2009年10月21日水曜日

秋華賞回顧 2009


レース総括
■前半速く、道中がやや緩み、(後続にとっては)ロングスパートの形
■持久力&持続力勝負


秋華賞結果
レッドディザイア1.58.2 34.5 08-08-05-05
ブエナビスタ1.58.2 34.3 10-10-09-10
ブロードストリート1.58.4 34.3 14-13-13-14
クーデグレイス1.58.5 35.1 03-03-03-02
ミクロコスモス1.58.6 34.2 18-17-17-17
ジェルミナル1.58.8 34.7 10-12-13-10
ワンカラット1.58.9 34.7 14-15-13-14
アイアムカミノマゴ1.59.1 34.7 14-15-16-17

天候:晴 芝:良
上り4F:47.4 3F:35.2
前半1000m:58.0
12.3-10.3-11.4-11.9-12.1-12.8-12.2-12.0-11.6-11.6




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半は過去の平均と比べても相当に速くなって、道中は
逆に平均をやや下回る流れで、上がり3Fはまた例年の水準に戻るという形。

とにかく今回の特徴は、過去に例のないくらいの前半の速さで、ここまで速く
なると道中が少しくらい緩んだとしても前の馬には相当に厳しい展開だった。
実際にある程度上位の馬を見渡してもその大半が後方から進めた馬で占められて
いて、如何に前半が厳しかったかが窺える。

また今回のラップは前の馬がかなり飛ばして刻んだものなので、後続の馬(特に
上位を占めた馬)が実際に刻んだラップの形を考えておくと、まず前半はやはり
前に引っ張られて例年のレベルを遥かに超えたスピードで進めているはず。

道中は3F~5Fの間で前との差が広がっていることから、その部分では少し緩み、
3コーナーの坂の頂上を迎える前の段階で既に差が詰まっていることから、
6F目の緩みはほとんど無関係。

上がりの部分では、下り坂に差し掛かったあたりから前とは全く違うスピードで
迫っていて、見た目のラップとは違って、ある程度ロングスパートの形になって
いたと考えられる。

したがってこのレースでは前半の速さ由来の持久力(地力の高さ)に加えて、
終いの部分ではかなり持続力が問われる展開だったと言えそうで、単純に
勝ちタイムだけでなく、その内容面でも十分にレベルの高いレースだった。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

レッドディザイア
前半の速さに相当引っ張られつつも、勝負所では積極的に押し上げ、そのまま
最後まで速いスピードをしっかり持続させて勝ち切ったパフォーマンスは
際立っていた。
この内容であれば、距離延長はプラスという馬ではないものの、古馬と戦っても
十分主役級の活躍は期待できそう。

ブエナビスタ
予想の段階で心肺機能の高さで走るタイプの馬が(筋肉に負荷の掛かる)中距離
レースを耐え切れるかどうか…というような文面を載せたが、それは思いっきり
この馬を思い浮かべながら書いたものだった。
したがって今回に限っては少し疑った見方をしたのだが、例外的に前半が速く
なったレースでハナ差まで迫ったのだから、やはり強いというのが第一の感想。
ただしそれは(個人的な)予想を大きく上回るという程でもなくて、降着が
なくても、大筋の予想とは違って内を回ってきても、結局届かなかったという
内容を考えれば、上記した懸念は完全に払拭できたとは思わない…。
ともあれ、ここよりかは明らかに持ち味の持久力(心肺機能)の高さが活きる
エリザベス女王杯においては、その点に関して何の問題もなく、パフォーマンス
的な向上は間違いないので、当然のように期待していいはず。

ブロードストリート
地力の高さと末の持続力に関しては、前走の段階でかなりのものを示しているの
だからその点は疑いようもないが、上位(入線)の2頭との比較では、この馬の
方は展開的に嵌った感も否めず、実力的に同等と見るのは少し危険。
特にタイプ的に持久力(心肺機能)というよりも、地脚の強さで結果を出して
いる馬だけに、距離が伸びた場合のパフォーマンスには注意しておきたい。

クーデグレイス
位置取り的に前半の速いペースに相当引っ張られたはずで、それでもここまで
粘っているのは相当な能力の持ち主という証。
これ以上距離が伸びたらどうかという問題はあるが、このくらいの距離であれば
すぐにでも巻き返してくるだろうし、次戦以降で相手弱化となれば普通に圧勝
しても不思議ではない。
ハイエナ根性でしばらく追いかけたい。

ワンカラット・アイアムカミノマゴ
位置取り的に展開面で嵌った感は否めないが、それでも適距離とは言えない
舞台でのハイペース戦での結果なので、その地力の高さは評価できる。
当然距離短縮で巻き返してくるだろうし、注目しておきたい。




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