2011年9月19日月曜日

エルムS展望 2011


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2010 6.8-11.1-12.1-12.6-12.3-12.2-12.2-11.9-12.3
2009 12.5-11.1-12.4-13.5-13.1-12.5-12.2-11.4-12.4(新潟ダ1800m)
2008 6.7-11.3-11.6-12.3-12.4-12.0-12.1-12.0-12.5
2007 6.9-11.4-12.1-12.3-12.8-12.6-12.1-11.3-11.8
2006 6.8-10.9-11.9-12.3-12.4-12.4-12.1-12.0-12.2
2005 7.0-11.3-11.6-12.2-12.3-12.6-12.3-12.4-13.2
2004 7.0-10.7-11.8-12.3-12.5-12.5-11.9-12.0-12.5
2003 6.8-11.7-12.0-12.3-12.2-12.0-12.3-12.3-12.2
2002 6.9-10.9-11.9-11.9-12.1-12.3-12.4-12.7-12.5
2001 6.9-10.9-12.0-11.8-11.8-12.0-12.5-12.8-12.7

過去10年の平均ラップタイム(2009年は除く)
6.87-11.13-11.89-12.22-12.31-12.29-12.21-12.16-12.43
1.43.51




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、前半がかなり速くなり、道中~上がりに掛けてはほぼ
一定のスピードを維持する展開で、ラスト1Fだけ少し落ちる形。

ダート1700mというコースは共通して前半が速くなりやすいのだが、ここでも
その特徴を踏襲し、重賞らしくしっかりコース平均を上回るスピードで流れて
いて、当然のようにまずは持久力が問われることになる。

また前半で厳しい流れに引っ張られても、ここでは最後まで極端にはラップが
落ち込まない展開になっていて、ゴールまである程度のスピードを維持できる
持続力を備えていることも重要になる。


好走の条件
・持久力&持続力を持っていること


予想
今年もエーシンモアオバーの参戦で、ある程度締まった展開になるのは確定的。
それに競り掛けるような馬が何頭いて、道中がどの程度まで厳しくなるかは結局
走ってみないと分からないが、とにかくここはスピード性能重視でいきたい。
逆に少しでも溜めたいというタイプは割り引きたいイメージ。

◎バーディバーディ
前走・帝王賞ではハイペースで引っ張られる形から、道中~上がりで一定に近い
水準を維持する内容で、これは単純に考えて距離短縮につながるパターン。
とにかくこの馬は、幾度となくスマートファルコンの作る超絶ペースに(最後は
さすがに離されるが)喰らいついていて、そのスピード持続性能は相当なもの。
近走は斤量的に不利だったり、条件的に合わないレースで半端な結果に終わって
いるが、ここはさすがに最低勝ち負け…というイメージ。

○ランフォルセ
前走の内容は、昨年のしらかばSでクリールパッションが示したものとかなり
似ていて、ここも同じような持続力を発揮する可能性は高そうだし、前々走の
東海Sでは、不良馬場を差し引いても、ほぼここの水準で1900mを走っているの
だから、当然ここは勝ち負けしてきそうな雰囲気。
2番手評価にしたのは、この馬自身タイプ的にもう少し溜め→切れを活かしたい
イメージという点と、条件的に前進が見込める相手を推したかったというだけ。

▲クリールパッション
前走は少し間隔が空いた状態で、内容的に道中で極端に脚を使う形だったので、
まずはそれだけで下げる理由にはならない。
そうすると、昨年この舞台で示した持続力というのは、当然この中では上位の
扱いになって、とりあえずここは前進の方に期待したくなる。

注エーシンモアオバー
前走しらかばSは厳しいラップを踏んで後ろを潰すような格好での2着。昨年も
ほとんど同じような過程からエルムSへ駒を進めて、しらかばSと比べて道中で
ほんの少し溜めが入った分、切れ負けした形で、結果的にはむしろ後退した。
それを糧として、今年は単独でも道中をしっかり締めつける…ということが出来
ればいいが、残念ながらその時とは鞍上が違っている。
藤田Jならば…とも思うが、似たような結果に終わりそうな気も正直する。

△メダリアビート
前走は好発からも速い前半はしっかり受け流し、締まった道中もポジションを
下げながら、それほど脚を使っていない内容で、最後も嵌ったイメージ。
もちろん一定の持続力は認められるが、むしろ鞍上の腕の方が大きかった。
そうなると今回は手替わり、斤量増など、前進の要素には薄い印象…。

△ダイシンオレンジ
1800mではもちろん持続力は示している馬だが、極端に速いスピードには基本は
なって欲しくないイメージで、ここのマイルに近い水準だと少し忙しそう。
上位浮上は出来ても、最後伸び切れるかどうか…といったところ。

☆スターシップ
昨年は最後ラップが落ち込む展開のしらかばSで3着して、最後までスピードを
維持する展開のエルムSでは浮上しきれずに7着止まり。
今年も同様に、上がりがかなり失速したしらかばS3着からの参戦で、G1級の
メンバーも参戦してくるここは、再度決め手負けの可能性が高そう。

☆オーロマイスター
昨年は、淀みない展開を好位から進めて、上がりでもしっかりとした脚を使って
2着して、十分な持続力を示した内容だったが、その後南部杯を勝ったことで、
今回は別定59kg、G1馬という称号が文字通りズッシリ重い印象。




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