2009年3月22日日曜日

阪神大賞典展望 2009


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2008 63.8-65.9-12.4-11.8-11.4-11.3-12.1(59.0)
2007 65.1-64.1-12.9-11.7-10.9-11.4-12.2(59.1)
2006 60.9-64.3-13.3-12.8-11.9-12.0-13.6(63.6)
2005 60.4-65.3-12.9-12.6-11.5-11.4-12.1(60.5)
2004 63.8-65.4-12.6-11.8-11.4-11.3-12.1(59.2)
2003 61.6-64.8-12.5-12.1-11.7-11.3-11.9(59.5)
2002 66.1-63.9-11.9-11.4-11.1-11.4-12.1(57.9)
2001 59.8-63.4-12.2-11.9-11.8-11.6-11.8(59.3)
2000 60.3-66.6-12.8-12.5-12.7-12.3-12.2(62.5)
1999 63.2-67.3-13.0-12.4-12.1-12.0-13.4(62.9)

過去10年の平均ラップタイム
62.50-65.10-12.65-12.10-11.65-11.60-12.35(60.35)
3.07.95




傾向
前半~道中は1F平均で12.8秒というこの距離としてもかなりゆったりとした
ペースになり、完全な上がり3F~4Fの勝負になる。

これだけペースが遅いと本来この距離では厳しいような中距離馬でももって
しまいそうにも思えるのだが、過去の成績を見ても実際にはやはり最低限の
持久力の裏付けは必要なようで、それが大前提の条件になる。

ある程度の持久力を持っている(つまり勝負所で余力が残っている)馬の中で
勝負を決めるのは、まずは当然のように勝負所での切れ味。
そしてペースが緩いために上位の馬は最後まで止まらない可能性が高いので
末脚の持続力も重要となる。

脚質的にはそこまで有利不利ということもないのだが、
(脚質以上に地力が物を言うので)
それでも同じ強さを持った馬同士を比べるのであれば、前から進められる
馬の方が残る可能性は高い。


好走する条件
・持久力(条件としては緩いが…)
・ある程度好位につけられること
・切れ&持続力を持っていること


予想
一応3頭が中心だが、とにかくこれだけ道中が遅いとなると、本来ならば持久力で
振り落とされるはずの馬が、上がりの性能だけで残ってしまう事態も想定される。
したがってここで必要な最低限の持久力を持ち、好位から速い脚が使えるならば
能力の壁を越えても不思議はない。

◎オウケンブルースリ
単純な上がり性能ならここではスクリーンヒーローに次ぐという存在だが、
地力ではおそらくナンバーワン。
脚質的にどうしても2頭よりも後ろになってしまうとは思うが、3~4コーナーで
前との差が詰められる内回りであれば何とかなりそう。
そしてそれをやっても最後まで脚が続く持続力を持っていることが何よりの強み。

○アサクサキングス
叩き2走目で他の2頭よりも条件はいいのだが、どうしてもラスト1Fで止まる脚が
ネックとなり、それ故に上がりの性能では2頭には及ばない。
対抗に押したのは単純にスクリーンヒーローの評価を下げたからで、本来ならば
3番手が妥当なところ。

▲スクリーンヒーロー
道中が揺るんでの上がり勝負ならここでは圧倒的なパフォーマンスを発揮
できる馬で、本来ならば本命でもよかった。
しかし勝負所での切れがなく、斤量も1kg余分な気がしてならず、ここを勝ち
切れるかどうかには疑問が残るので評価を下げた。
それでも勝負所で上手く立ち回れたら頭まで考えておく必要はあるが…。

注ナムラクレセント
好位からでもある程度良い脚が使えるが、それでも上の3頭には上がりでは負ける。
上位浮上があるとすれば、アサクサキングスが最後に止まるような展開に
なったときくらい。

△ヒカルカザブエ
持久力もまずまず、上がりもまずまずといったところで積極的に押せる要素は
ないが、道中が緩んだ展開であればナムラクレセントとそれ程変わらないくらいの
パフォーマンスを発揮できてもおかしくない。

△ニホンピロレガーロ
上がりの性能だけならここでも上位を狙えるくらいのものを持っているが、
道中での位置取りがここでは後方になるだろうから掲示板争いくらいが妥当。

×トウカイトリック
最近のこの馬は中距離にはある程度対応できる強さがついた代わりに、長距離での
持久力をどこかに置き忘れたかのようなパフォーマンスが続く。
本来なら条件は合うが、今の状態では無理。

×デルタブルース
本来は持久力が高く、速い上がりにも対応できる馬だが、やはり1年以上の
ブランクを挟んでの出走ではさすがに難しい…。
この馬が来たら事故とでも思うしかない。




- PR -

0 件のコメント:

コメントを投稿

- PR -