2019年1月13日日曜日

日経新春杯展望(ラップ傾向&予想)2019



まとめ
  • 前半でしっかり引っ張られつつ、後半は長い脚を使う展開。
  • 持久力&持続力が問われる。
  • 予想◎ガンコ

過去のラップタイム

2018 12.9-11.4-11.7-13.0-13.0-12.6-12.3-12.5-12.3-11.6-11.4-11.6
2017 12.8-11.5-11.3-12.2-12.4-12.3-12.3-12.5-12.0-12.5-11.8-12.1
2016 13.1-11.2-11.8-13.0-12.9-12.4-12.8-12.0-11.6-11.7-11.8-11.6
2015 12.8-11.3-11.6-12.4-12.4-12.3-12.6-12.7-12.3-11.6-11.3-11.5
2014 13.1-11.5-11.3-12.3-12.0-12.8-12.5-12.2-12.0-11.9-11.0-11.8
2013 12.5-11.6-11.8-12.2-12.3-12.3-12.5-12.5-12.1-11.9-11.6-11.7
2012 12.3-11.0-11.3-12.2-12.3-12.5-12.4-12.8-11.8-11.5-11.7-11.9
2011 12.6-10.8-10.8-12.7-13.2-12.6-12.6-12.9-11.9-11.1-11.6-11.8
2010 12.7-10.3-11.0-12.4-12.5-12.4-12.3-12.9-12.1-11.9-12.1-11.8
2009 12.7-11.3-11.7-12.7-12.7-12.6-12.6-12.1-11.6-11.9-11.9-12.8

過去10年の平均ラップタイム
12.75-11.19-11.43-12.51-12.57-12.48-12.49-12.51-11.97-11.76-11.62-11.86
2.25.14




ラップ傾向

(過去記事の転載)

ラップタイムを見ると、スタート直後がある程度速く流れて、道中は一旦は落ち
着く展開となり、その後3コーナー付近からレースが動き出して、ほぼ確実に
ロングスパートという形になる。

形としては一応上がり勝負のようにも見えるのだが、前半がしっかりと速くて、
道中もまずまずの水準では流れるために、"速い脚を使える"ということよりも、
とにかく"止まらないこと"が重要になる舞台。
当然中心になるのは、持久力&持続力を備えたスタミナタイプだと言える。

脚質的にも、(相対的に)少しでも前半で脚を使わない差し馬が基本的には有利
だと言えて、(結果的に切れ負けしていても)展開に関わらず、最後まで確実に
伸びてくるようなタイプには特に注目しておきたい。


好走する条件
・持久力&持続力があること



予想

とにかくこの開催は、オーバーシードどころではなく、洋芝が野芝を駆逐でも
したかのように、時計が掛かっている状況。
当然ここは、スピード不問と考えて、実質的なパフォーマンスを比較しつつ、
シンプルに選んでみたい。
…と言いつつ、候補は果てしなく多い。とても荒れそう…。
△以下には敢えて差をつけず、両手両足を広げて待ち構えたい感覚。

◎ガンコ
元々長くダートを走っていて、芝転向後は(昨年今頃の)寒い時期に活躍。
経歴中、最も高いパフォーマンスと言えるのは、道悪の同舞台・松籟Sで、その
レベルに達している馬はほとんどいないし、今の状況にもつながっていいはず。
巻き返しがあるなら、ここしかない!という場面。
結果を出せない馬場の速い時期でも、G1以外はそれなりの着には入っていて、
状態が悪い訳ではないだろうし、今回はベストと思えるコンビに戻った。
斤量は背負うものの、人気は甘く、これは推し切ってみたい。

○ムイトオブリガード
速い馬場でもしっかり結果を残しているが、この馬も元々ダートを走っていた
訳だし、時計の掛かる状況は問題ないはず。
パフォーマンス的には、好内容を示しているメンバーが揃っているので、抜けた
扱いには出来ないが、青嵐賞&町田特別の内容であれば、ここでもやはり上位。
終いを伸び切れて、一応展開を問わないという部分でも、一定の信頼は置けそう
だし、とりあえず、軸的なポジションには配置しておきたい感覚。

▲ケントオー
昨年、道悪の京都記念では、トップオブトップの馬たちを相手にしての5着。
ディアドラやミッキーロケットに堂々と勝っている馬。
その時の道中~上がりで示したパフォーマンスは単純に高いし、とにかく地脚の
強さが問われる状況では強い。
前走では、浮上は出来ていないが自身の内容は悪くなくて、状態も問題なさそう
だし、圧倒的な最下位人気だが、今の状況なら1発だってあってもいい。注目。

注ウインテンダネス
とりあえず、ジャパンC&目黒記念&緑風Sで示したパフォーマンスは高くて、
ここでも普通に上位扱いになる。
内田Jが跨ったレースでは、前半じっくり入って→道中~上がりという脚の使い
方で、自身の持ち味を引き出すような競馬をしていて、相当掴んでいる雰囲気。
高速馬場で飛躍した馬ではあるが、道悪での勝利もあるタイプだし、今の状況に
対応する可能性もあっていいはず。

△ルックトゥワイス
前走グレイトフルSは、トップハンデを背負いつつ、後半かなり締まった展開を
最後まで落とさずにしっかり抜けての完勝。
単純なパフォーマンス比較では、意外とそのレースは引っ掛からないのだが、
青嵐賞や緑風Sの内容ならば十分。
京都は初だが、脚の使い方的にははまる可能性があるし、注目はしたい存在。

△シュペルミエール
前走オリオンSは、前半は歩いた格好だが、トップハンデで、道中をかなり高い
水準で進めつつ→上がりをしっかりとまとめての勝利。
直線が向かい風だったことを考えると、もう少し末を伸ばせてもいいだろうし、
とりあえずそのパフォーマンスは、ここに対しては十分な裏付けになる。
スピード不問の恩恵は受けそうな馬。可能性は考えたい。

△ノーブルマーズ
宝塚記念3着。その時は、インからコーナリングで上手くポジションを上げた
格好だが、パフォーマンス自体は高く、目黒記念も含めて、やはり地力は上位。
末を伸ばす…というイメージの馬ではないので、本質的にはこのコースではなさ
そうだが、今の状況ならば、積極的な位置取りから→何とかしてしまう可能性は
一応あっても良さそう。注目はしたい。

△グローリーヴェイズ
まず単純に、今回一応最も評価した、ガンコの松籟Sのパフォーマンスに届いて
いるのは、この馬の佐渡Sだけ。
しかしそれは、距離も馬場も全く異なった条件…というのが悩みどころ。
あまり馬格のないディープ産駒が得をする馬場ではない…というのは間違いなく
言えるし、ここは相手の1頭に止めたい。

△メイショウテッコン
基本的に、前半飛ばしつつ、(ラップ的には)一旦しっかり溜めるという競馬を
している馬なので、道中の水準の部分では、ここでは裏付けが意外と薄い扱い。
それでも、最後はしっかりと惰性が効いて、やはり持久力はある馬だと思うし、
何よりも、周って来るだけで体力を消耗するような状況なので、武豊Jに乗り
替わる(戻る)ことはプラス。推し切れはしないが、残る可能性は考えたい。

△サラス
前走オリオンSは、シュペルミエールには差をつけられているが、この馬も道中
~上がりでなかなかのパフォーマンスを示している。
大きな走りをするタイプで、この手の舞台でこそだし、今回は500kg超の馬に
49kgという、裸同然で競馬が出来る。
ここではおそらく後ろからになりそうだが、他がしっかり止まるようなら。




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