注シルクネクサス
終いの持続勝負なら過去に十分な結果を残している馬。
長期休養後の近3走は60kgを背負ったり、ハイペースに巻き込まれたりして、
負けていても一応理由付けは出来るし、復活があるとすれば、ローカル小回り
から大回りコースに替わり、57kgでも斤量が随分と軽くなるこのタイミング
…という気もする。

△ベストメンバー
前走に比べたら、持久力を活かしやすいこの舞台の方が明らかに合っているし、
ある程度好位から残るイメージも一応湧く。
それでも上がりには限界があるタイプなだけに、決め手勝負の方に傾くとなると
どうしても分が悪くなりそう。

△フォゲッタブル
上がりには限界があるので、道中がある程度締まった展開になって、持久力が
問われる形になれば、勝ち負けはともかく上位浮上の可能性はある。
ただし道中がゆったりした流れになれば、今回は周って来るだけという内容にも
なりかねない…。

×プロヴィナージュ
持続力はあるので、終いの部分だけを考えたら対応出来る可能性もあるかも
知れないが、道中が長く、展開に緩急がある舞台よりも、もう少し一貫した
ラップを刻む舞台の方がイメージは合うし、単純にこのメンバー相手では
厳しくなりそうな印象は受ける。



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