2011年9月29日木曜日

オールカマー回顧 2011


レース総括
■ミドルペースからのロングスパート戦
■一定の持久力&末の持続力が問われた


オールカマー結果
アーネストリー2.11.2 34.9 03-03-03-02
ゲシュタルト2.11.4 34.6 07-07-06-06
カリバーン2.11.5 35.0 05-05-04-04
コロンバスサークル2.11.6 35.6 02-02-02-02
マコトギャラクシー2.11.7 34.5 09-09-09-09

天候:晴 芝:良
上り4F:47.1 3F:35.5
前半1000m:60.5
12.3-11.3-12.6-12.2-12.1-11.7-11.9-11.6-11.8-11.4-12.3




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半がこのレースとしては速い流れで、コーナー部分で
一旦落ち着いた後、道中はさらに締まった展開になって、そのまま速いラップを
維持したまま勝負所に突入したイメージで、ラスト1Fだけしっかり落ちる形。

今回の特徴は、(データ的に見れば)やはり道中の厳しさということになるが、
2コーナー辺りから前が少し離していく形だったので、後続のペースアップに
関しては、ラップの額面上よりも遅いはず。

つまり実質的には、スタート直後に少し引っ張られる形から、道中で一旦溜めが
入っての、ロングスパート上がり勝負というイメージになり、適性的には一定の
持久力と(レースを通して…と言うよりも)"末脚"の持続力が問われた印象。

したがって今回の場合、締まった展開ではあるが、例えば同舞台のセントライト
記念のように極端にスピードに偏った形…という訳ではないので、どちらかと
言えば2000mとかよりも、長めの距離の方につながっていきそうな雰囲気。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

アーネストリー
ラスト5Fあたりから追い掛け始めて、4角で先頭に並ぶ形で、そのまま押し切り
…という完全に格上のパフォーマンス。
秋も地力では当然G1で勝ち負けレベルの扱いだが、あとは一瞬の切れの不安と
トップスピードでトコトン走り抜けるタイプではない…という部分に注意して、
その都度上げ下げを考えたいイメージ。

ゲシュタルト
他の上位陣と比べれば、前半をしっかり受け流した内容で、展開的には嵌った
部分ももちろんあるが、元々はアーネストリーを除いたメンバーに対しては、
1つ上の格を持っていたことも事実。
とにかくこの馬は、セントライト記念の、前半の極端なスピードに引っ張られて
から少しおかしくなった印象で、この先はやはり、ゆったりした流れから純粋な
持久力&末の持続力が問われる舞台で期待したい…という感覚。

カリバーン
ロングスパート戦を、勝負所では積極的に攻めた内容だったので、一定の地力は
示したと言えそう。
ただラスト1Fのラップが落ちたところで、ゲシュタルトにしっかり捕らえられた
点からは、より高いレベルを目指す上では、1つ格が落ちる…というのが現状の
扱いにはなりそう。

コロンバスサークル
この馬に関しては、道中のシャドウゲイトのペースアップに対しても、ある程度
しっかりついていった形で、それでも最後まで粘っている点で評価は高くなる。
この内容ならば、(牝馬の中では)どうやっても持久力上位という扱いにはなり
そうで、当然G1でもしっかり注目しておきたいイメージ。


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