2010年7月1日木曜日

帝王賞回顧 2010



2010年帝王賞ラップタイム
12.2-11.0-12.2-12.6-12.4-12.4-12.8-12.8-12.0-13.0




サクセスブロッケンが他の速い馬を制してまで飛ばして行ったことで、前半が
かなりのハイペースになり、道中もそのままほとんど緩まずに流れたために、
相当な持久力が問われるレースだったと言える。

その後3~4コーナーは少しだけ落ち着き、直線に入って一気に加速する展開
にはなっているが、上がりのタイム自体は掛かっていて、切れるタイプよりも
持続型の馬の方が、終いの部分では浮上してきたという印象。

その中で勝ったフリオーソは、厳しい流れを2番手から進め、周辺にいた馬が
ほとんど潰れる展開を押し切るという文句なく強い内容。
直線も満を持しての追い出しから一気に加速し、後続が置かれた時点で勝負は
決まり、とにかく余力の差は明らかだった印象で、単純に中央勢の不甲斐なさ
というだけでは片付けられないパフォーマンスだったと言えそう。

2着のカネヒキリに関しては、適性的にはこの展開は合っているタイプだが、
それでも休み明けでもしっかり地力を発揮していて、状態さえまともであれば
まだまだ出来そうな雰囲気。本当に凄い馬。

あとはサクセスブロッケンは、フェブラリーSレベルのスピードで逃げるという
どう考えても無茶な内容だったので、普通に巻き返しに期待したいところだが、
ヴァーミリアンに関しては、休み明けとは言え、位置取り的にも恵まれた方
なのに、何1つとして出来なかった内容では、明らかに状態面に問題があって、
さすがにそろそろ衰え…という部分も考慮しなければならないのかも知れない。


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