2011年9月18日日曜日

ローズS展望 2011


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2010 12.2-10.6-11.3-12.6-12.4-12.4-11.6-11.0-11.7
2009 12.4-10.9-11.2-11.8-11.8-11.4-11.4-11.6-12.2
2008 12.3-10.7-11.4-12.5-12.1-12.1-12.2-11.7-12.3
2007 12.9-11.1-11.6-12.4-12.4-12.1-11.2-11.0-11.4

過去4年の平均ラップタイム
12.45-10.83-11.38-12.33-12.18-12.00-11.60-11.33-11.90
(0.31 -0.22 -0.17 -0.36 -0.29 -0.42 -0.43 -0.38 -0.42)←バラつき
1.45.98




傾向
改修後まだ4回の開催で平均ラップで考えるには少し早いが、一応見ておくと、
前半ある程度速くなり、道中は一旦落ち着く展開で、勝負所でしっかり加速して
上がりはまずまず…といったところ。

一方で各年のラップを個別に見ると、レースを通して淀みのない持続力勝負や、
完全な前傾レース、道中の緩い切れ勝負など、実にバラエティに富んだレース
展開が毎年のように出現している。

そうなると、現状では適性面で絞るというのはかなり難しいイメージになって
しまうのだが、それでも唯一前半部分に関しては、平均ラップの中でも比較的
バラつきが小さくなっており、その部分の速さという特徴は1つ考えられそう。

実際に、2008年~2010年は前半3Fが34秒台で、35秒台だったのは2007年のみ、
その年は改修後初の開催で、まだ手探りの状態で行われた&断トツで強い馬が
逃げていたことを考えると、例外的に扱っていいのかも知れない。

したがってまずは、前半の速いペースに引っ張られても勝負所まで余力を残せる
ような、持久力を備えていることを大前提として、そこからこのコース自体の
特徴も考慮して、切れ&末の持続力という部分をやはり重視したいイメージ。


好走する条件
・一定の持久力は必要
・切れ&(or)持続力があること(展開次第…)


予想
今回のメンバーだと、スローに流れる可能性もありそうだが、一線級相手には
切れで負ける…と考える馬&ジョッキーが好位を取りに行くなど、多少の先行
争いは起こっていいはず。
そうなると、最初の直線が長く、競り合えばスタート直後のペースはすぐにでも
上がる…という特徴を持つコースなだけに、やはりミドルペース以上の前半から
道中で一旦落ち着き→上がりで加速するくらいの展開を想定しておきたい。

◎エリンコート
そこそこ締まった展開のオークスを勝ち切っているのだから、持久力に関しては
当然信頼できるし、3走前500万下の1800m戦でも、その時点でここに直接的に
つながりそうな内容を示している。
タイプ的にも、今のところのイメージでは、レースを通して持続する展開よりも
溜め→切れという展開の方が合っていそうだし、その意味では本番よりも今回の
方が適性が嵌りそうな気はする。(究極的な決め手勝負にさえならなければ)

○ホエールキャプチャ
今年はどちらも平均以上の流れになった、桜花賞&オークスでしっかり上位に
入っているのだから、持久力的にここでの上位扱いは当然。
この馬の場合、タイプ的に展開のメリハリがついた方がいいイメージはあって、
完全持続勝負の本番よりも、溜め→切れ勝負のこちら…という雰囲気。

▲マルセリーナ
前半かなり引っ張られる展開の桜花賞を、しっかり浮上して勝ち切っている馬
なのだから、当然ここは普通に浮上してくるものとして扱うべき。
タイプ的には、前半で引っ張られる展開はプラスだが、道中はあまり溜めが入る
展開よりも締まった展開でこそのイメージで、そう考えると、ここよりも本番の
方が合う…という可能性を現状では感じる。

注ビッグスマイル
前走は前半引っ張られる展開をしっかり抜け出して圧勝しており、500万下で
周りのレベルは低くてもそれ以上の価値はあったし、内容的にもここへ直接的に
つながっていいイメージ。
実績上の3頭が今までに極端な決め手を示していないのに対して、この馬は溜め
ればその分だけ突き抜けられるだけの脚を持っているし、ペース次第では一発の
可能性もあるはず。

△メデタシ
前走は締まった道中を、向こう正面で一気に捲くるという疑問符の付く競馬では
あったが、逆に言うと、その内容で最後まで良く粘ったのは力がある証拠。
桜花賞でも、他の上位馬よりも道中から脚を使う形で4着していて、持続力に
関しては信頼できるが、一瞬の切れという点でこれ以上の評価にはしづらい…。

△マイネイサベル
前半~道中がかなり速かったフラワーCで、積極的な競馬からしっかり上位に
残っているし、引っ張られる展開への適性は十分ある。
ただしそこからの上がりの脚で、単純に上の馬とは差があるイメージ。

☆リヴァーレ
前走は、ある程度引っ張られる形をしっかり勝ち切っていて、内容的にはここに
つながってもいいはずだが、単純にその時のパフォーマンスだけだと、ここの
相手ではさすがに少し辛い印象。

☆キョウワジャンヌ
終いを伸び切るという点ではなかなかのものを持っている馬だが、この距離の
前半引っ張られる展開にどこまで対応できるかは、持久力的に結局未知数。





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