2009年2月19日木曜日

フェブラリーSの傾向 2009


フェブラリーS過去10回分のラップタイム
過去のラップタイムを見てこのレースの傾向を探ってみたい。

2008(ヴァーミリアン:1.35.3)
12.4-10.9-11.5-11.9-12.4-12.4-11.7-12.1

天候:晴 芝:良
上り4F:48.6 3F:36.2
前半4F:46.7
勝ち馬コーナー通過:05-03
勝ち馬上り3F:35.9


2007(サンライズバッカス:1.34.8)
12.4-10.6-11.6-12.0-12.3-12.0-11.5-12.4

天候:晴 芝:不良
上り4F:48.2 3F:35.9
前半4F:46.6
勝ち馬コーナー通過:10-10
勝ち馬上り3F:35.0


2006(カネヒキリ:1.34.9)
12.2-10.7-11.0-11.4-12.1-12.9-12.3-12.3

天候:曇 芝:良
上り4F:49.6 3F:37.5
前半4F:45.3
勝ち馬コーナー通過:10-08
勝ち馬上り3F:35.7


2005(メイショウボーラー:1.34.7)
12.3-10.8-11.1-11.6-12.0-11.9-12.3-12.7

天候:小雨 芝:不良
上り4F:48.9 3F:36.9
前半4F:45.8
勝ち馬コーナー通過:01-01
勝ち馬上り3F:36.9


2004(アドマイヤドン:1.36.8)
12.7-11.2-11.9-12.4-12.6-12.5-11.7-11.8

天候:晴 芝:良
上り4F:48.6 3F:36.0
前半4F:48.2
勝ち馬コーナー通過:07-07
勝ち馬上り3F:35.5


2003(ゴールドアリュール:1.50.9)
中山開催のため省く


2002(アグネスデジタル:1.35.1)
13.0-10.8-11.3-11.7-12.0-12.0-12.0-12.3

天候:曇 芝:良
上り4F:48.3 3F:36.3
前半4F:46.8
勝ち馬コーナー通過:06-06
勝ち馬上り3F:35.6


2001(ノボトゥルー:1.35.6)
12.7-10.9-11.5-12.0-12.0-12.1-11.9-12.5

天候:晴 芝:良
上り4F:48.5 3F:36.5
前半4F:47.1
勝ち馬コーナー通過:07-07
勝ち馬上り3F:35.7


2000(ウイングアロー:1.35.6)
12.2-10.6-10.9-11.6-12.4-13.0-12.4-12.5

天候:曇 芝:良
上り4F:50.3 3F:37.9
前半4F:45.3
勝ち馬コーナー通過:16-16
勝ち馬上り3F:35.9


1999(メイセイオペラ:1.36.3)
12.3-11.4-12.0-12.4-12.2-12.1-11.5-12.4

天候:晴 芝:良
上り4F:48.2 3F:36.0
前半4F:48.1
勝ち馬コーナー通過:05-05
勝ち馬上り3F:35.6


1998(グルメフロンティア:1.37.5)
12.7-11.6-12.0-11.8-12.2-12.3-12.5-12.4

天候:曇 芝:良
上り4F:49.4 3F:37.2
前半4F:48.1
勝ち馬コーナー通過:06-06
勝ち馬上り3F:36.7


過去5年の平均ラップタイム(改修後に限定)
12.40-10.84-11.42-11.86-12.28-12.34-11.90-12.26
1.35.30(46.52-48.78)




傾向
過去のラップを見ると、前半が速く、道中はあまり緩まないものの
一旦ペースが落ち着き、ラストは切れ&持続力が問われる流れ。
だいたいの傾向はこんな感じだが、これにはレベルの高いG1故の
特徴も含まれており、もう少し詳しい特徴を掴むためにコースそのものの
傾向を調べておきたい。

東京D1600mというコースがどのような特徴を持っているかを知るために
まずは条件戦のラップタイムを見てみる。

クラス別平均ラップ(500万~1600万)


前半~道中はクラスが上がるにつれてペースが速くなるが、注目すべきは
ラストのラップは各クラス間であまり差がない。
つまりこのコース自体は勝負所までどれだけ余力が残っているかが問われ、
各馬の地力が試されるような設定になっている。
(このコースで紛れが少ないのはこのため)

さらにレベルが上がるとどうなるか。

クラス別平均ラップ(1600万~G1)


これを見ると、下位のクラスと同様にレベルが上がるにつれて基本的に
前半は速くなるが、高いレベルのレースでは道中~ラストまであまり
ラップが落ちない。
さらにG1ともなると勝負所ではかなりの加速を示しており、相当な
切れ味も問われるということが分かる。

したがってフェブラリーSでは、相当な地力の高さがまずは問われ、
(まあG1なんだから当然だが…)
半端な実力では勝負所まで余力を残せず、そこで振り落とされる。

そこから上位を目指すには、ラストまで脚を伸ばすための持続力を持って
いることが必要で、さらに勝ち負けまでを考えるなら、単純に地力が高い
だけの他力本願タイプの馬では足りず、勝負所で積極的に動いていける
ような切れを持ったタイプでないと厳しい。

このようにいくつかのフィルターにかけられて勝ち馬は厳選されるために
あまり番狂わせは期待できず、もしあったとしてもそれは地が強い馬が
不当に低い評価を受けていた場合くらいで、それでも上記のように切れが
なければ勝ち負けまでは厳しく、3着争いがいいとこ。


好走の条件
・地力(持久力)の高い馬…大前提
・持続力があること

勝ち負けする条件
・切れ持っていること





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