2018年12月12日水曜日

阪神ジュベナイルフィリーズ回顧(ラップ分析)2018


まとめ
  • 前半まずまず、勝負所で一気に脚を使い切って→直線は右肩下がりという展開。
  • 持久力(&切れ)が問われた。
  • 風の影響が気になる週。扱いには注意したい。

阪神JF結果

ダノンファンタジー1.34.1 34.0 15-16
クロノジェネシス1.34.2 33.9 17-17
ビーチサンバ1.34.3 34.5 11-10
シェーングランツ1.34.4 34.4 15-14
プールヴィル1.34.5 35.1 04-05
メイショウショウブ1.34.8 35.7 02-02

天候:晴 芝:良
上り4F:47.1 3F:35.0
前半4F:47.0
12.2-10.7-11.9-12.2-12.1-11.0-11.8-12.2




レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、スタート直後が速くなり、その分流れが落ち着くのは
早め。その後淡々と進んでから、勝負所では早い段階で一気に脚を使い切って
→直線は完全に右肩下がりという形。

今回の特徴は、前半である程度引っ張られている点と、一気の仕掛けから直線は
ほとんど惰性のような格好になった点。
一定の切れはもちろん必要だが、最後は地力勝負のイメージが強くなり、やはり
持久力がしっかりと問われた…という雰囲気。

脚質的には、スタート直後に脚を使っている分、前の馬には少し厳しかった印象
になり、差し馬優勢とは言えるが、それもやはり力があってこそ。
その点は、まずは大前提といったところ。


それで、ここからが問題。
この週末には、少なからず風が影響していたのでは?という疑惑がある。

方向としては、北西からの風。(土曜はやや西寄り)
阪神は向こう正面がピッタリと西→東方向に伸びていて、やや北向きに進路を
取る直線は向かい風になる。
実際に土日を通して、直線の長い外回りは全て、極端な右肩下がりばかり。

また逆に、3コーナーを過ぎるとピッタリ追い風になることもあって、勝負所で
仕掛けると、ペースが(一気に)上がりやすくなる。
これも全体に共通する特徴ではあった。(このレースも然り)

その状況を考えると、レース後、武豊Jが言っていた「エンジンを掛けながら
直線へ向きたかった…」というのは、真実を物語っていそう。

つまり、向かい風の中での加速は言うまでもなく大変。直線をしっかり向く前に
早々とトップスピードに乗せておいた方が効率が良くなる。
普通は逆だが、今回に関してはセオリー自体が変わってしまっていた…のかも。
そしてそれが、1&2着馬⇔3&4着馬の明暗を分けた可能性もある。

※もう1つ付け加えるとすれば、土日のレースを見て感じたのは、細かく脚を
使うタイプの方が直線で"伸び"やすいということ。(大きな馬は惰性で"粘る")
要は、空中に長い時間いる馬よりも、地に脚のついている時間が長い馬の方が、
風の影響を受けにくく、加速しやすかった?のかも。

実際現地で肌で感じた訳ではないので、結局これは憶測に過ぎないし、どちらに
しても、力がなければ厳しい展開で、上位の地力は信頼できる。
しかしそれを前提とした上で、この先に向けては、それぞれの馬の特徴&内容に
よって、多少の上げ下げは必要になるかも知れない。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ダノンファンタジー
後方から。4コーナーで相手が一気に仕掛け、それに対抗して斜めにエンジンを
点火→競り合いながらしっかり浮上しての勝利。
鞍上の目立ち過ぎるほど目立っていた"追い"の力もあるだろうが、(他の上位と
比べると)細かく脚を使ってのブレない走り。地の強さは十分に感じられた。
条件的に得をしたところはあるものの、やはりその力は認めたい。
この先に関しては、気になるのはやはりスケール的な部分。特に距離延長などに
対して、どこまで対応出来るのか。そこはじっくり見極めたいところ。

クロノジェネシス
出遅れて後方から。(ポジション的には当然だが)他よりも1テンポ早い仕掛け
から→しっかりスピードに乗せて直線に向いた格好。
こちらの方が少しヨレ気味で、最後どこまで行っても相手を交わせない…という
雰囲気ではあったが、どちらにしても、これまでとは踏んだ水準が全く違う。
単独では、一定の地力の裏付けは取れた…と考えたい。
あとは、前半で脚を使いつつ→道中で溜めを効かせられるかどうか?(リズム)
春の本番の前に、その点をしっかり確認できればいいのだが…。

ビーチサンバ
中団やや後ろの絶好のポジション。直線は、外の2頭に一気に来られて、少し
遅れるようにして進出→粘り強い脚を見せて3着になだれ込み。
鞍上の動きを見ると、直線に入った所で外をチラ見→そこから全力という内容。
本来ならば、満を持して真っ直ぐに力を使う…という好騎乗だと思うのだが、
直線で加速しづらい今回に関しては、それが裏目に出たイメージ。
勝ち馬との比較では、地の強さという部分で現状負けている雰囲気もあるが、
一応これは巻き返す可能性も視野に入れて、しっかりと注目していきたい。

シェーングランツ
中団後ろ~後方からじっくり。直線、馬群を中から→外に捌きながら…という、
スムーズな競馬が出来なかった部分はあるが、大きな走りで、とにかく今回は
スピードに乗って行かないイメージだった。
瞬間的な加速という点には元々少し懸念のあった馬だが、アルテミスSの終いを
伸び切った内容から考えると、トップギアまで入れられていない雰囲気だし、
これはある程度度外視できるのかも。
タイプ的に距離延長も良さそうだし、長い目で見守りたい感覚。

プールヴィル
ある程度好位のインから、直線少しカットされる形になり、一旦立て直しつつも
→最後粘り腰を発揮しての好走。
小柄だが、地の強さがあり、いかにもヨーロッパの馬らしいタイプ。
切れよりも地力…という性質のレースになったことが向いた可能性はあるが、
それでも他は基本差しという中での掲示板確保は、やはり評価できる。
この先は、スピードや決め手でどこまで?という部分が課題になりそうだが、
とりあえず短絡的に、フィリーズレビューというのは思い浮かぶ。動向に注目。





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