2016年11月8日火曜日

ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ回顧 2016


(ヌーヴォレコルト出走)

○サンタアニタパーク競馬場 芝コース:1周1448m 最後の直線:300m

ブリーダーズカップフィリー&メアターフ・ラップタイム
23.10-23.06-23.95-24.01-23.63 1.57.75

参考:天皇賞秋('06~'15)平均ラップタイム(アメリカ仕様)
24.03-23.06-23.78-23.48-23.53 1.57.88


雑感
まず、何はともあれ舞台に関して。
日本のローカルでも1周1600m以上は普通にあることを考えると、やはりとても
小さなコースだと言えて、その中での直線300mはむしろ長いくらい。
(札幌&函館は言うに及ばず、福島&小倉よりも一応長い)

つまり1周の距離が短いというだけでなく、超のつく小回り設定になっていて、
日本ならば(1周距離1623mに対して比較的直線が長めの358.7mという)新潟
内回りが最も近そうで、そのミニ版というイメージでそれ程差し支えないはず。

当然、(力を斜めに使うために)コーナリングでのロスは大きくなるし、直線⇔
コーナー間での細かい緩急もつきやすい。
その条件で1分57秒台のレースをすれば、(筋肉に)尋常ではない負荷が掛かる
…というのは想像に難くない。

そして、実際のレース展開としても、追加走路からスタートして最初の2Fは下る
とは言え、前半がかなり速くなっていて、正確には分からないがおそらく1000m
通過は58秒前後。

レース全体としても完全な前傾で、後半の持続力or決め手などではなく、前半の
ハイペース(先行力、スピード耐性)→ラストの粘りor持続力…という適性が
問われた格好で、どう考えてもこれはマイラーの領域のレース。

とりあえず、ヌーヴォレコルトはその手のタイプではなかったはず。
本来は純粋な持久力と決め手が売りで、(これは個人的なイメージだが)広くて
&直線の長いコースで、真っ直ぐに走ってこそ強い馬。
そもそもアメリカではなかったのでは?という雰囲気。度外視。


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