2018年12月10日月曜日

香港国際競争ざっと回顧(ラップタイム&雑感)2018



香港ヴァーズ




2018年 25.09-23.70-25.63-24.59-24.34-23.21 2.26.56

1着エグザルタント 25.13-23.82-25.59-24.59-24.22-23.21
2着リスグラシュー 26.29-23.54-25.63-24.43-23.82-22.88 2.26.59
10着クロコスミア 25.09-23.70-25.63-24.59-24.38-24.56 2.27.95

日本基準で言えばもちろんそこまでではないが、このレースとしては前半が
かなり速い流れ。クロコスミアの作った展開は楽ではない。
その分、後半はじっくりと待ってから→直線だけが速くなる形。
適性的には、純粋な持久力&切れというレース。まあまあ日本式。

1⇔2着、3⇔4着を、ともに好位⇔後方の馬が分け合った格好で、ギリギリ
まで溜められた前の馬と、前半脚を使っていない後ろの馬が並んだところが
ゴール。これも日本競馬で良くあるパターン。

リスグラシューは、展開的にはまった部分もあるが、どちらにしろ、全体の水準
自体は高めなので、改めて力を示した…という扱いにはなる。
欲を言えば、勝負所をもう少し締め付けて、周りを道連れにしてくれていれば…
だが、それはまた次の機会に期待したい。



香港スプリント




2018年 23.76-22.43-22.66 1.08.85

1着ミスタースタニング 23.92-22.43-22.50
8着ファインニードル 24.08-22.47-22.93 1.09.48

全体的に少し落ち着いた流れだが、その割りに上がりがあまり伸びない形。
放送では北風と言っていたので、一応は向かい風だったのかも知れないが
(直線は南西から→北東方向に伸びている)、他のレースの内容から考えても
そこまでの影響があったとも思えない。
むしろ2013年のラスト2F:21.89が、平均を押し上げ過ぎているのかも…。
(要はロードカナロアが凄過ぎ!)

どちらにしろ、ラップのバランスからは、はっきり上がり勝負寄り。
(持久力勝負で王者になった)ファインニードルに向いていたとは言えない。
ゲート裏の事件によって、走る前に競馬が終わっていた(精神状態?)という
ことだし、実際にそうなのかも知れないが…、それだけでは片付けたくない
気もする。(ラビットが欲しかった…)



香港マイル




2018年 24.54-22.43-23.67-22.88 1.33.52

1着ビューティージェネレーション 24.58-22.39-23.67-22.88
2着ヴィブロス 25.02-22.83-23.31-22.83 1.33.99
5着ペルシアンナイト 25.18-22.91-23.11-22.97 1.34.17
7着モズアスコット 25.42-22.91-23.07-22.96 1.34.36

スタート直後は平均弱くらいだが、次の2Fがかなり速い流れ。その後一旦
落ち着きつつ→直線で再加速…という形。
前半が速く、3~4コーナーで押し上げやすい点から、もっと差しが迫っても
良さそうなものだが、前からの圧倒的な押し切り。
勝負所で一旦溜められた…というのはあるにしろ、これは勝ち馬が強い。

ペルシアンナイト&モズアスコットは、早い段階から脚を使って、なし崩し的に
脚を使ってしまった感もあるが、これはあまりいい訳もできないかも…。
ヴィブロスは、ポジション的に少し仕掛けを待てた…というのはあるが、後ろの
2頭よりも速い上がりでまとめての2着は立派。これで引退?
1度日本のマイルで見てみたかったが…。



香港カップ




2018 25.88-24.68-24.06-24.09-23.00 2.01.71

1着グロリアスフォーエバー 25.88-24.68-24.06-24.09-23.00
2着ディアドラ 27.40-24.68-23.74-23.69-22.37 2.01.88
4着サングレーザー 27.08-24.68-23.74-23.81-22.79 2.02.10
9着ステファノス 27.64-24.68-23.70-23.69-22.75 2.02.46

多少の緩急の違いはあるが、おおよそ平均くらいの流れ。大きな特徴としては
4つ目のラップの遅さ。前はそこで溜めて→直線押し通した格好。

スローペースという訳ではなく、それなりに淀みのない流れではあるが、あれ
だけの縦長というのは、後続が前半少しサボり過ぎ。
その結果、早い段階から脚を使う形になり(勝ち馬は3つ目のラップをある程度
締めたことも勝因の1つ)、前が溜めている間に消耗して→直線伸びを欠いた。

ポジション的にディアドラはやはり難しい立場。それでも最後22秒台前半で
伸び切って→迫った内容は、見た目通りに素直に評価できるはず。
2つめのG1はすぐそこ…には思える。



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