2011年9月2日金曜日

新潟記念回顧 2011


レース総括
■前半~道中ゆったり、後半は徐々に加速していく展開
■切れ(&一定の持久力)が問われた


新潟記念結果
ナリタクリスタル1.59.1 33.8 02-02
サンライズベガ1.59.1 34.1 01-01
セイクリッドバレー1.59.3 33.3 08-08
タッチミーノット1.59.4 33.6 05-05
プティプランセス1.59.4 33.1 09-10

天候:晴 芝:良
上り4F:45.8 3F:34.1
前半1000m:60.9
13.2-11.0-11.9-12.0-12.8-12.4-11.7-11.2-10.9-12.0




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半ミドルペース~少し遅いくらいで、道中はしっかり
緩む展開、後半は徐々にペースアップして、上がりの速い形。

今回の場合、基本的にはスローからの上がり勝負という扱いにはなって、やはり
加速に対応できるだけの切れを持っていることは重要だった。

ただしレース後半は加速し続ける展開で、なかなか息を入れづらい(溜めを作り
づらい)状況という意味で、サバイバル的な要素もあって、一定の持久力は問わ
れた…ということは言えそう。

したがって今回の結果は、単なるスローの前残りとは言い切れないはずだが、
どちらにしても今回問われなかったスピード持続力など、適性次第では、次戦
以降での上げ下げはどうしても必要になりそう。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ナリタクリスタル
展開は明らかに向いて、出たなり…ということではあったが、積極策を取った
鞍上の好騎乗とも言えそう。
昨年と比べて展開は少し異なるものの、(好位でも)前半であまり脚を使わずに
済んだ…という部分は同じで、速すぎないラップで他と差をつける力(無駄脚を
使わない…要は持久力)というのは健在。
その意味で、1度もう少し長い距離で見てみたい気はする。

サンライズベガ
スローでもただの決め手勝負にはさせない鞍上のレースマネージメントの上手さ
が光った内容だが、元々この舞台に対する裏付けは十分という馬なので、状態
さえ大丈夫であれば、この結果は当然とも言える。
ここ数戦に関しては、馬場や展開など、一応は敗因を考えられなくもないので、
単純に状態の問題と考えていいかは微妙だが、とりあえずこの先は、適鞍では
しっかり注目しておきたい。

セイクリッドバレー
締まった展開の前走で動いて、緩んだ展開の今回溜めた…というチグハグ感は
否めないが、これに関しては、鞍上が前走の敗因を考えた上で…という部分も
あるので、一応は仕方がない…で済ませられる。
ここが終わると、例年通り適鞍にめぐり合うのがなかなか難しくなるが、当然
G3レベルでは常に注目はしておきたい存在。

タッチミーノット
一応早めに動いて、最後は伸びてはいるが、浮上し切れなかった内容。
この馬の場合、このクラスではやはり純粋に持久力が問われる展開よりも、もう
少し持続力か(極端な)決め手が問われる展開の方が合っていそうで、前者の
意味で、1度1800mで見てみたい気はする。(…毎日王冠なら)

ヤマニンキングリー
勝負所でしっかり置かれる内容だったが、元々ゆったりと持久力を活かしたり、
決め手を活かすというタイプではないだけに、この結果は仕方がない。
当然これは度外視して、次戦以降、直線短い小回りでの持続力勝負に替わった
ところでキッチリと狙いたい感覚。


- PR -

0 件のコメント:

コメントを投稿

- PR -