2009年3月7日土曜日

チューリップ賞展望 2009


改修後はまだ2回しか行われていないが、
一応過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2008 12.6-11.2-12.3-12.6-12.6-12.0-10.7-11.8
2007 12.4-10.9-12.1-12.2-12.2-11.1-11.0-11.8

阪神1600m平均ラップタイム



傾向
改修後の2回で極端にレベルの差はあるものの、ともに道中が緩んでの
究極的な切れ味勝負となっている。
もともとこのコースは道中が緩む流れにはなりやすいのだが、ステップレース
なので本気で飛ばしていくような馬も少なく、ゆったりとしたペースに
落ち着きやすいという面があるのだろう。

このような流れでは勝負所での切れと直線でトップスピードを持続する力が
必要となり、予想の流れとしてまずは末のしっかりした馬を選ぶところから
始めるのが良さそう。

ちなみに昨年の阪神JFがちょうど同じような流れとなっており、当然ここへ
直結する可能性は高い。

'08阪神JF 12.4-11.0-11.8-12.1-12.3-11.9-11.3-12.4

その阪神JFは(おそらく1秒程)時計の掛かる馬場だったことを考えても
ウオッカ、ダイワスカーレットにはさすがに届かないものの、少なくとも
去年のクラシック世代よりかは強い内容。
そこから3ヶ月間の成長を考慮すれば、(地力不問のチューリップ賞なら)
2007年に近いレベルまで達するのかもしれない。


好走する条件
・勝負所での切れ味を持っていること
・末脚の持続力があること


予想
逃げるのはカウアイレーンかハッピーシャトルか分からないが、どちらにしても
それほど流れを引っ張るようにも思えず、やはり緩んだ末の切れ&持続力勝負
になると想定して予想する。

◎ブエナビスタ
成長分がなくても阪神JFの内容で十分に勝ちきれるレベルなのだから
本命はこの馬で仕方がない。
緩んだ流れになった時点でこの馬の真の強さを確認するのはまた次回という
ことになるが、ここは持ち前の切れ味を堪能できれば…まあいい。

○ブロードストリート
前走京都の内回り1600mで直線のみの勝負で突き抜けているのだから
切れは確実にある。
そして道中が緩い新馬戦と多少締まった前走で全く同じ脚を使えているの
だから地力の面でもこの中では上位であることは間違いない。
この馬を対抗に選んだ時点で馬券的には何の面白みもなくなってしまうが
他に信用できるほどの存在もいないので…。

▲カウアイレーン
この馬の場合状態も分からないし、もう1戦見てからとも思うのだが、
初戦では切れを、2戦目では持続力をともに相当なものを持っているところを
見せている。
ブエナビスタまではさすがに抑えられないかもしれないが、展開次第では
後ろの馬を完封してもおかしくない。

注マイティースルー
フェアリーSのように切れさえあれば前の馬が残ってしまう舞台では何も
できなくなってしまうが、長い直線の持続力勝負であればもう少し力を
発揮できるはず。
ただし切れがあまりなく勝負所でそれほど動けるとも思えないので、前の馬に
持続力が備わっていたら複勝圏内までがいいとこ。

△ジェルミナル
地力はまずまず高く、切れも持っているが、現段階では末の持続力には
疑問を感じる。
能力である程度好走はできても勝ち負けしているところには少し遠い気がする。




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