2010年10月30日土曜日

スワンS展望 2010


過去のラップタイムは以下の通り。

2009 12.4-10.8-11.5-11.4-11.1-11.4-11.7
2008 12.2-10.9-11.2-11.1-10.9-11.5-12.1
2007 12.0-10.6-11.1-11.5-11.6-11.4-12.5
2006 12.1-10.9-11.5-11.3-11.0-11.7-11.8
2005 12.4-10.6-11.3-11.3-11.4-12.0-12.5
2004 12.2-10.5-11.6-11.6-12.1-11.5-12.4
2003 12.0-10.6-11.3-11.2-11.6-11.6-11.9
2002 12.2-10.6-11.0-11.2-11.4-11.7-11.7
2001 12.5-11.0-11.2-11.6-11.6-11.4-11.5
2000 12.4-10.7-10.7-11.2-11.6-11.9-11.9

過去10年の平均ラップタイム
12.24-10.72-11.24-11.34-11.43-11.61-12.00
(0.18 -0.17 -0.27 -0.18 -0.36 -0.21- 0.36)←バラつき
1.20.58




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見れば、前半からある程度速く流れていて、道中もまず
緩むことがない淀みのない展開で、上がりもそのままのスピードを維持
しつつも、ラスト1Fだけはやや落ちやすくなっている。
(前後半で言えば基本的には前傾、しばしばイーブンという形)

このレースの特徴は、何と言っても4F目の速さであり、これはその部分が
ちょうど3コーナーの下り坂にあたるというコース形状によるところが
大きいのだが、レースのちょうど中間にあたる箇所で各馬が息を入れられない
ために、相当なスピード持続力が必要となる。
(レース傾向を決定付けている4F目の過去10年のラップを比較しても、非常に
バラつきが小さくなっていて、適性的にはほとんど決め打ちできる)

この舞台では(スプリントのスピードでは速すぎて、マイルでは持久力的に
持たないような)1400mのスペシャリストがいればもちろんベストだが、
その次を考えた場合、やはり道中のスピードに耐えられることが必須なので、
前半or道中をゆったりと進めたいようなマイラータイプよりかは、距離適正に
多少幅のあるスプリンタータイプの方が合う。

脚質的には、これだけの淀みない流れなので、ラストの落ち具合によっては
後方の馬がまとめて差し切るような展開も考えられるが、逆に速い道中によって
差し馬の脚が削られて、結果的に前が残るという形も十分あり得る。
したがってここでは脚質から予想に入るのは危険で、とにかくまずは適性面での
取捨から…という流れを心がけたい。


好走の条件
・高い持続力を持っていること


予想
まずはやはり天気…というか台風で正常に行われるかどうかも不明だが、馬場
悪化はとりえあず間違いないのないところ。
それでメンバー的には積極的に引っ張っていく馬もいるので、ある程度展開は
締まった形になると思うが、馬場が渋った2005年、2007年は実質ハイペースに
なって差しが決まっており、余計に前傾の方に向かうと想定しておきたい。

◎マルカフェニックス
最早1400mのスペシャリストで、持続力は当然高く、どちらかと言うと厳しい
流れを地力で浮上する形が得意なタイプで、今回想定の展開は相当合う。
1度叩いて調子も上向きのようで、ここは素直に狙える。

○プレミアムボックス
かなり厳しい展開になった昨年の阪神Cで2着した時の内容であれば、ここでも
十分勝ち負けまで迫れるはず。
その時と今年に入ってからの勢いは明らかに違うが、スプリント戦と比べれば
少なくとも追走は楽になるし、前走からの上積み込みで期待してみたい。

▲ファリダット
1200mでは追走の問題、1600mでは持久力や切れの問題があって、明らかに
1400mベストの馬。
さらに今回は、馬場悪化によって追走自体は楽になり、尚且つ前には厳しい
流れで展開的にも嵌りそうで、休み明けの状態次第では勝ち負けに絡んで
当然の存在に思える。

注グランプリエンゼル
1400mでしっかりスタミナが問われるような展開だと、この相手では格負け
しそうな雰囲気もあるのだが、道悪のハイペース戦を浮上した前走の内容を
考えると、案外嵌まる可能性もありそう。
一応注意しておきたい。

△エーシンフォワード
持続力に関してはやはり上の存在で、普通に考えれば勝ち負けして当然の
存在ではあるのだが、休み明けでハイペース(想定)を先行するとなると、
今回は少し厳しくなりそうなイメージ。
速い前半を少しでも受け流す選択が出来れば。


☆マイネルレーニア
ミドルペースの淀みない展開に持ち込み、後続の脚を削りつつ粘り込みたい
というタイプで、この舞台は当然合っているが、それをやるためにはやはり
(スピードが活きる)良馬場の方が都合がいい。
したがって今回は条件的には厳しくなりそうで、逆に意識的にスローに落と
した方が可能性はありそうだが…それが出来るかどうか。

☆ヘッドライナー
良馬場で昨年のようにゆったりした展開であれば、テレビ愛知OPの時の内容を
示せれば間違いなく勝ち負けだろうが、ハイペースで粘り勝負となるとさすがに
厳しくなりそう。


×ジョーカプチーノ
(個人的にも)待ちに待っての復帰で、本来なら適性的にこの舞台はかなり
合っていそうだが、さすがにこれだけの休み明けで、ハイペースに1枚絡んで
行く可能性すらある今回は静観したい気持ちが強い。

×アーリーロブスト
昨年の2着はスローからの先行で恵まれた部分が大きく、今回は明らかに速い
ペースに巻き込まれそうな雰囲気で、なかなか厳しくなりそう。






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